伊藤ファミリーBLOG

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【今日の聖句】 2019/06/23

2019-06-23 06:40:14 | 今日の聖句
箴言 序 1:7 新共同訳

主を畏れることは知恵の初め。
無知な者は知恵をも諭しをも侮る。

人の知恵や処世術を学ぶことは対処療法のようなものに過ぎません。天地万物を造られた主を畏れ、神の御言葉から謙虚に学ぶことこそ根本治療、私たち全人類を罪から救う真理に至る唯一の道です。永遠に変わることのない神に、まことの知恵を求める私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/pro.1.7.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2019/06/22

2019-06-22 07:30:05 | 一日一章・聖書通読日記
創世記 9:1-7

神はノアとその子らとを祝福して彼らに言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ。 地のすべての獣、空のすべての鳥、地に這うすべてのもの、海のすべての魚は恐れおののいて、あなたがたの支配に服し、 すべて生きて動くものはあなたがたの食物となるであろう。さきに青草をあなたがたに与えたように、わたしはこれらのものを皆あなたがたに与える。 しかし肉を、その命である血のままで、食べてはならない。 あなたがたの命の血を流すものには、わたしは必ず報復するであろう。いかなる獣にも報復する。兄弟である人にも、わたしは人の命のために、報復するであろう。 人の血を流すものは、人に血を流される、神が自分のかたちに人を造られたゆえに。 あなたがたは、生めよ、ふえよ、地に群がり、地の上にふえよ」。

箱舟から出たノア一家に、主は「生めよ、ふえよ、地に満ちよ。」とご命令されました。この言葉は創世記1章28節で最初の人アダムとエバにお命じになったときと全く同じ言葉です。地上に増殖した罪と悪を洪水によって完全に滅ぼし尽くした神は、生き残った、否、生かされたノア一家を最初の人アダムと同等とみなして、再び天地創造の御業をやり直されたのです。そして神は人間の食料として、植物だけでなく動物の肉を食することを許されました。ただし、いのちの源である血については避けるように命じられました。そして血を流す者には神が自ら報復すると戒められ、無用の殺生を禁じられました。私たちもまた神から、この世界を正しく治める使命が与えられている自覚を持ち、またいのちの尊厳を守る者でありたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/gen.9.1-7.ja1955

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創世記 9:8-11

神はノアおよび共にいる子らに言われた、 「わたしはあなたがた及びあなたがたの後の子孫と契約を立てる。 またあなたがたと共にいるすべての生き物、あなたがたと共にいる鳥、家畜、地のすべての獣、すなわち、すべて箱舟から出たものは、地のすべての獣にいたるまで、わたしはそれと契約を立てよう。 わたしがあなたがたと立てるこの契約により、すべて肉なる者は、もはや洪水によって滅ぼされることはなく、また地を滅ぼす洪水は、再び起らないであろう」。

大洪水によってこの地上から悪を滅ぼされた神は、再び洪水によって地上のいのちあるものを滅ぼすことはしないと契約を立てられました。契約には相手が必要です。この契約は、霊であられる神と、肉の存在である全人類、そして箱舟から出たすべての生き物との間に立てられた永遠の契約です。ですからこの後の世に行われた神の裁きには、水害は出てきません。神は真実で正しいお方、一度結ばれた契約を不履行にすることなど決してないお方です。

https://www.bible.com/bible/81/gen.9.8-11.ja1955

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創世記 9:12-17

さらに神は言われた、「これはわたしと、あなたがた及びあなたがたと共にいるすべての生き物との間に代々かぎりなく、わたしが立てる契約のしるしである。 すなわち、わたしは雲の中に、にじを置く。これがわたしと地との間の契約のしるしとなる。 わたしが雲を地の上に起すとき、にじは雲の中に現れる。 こうして、わたしは、わたしとあなたがた、及びすべて肉なるあらゆる生き物との間に立てた契約を思いおこすゆえ、水はふたたび、すべて肉なる者を滅ぼす洪水とはならない。 にじが雲の中に現れるとき、わたしはこれを見て、神が地上にあるすべて肉なるあらゆる生き物との間に立てた永遠の契約を思いおこすであろう」。 そして神はノアに言われた、「これがわたしと地にあるすべて肉なるものとの間に、わたしが立てた契約のしるしである」。

