昨日深夜に「僕たちは世界を変えることができない。」という映画の紹介番組を2つ連続でやっていた。この映画は略称で「僕せか」と呼ばれているらしい。
カンボジアに小学校を建てようというボランティアを始めた青年の実話を映画化したものだ。
番組の1個目は映画の舞台となった同じ場所を主人公と同じ年代の大学生がたどるというドキュメントだった。カンボジアのポルポト政権下に市民が拷問され殺された場所やエイズ患者の病院、地雷撤去現場や地雷で足を失った少女の家、そして、現在完成した小学校などを訪ねていった。どこも、日本とは異なることばかりで、厳しい現実が目の周りにあった。
戦争はやはりいけないとしかいえない。同じ地球上でいっしょに生きているのに、知らないことばかりだと気付かされる。情報化社会といいながら、一方的な情報しか流れない。気をつけていないと、一機に足元をすくわれる時代だ。
こういう映画を小学校高学年以上の学生をお持ちの親が見に連れて行ってくれればいいなあと思う。たぶん、今の親はアニメや戦隊ものに連れて行けばいい親なんだろうと思う。しかし、今の子供たちは混乱する親たちが作った社会の影響を受け、早く大人に成ることを強いられている。しかも「受験勉強に勝つため」に。
子供たちは大人が思っている以上に大人社会を見ているし理解する能力を持っている。そのことを理解して「僕せか」みたいな映画を見せて、世界を広げてあげることもいいのではないかと思う。
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