二度と洪水によって地上を滅ぼすことはしないと契約を立てられた神は、そのしるしとして空に虹を立てられました。虹は英語で Rainbow と綴りますが、Rain (雨)と Bow(弓)の組み合わせです。その形から、地上から天に向かって弓が引かれています。これは、もしこの約束を破ったら、その矢の向く先は天、すなわち神が責められるというものです。神が一方的に約束された御言葉を、私たちは信じ受け入れる、ただそれだけでよいのです。

https://www.bible.com/bible/81/gen.9.12-17.ja1955

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創世記 9:18-29

箱舟から出たノアの子らはセム、ハム、ヤペテであった。ハムはカナンの父である。 この三人はノアの子らで、全地の民は彼らから出て、広がったのである。 さてノアは農夫となり、ぶどう畑をつくり始めたが、 彼はぶどう酒を飲んで酔い、天幕の中で裸になっていた。 カナンの父ハムは父の裸を見て、外にいるふたりの兄弟に告げた。 セムとヤペテとは着物を取って、肩にかけ、うしろ向きに歩み寄って、父の裸をおおい、顔をそむけて父の裸を見なかった。 やがてノアは酔いがさめて、末の子が彼にした事を知ったとき、 彼は言った、「カナンはのろわれよ。彼はしもべのしもべとなって、その兄弟たちに仕える」。 また言った、「セムの神、主はほむべきかな、カナンはそのしもべとなれ。 神はヤペテを大いならしめ、セムの天幕に彼を住まわせられるように。カナンはそのしもべとなれ」。 ノアは洪水の後、なお三百五十年生きた。 ノアの年は合わせて九百五十歳であった。そして彼は死んだ。

ノアにはセム、ハム、ヤペテという3人の息子がいました。ノア一家以外の人類がすべて滅びた今となっては、全世界に増え広がる人々は彼らの子孫だけということになります。ノアは神の御前に全き人であったと賞されていますが、これは何一つミスを犯すことのない完璧な人間という意味ではなく、失敗も過ちも抱えながらも、神に対しては全く従順であるという意味です。洪水の後、ノアは地上にぶどう園を造りましたが、ぶどう酒を飲んで酔いつぶれ、全裸で寝入ってしまうという醜態を晒しました。その様子を見たハムは、兄弟セムとヤペテに告げ口をして父親の恥を拡散しましたが、セムとヤペテは父の恥を見ることのないよう後ろ向きで父に近付き、その着物で覆い隠しました。これは過ちを犯してしまった者に対する配慮であり、罪を覆い隠す執り成しの意味でもありました。やがて良いからさめたノアは、セムとヤペテの行為を賞賛し、ハムの愚かな行為を呪う預言を語りました。このうちセムがイスラエルの祖先、ハムがカナン人すなわち反イスラエルとなる民族の祖先となりました。イスラエルと反イスラエルの対立の歴史は、この時点から始まっていたのです。

https://www.bible.com/bible/81/gen.9.18-29.ja1955
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【今日の聖句】 2019/06/22

2019-06-22 05:50:10 | 今日の聖句
エフェソの信徒への手紙 4:26 新共同訳

怒ることがあっても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで怒ったままでいてはいけません。

イスラエルでは日没と共に新たな一日が始まりますので、日が暮れるまで怒ったままということは、怒りの感情を翌日に持ち越すことになります。サタンの支配する夜の時間帯に心に怒りを抱いたままでは、罪を犯しやすくなりますから注意が必要です。マイナスの感情に流されることなく、上手に向き合うことを学ばせていただく私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/eph.4.26.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2019/06/21

2019-06-21 07:58:22 | 一日一章・聖書通読日記
創世記 8:1-5

神はノアと、箱舟の中にいたすべての生き物と、すべての家畜とを心にとめられた。神が風を地の上に吹かせられたので、水は退いた。 また淵の源と、天の窓とは閉ざされて、天から雨が降らなくなった。 それで水はしだいに地の上から引いて、百五十日の後には水が減り、 箱舟は七月十七日にアララテの山にとどまった。 水はしだいに減って、十月になり、十月一日に山々の頂が現れた。

昨日の通読の際、40日40夜の雨と、150日の水がみなぎった時期を足して考えていましたが、今日の通読箇所の記述からは、雨が降り始めた2月17日から150日後、すなわち3ヶ月後の7月17日に水かさが減って箱舟はアララテ山の山頂に留まり、更に63日後の10月1日に山頂が現れたとありますので、訂正します。いずれにせよ、神は地上が悪に満ちたことを悔いてすべてのいのちある者を水によって滅ぼされましたが、神はノアの従順な信仰を心に留め、またノアと共に箱舟に入ったすべての生き物を心に留められて、水による災いに終止符を打ち、徐々に地上から水を引かせてくださいました。私たちは大自然の驚異の前には為す術もなく、木の葉のように揺れ動く弱い存在ですが、信仰という箱舟の中に入った者は主に覚えられ、神の憐れみを受け、永遠の滅びから救われる約束がありますから感謝いたします。

https://www.bible.com/bible/81/gen.8.1-5.ja1955

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創世記 8:6-12

四十日たって、ノアはその造った箱舟の窓を開いて、 からすを放ったところ、からすは地の上から水がかわききるまで、あちらこちらへ飛びまわった。 ノアはまた地のおもてから、水がひいたかどうかを見ようと、彼の所から、はとを放ったが、 はとは足の裏をとどめる所が見つからなかったので、箱舟のノアのもとに帰ってきた。水がまだ全地のおもてにあったからである。彼は手を伸べて、これを捕え、箱舟の中の彼のもとに引き入れた。 それから七日待って再びはとを箱舟から放った。 はとは夕方になって彼のもとに帰ってきた。見ると、そのくちばしには、オリブの若葉があった。ノアは地から水がひいたのを知った。 さらに七日待ってまた、はとを放ったところ、もはや彼のもとには帰ってこなかった。

大地に住む者をすべて滅ぼした大洪水が収まり、山脈の峰が浮かび上がってから40日後の11月10日に、ノアは外の様子を知ろうと、まずは生命力のたくましいカラスを放ちました。カラスは死肉さえもついばんで餌とすることができますから、大洪水によって死に絶えた動物たちを餌として生き延びました。このことから、カラスを撃ち殺す者がすべて滅びたことが確認できます。次いでノアは地上から水が引いたかどうかを確かめるために、平和の象徴、きよい心の象徴である鳩を放ちました。鳩は羽を休める渇いた地がないために戻ってきますが、7日後に2回目に鳩を放ったところ、オリーブの若枝をくわえて戻ってきました。これは大地が乾きはじめ、オリーブが若枝をはやすまでに至ったことを意味しています。更に7日後、3度目に鳩を放つと、もう戻ってきませんでした。既に大地は乾き、鳩が巣を作ることができるようになったためです。このようにしてノアは箱舟の外の世界の状況を的確に知るための手を尽くしました。私たちもまたこの世という環境の中で生きて行くために、世と妥協してはなりませんが、正確な現状認識と、的確な状況判断を行うことが必要です。

https://www.bible.com/bible/81/gen.8.6-12.ja1955

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創世記 8:13-19

六百一歳の一月一日になって、地の上の水はかれた。ノアが箱舟のおおいを取り除いて見ると、土のおもては、かわいていた。 二月二十七日になって、地は全くかわいた。 この時、神はノアに言われた、 「あなたは妻と、子らと、子らの妻たちと共に箱舟を出なさい。 あなたは、共にいる肉なるすべての生き物、すなわち鳥と家畜と、地のすべての這うものとを連れて出て、これらのものが地に群がり、地の上にふえ広がるようにしなさい」。 ノアは共にいた子らと、妻と、子らの妻たちとを連れて出た。 またすべての獣、すべての這うもの、すべての鳥、すべて地の上に動くものは皆、種類にしたがって箱舟を出た。

ノアが箱舟に入った翌年の1月1日になってはじめて、ノアは箱舟の覆いを取り除き、自分の目で外の世界の状況を確かめます。しかしノアは、洪水の水が引き、大地が乾いているのを自分の目で見て確かめても、箱舟から外に出ませんでした。なぜなら、箱舟に入りなさいと命じられた主が、箱舟から出なさいとはお命じになっていなかったからです。そして2ヶ月後、大地が完全に乾いた2月27日になってはじめて、主から外に出なさいとのご命令を受けて、ようやくノアは家族とすべての動物たちを連れて、箱舟から外に出ました。自分の置かれた状況を的確に把握し現実を受け入れながらも、自分の判断に頼らず、主に命じられるまま、100年かけて箱舟を建造し、主の命を受けて箱舟に入り、再び主から声がかかるまで1年と10日間、箱舟の中に入っていたノアの姿に、徹底して主の御言葉に聞き従う信仰のお手本を見ることができます。

https://www.bible.com/bible/81/gen.8.13-19.ja1955

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創世記 8:20-22

ノアは主に祭壇を築いて、すべての清い獣と、すべての清い鳥とのうちから取って、燔祭を祭壇の上にささげた。 主はその香ばしいかおりをかいで、心に言われた、「わたしはもはや二度と人のゆえに地をのろわない。人が心に思い図ることは、幼い時から悪いからである。わたしは、このたびしたように、もう二度と、すべての生きたものを滅ぼさない。 地のある限り、種まきの時も、刈入れの時も、暑さ寒さも、夏冬も、昼も夜もやむことはないであろう」。

箱舟から出たノアがまず最初に行ったことは、祭壇を築き、きよい生き物を議席として主に捧げることでした。今で言うところの聖日厳守、礼拝を第一に守る信仰の態度の現れです。日曜日から始まる私たちの一週間も、まず神に礼拝を捧げてスタートすることの大切さが示されています。そしめこのノアの信仰と捧げものの芳しき香りを受け入れられた主は、たとい人が悪を行っても、決して滅ぼさないと固く誓われました。人は罪ある者と受け入れ、忍耐をもって自ら主に立ち返るまで待つとのご自身への誓約です。現代に至るまで、地上に悪が蔓延っても人類を滅ぼされなかった主は真実なお方であることが、ここに現されています。

https://www.bible.com/bible/81/gen.8.20-22.ja1955
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【今日の聖句】 2019/06/21

2019-06-21 06:35:02 | 今日の聖句
詩編 113:3 新共同訳‬‬

日の昇るところから日の沈むところまで
主の御名が賛美されるように。

日の昇る東の果てから日の沈む西の果てまで、全世界で主の御名があがめられることは、天の御国がこの世に来る先取りの恵みです。すべての人々が造り主なる神に立ち返り、主の栄光をほめたたえて賛美する日が一日も早く到来するよう、福音宣教の業に励む私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/psa.113.3.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2019/06/20

2019-06-20 08:05:03 | 一日一章・聖書通読日記
創世記 7:1-5

主はノアに言われた、「あなたと家族とはみな箱舟にはいりなさい。あなたがこの時代の人々の中で、わたしの前に正しい人であるとわたしは認めたからである。 あなたはすべての清い獣の中から雄と雌とを七つずつ取り、清くない獣の中から雄と雌とを二つずつ取り、 また空の鳥の中から雄と雌とを七つずつ取って、その種類が全地のおもてに生き残るようにしなさい。 七日の後、わたしは四十日四十夜、地に雨を降らせて、わたしの造ったすべての生き物を、地のおもてからぬぐい去ります」。 ノアはすべて主が命じられたようにした。

神の造られた世界に罪が入り込み、悪に満ちてしまったことを後悔された主は、すべてをリセットするために、洪水によって地上の生き物をすべて滅ぼすことを決意するに至りました。しかしこの罪にまみれた世界の中で、ノアとその家族だけは悪と妥協することなく正しく生き抜き、神の御声に聞き従い、一見無駄と思われるような箱舟建造をも長い年月をかけて成し遂げました。そこで神はノアとその子たちを召し出し、洪水によって滅びないように箱船にはいることを命じます。そのとき神は人間だけでなく、すべての生き物も、きよいものもきよくないものも、絶滅しないように一つがいずつ箱舟に入れるようにと命じられました。神様は人間だけでなく他の動物も心に掛けてくださる、実に憐れみ深いお方です。

https://www.bible.com/bible/81/gen.7.1-5.ja1955

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創世記 7:6-12

さて洪水が地に起った時、ノアは六百歳であった。 ノアは子らと、妻と、子らの妻たちと共に洪水を避けて箱舟にはいった。 また清い獣と、清くない獣と、鳥と、地に這うすべてのものとの、 雄と雌とが、二つずつノアのもとにきて、神がノアに命じられたように箱舟にはいった。 こうして七日の後、洪水が地に起った。 それはノアの六百歳の二月十七日であって、その日に大いなる淵の源は、ことごとく破れ、天の窓が開けて、 雨は四十日四十夜、地に降り注いだ。

洪水が起こったとき、ノアは600歳となっていました。5章では、ノアは500歳になってからセム、ハム、ヤペテを生んだと記されていますから、箱舟建造には100年の歳月を費やしたと考えられます。1世紀もの間、何の兆候もないのに、神の言葉に聞き従って黙々と箱舟を造り続けたノアの徹底した従順と愚直な信仰には、ただただ頭が下がる思いです。またノアと家族の他に箱舟に入ったすべての生き物は、自ら率先してノアの元にやってきました。神はいのちのあるすべてのものに対して憐れみを施されるお方です。

https://www.bible.com/bible/81/gen.7.6-12.ja1955

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創世記 7:13-16

その同じ日に、ノアと、ノアの子セム、ハム、ヤペテと、ノアの妻と、その子らの三人の妻とは共に箱舟にはいった。 またすべての種類の獣も、すべての種類の家畜も、地のすべての種類の這うものも、すべての種類の鳥も、すべての翼あるものも、皆はいった。 すなわち命の息のあるすべての肉なるものが、二つずつノアのもとにきて、箱舟にはいった。 そのはいったものは、すべて肉なるものの雄と雌とであって、神が彼に命じられたようにはいった。そこで主は彼のうしろの戸を閉ざされた。

ノアとその家族、すべての生き物の一つがいずつが箱舟に入り終えたとき、その後ろから扉を閉ざされたのは主でした。私たちが信仰をもって行動を起こすとき、後のことはすべて主が成し遂げてくださいます。同時に、救いに至る門が開かれているのは、主がその戸を閉ざされるまでの間だけで、その後は誰が来ようと決して開くことはありません。100年もの間、ひたすらに箱舟を造り続けたノアの行動を見ても悔い改めなかった者は、いざ災いが自分の身に降りかかってから扉を叩いても、既に遅いのです。ここに救いに入れられる者に対する神の選びの厳粛さがあります。

https://www.bible.com/bible/81/gen.7.13-16.ja1955

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創世記 7:17-24

洪水は四十日のあいだ地上にあった。水が増して箱舟を浮べたので、箱舟は地から高く上がった。 また水がみなぎり、地に増したので、箱舟は水のおもてに漂った。 水はまた、ますます地にみなぎり、天の下の高い山々は皆おおわれた。 水はその上、さらに十五キュビトみなぎって、山々は全くおおわれた。 地の上に動くすべて肉なるものは、鳥も家畜も獣も、地に群がるすべての這うものも、すべての人もみな滅びた。 すなわち鼻に命の息のあるすべてのもの、陸にいたすべてのものは死んだ。 地のおもてにいたすべての生き物は、人も家畜も、這うものも、空の鳥もみな地からぬぐい去られて、ただノアと、彼と共に箱舟にいたものだけが残った。 水は百五十日のあいだ地上にみなぎった。

ノアの洪水の時、おびただしい水が地のおもてを覆い尽くし、高い山脈もすべて水に覆われたとあります。世界一高い山エベレストの頂上付近で魚の化石が見つかったと言われますから、ノアの洪水が世界中で語り継がれている神話のような空想上の話ではなく、紛れもない事実であったことが伺い知れます。この洪水によって、神とノアに聞き従わなかった地上の生き物は、すべて死に絶えました。40日40夜降り続いた雨は、その後150日にわたって地上にみなぎり渡りました。雨が降り始めたのがノアが600歳の時の2月17日ですから、その後トータル190日間、春と夏を通り越した秋口になってようやく洪水は収まり始めたこととなります。この状況は創世記1章2節の「地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。」という天地創造のはじめの時に似ています。ノアの洪水を通して神は再び天地創造の御業をやり直されたのです。

https://www.bible.com/bible/81/gen.7.17-24.ja1955
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【今日の聖句】 2019/06/20

2019-06-20 06:35:08 | 今日の聖句
イザヤ書 40:31 新共同訳

主に望みをおく人は新たな力を得
鷲のように翼を張って上る。
走っても弱ることなく、
歩いても疲れない。

この世の様々な出来事に遭遇するとき、希望を失い、立ち上がることのできないほど打ちのめされてしまうことがあります。自分に信頼するのではなく、永遠の神、主に希望を抱く者は、日々新たな力が与えられ、生きる希望を得て、弱り果てることも疲れ果てることもなく、喜びの人生を送ることができます。

https://www.bible.com/bible/1819/isa.40.31.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2019/06/19

2019-06-19 07:55:01 | 一日一章・聖書通読日記
創世記 6:1-7

人が地のおもてにふえ始めて、娘たちが彼らに生れた時、 神の子たちは人の娘たちの美しいのを見て、自分の好む者を妻にめとった。 そこで主は言われた、「わたしの霊はながく人の中にとどまらない。彼は肉にすぎないのだ。しかし、彼の年は百二十年であろう」。 そのころ、またその後にも、地にネピリムがいた。これは神の子たちが人の娘たちのところにはいって、娘たちに産ませたものである。彼らは昔の勇士であり、有名な人々であった。 主は人の悪が地にはびこり、すべてその心に思いはかることが、いつも悪い事ばかりであるのを見られた。 主は地の上に人を造ったのを悔いて、心を痛め、 「わたしが創造した人を地のおもてからぬぐい去ろう。人も獣も、這うものも、空の鳥までも。わたしは、これらを造ったことを悔いる」と言われた。

神様が人間を創造されたとき「生めよ、増えよ、地に満ちよ」と仰せられましたが、それは神のかたちに造られた人間として祝福されることを目指していました。しかし堕落した天使たちが人間の女性を妻とし、子どもを産ませる不自然な関係ができてしまいました。彼らの子孫として、ネフィリムと呼ばれる巨人族が出現したのです。ヨシュアとカレブがカナンの地を偵察した時に見た巨人も、ダビデと戦ったかの巨人ゴリアテも、このネフィリムの末裔であると言われています。「はなはだ良かった」この世界が、罪と暴虐で満ちてしまったことを嘆かれた神は、ご自身の御手の業によるこの世界を消し去り、リセットしようと考えるに至りました。全知全能の神が後悔されることがあるのか?と思いますが、すべては神の言葉よりもサタンの言葉に従った人間の罪が、神様のご計画を台無しにしてしまったことが原因です。

https://www.bible.com/bible/81/gen.6.1-7.ja1955

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創世記 6:8-13

しかし、ノアは主の前に恵みを得た。 ノアの系図は次のとおりである。ノアはその時代の人々の中で正しく、かつ全き人であった。ノアは神とともに歩んだ。 ノアはセム、ハム、ヤペテの三人の子を生んだ。 時に世は神の前に乱れて、暴虐が地に満ちた。 神が地を見られると、それは乱れていた。すべての人が地の上でその道を乱したからである。 そこで神はノアに言われた、「わたしは、すべての人を絶やそうと決心した。彼らは地を暴虐で満たしたから、わたしは彼らを地とともに滅ぼそう。」

罪に満ちたこの世界の中で、ただノアとその家族だけは、世の罪に影響されることなく、正しい道、全き道を歩んでいました。それはノアが「神と共に歩んだ」からです。罪と暴虐に満ちたこの世の社会環境の中で、自らのきよさを保ち、神の義を貫く最大の秘訣は、神と共に歩むことです。そこで神はノアを召し出し、地のすべてのいのちある者を滅ぼそうと決意されたことを明かし、その中でも神にきよめられた者だけが生き残るご計画を示されました。

https://www.bible.com/bible/81/gen.6.8-13.ja1955

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創世記 6:14-18

「あなたは、いとすぎの木で箱舟を造り、箱舟の中にへやを設け、アスファルトでそのうちそとを塗りなさい。 その造り方は次のとおりである。すなわち箱舟の長さは三百キュビト、幅は五十キュビト、高さは三十キュビトとし、 箱舟に屋根を造り、上へ一キュビトにそれを仕上げ、また箱舟の戸口をその横に設けて、一階と二階と三階のある箱舟を造りなさい。 わたしは地の上に洪水を送って、命の息のある肉なるものを、みな天の下から滅ぼし去る。地にあるものは、みな死に絶えるであろう。 ただし、わたしはあなたと契約を結ぼう。あなたは子らと、妻と、子らの妻たちと共に箱舟にはいりなさい。」

神はノアに、長さ約132メートル、幅約22メートル、高さ約13メートルもある、巨大な船を作るようにと命じられました。これは大型タンカーに匹敵する船で、工業技術が発達した現代においても、これだけの巨大な船を建造することは、多くの人手と技術の粋を集めなければとてもできません。この縦・横・高さの比率は、船舶として最も転覆しにくい設計だそうです。神様のご計画はいかに完全であるかを物語るようです。そして神はノアとその家族だけを召集して、この大規模事業を成し遂げさせようとされました。それは神の前に正しく歩む者が真の救いを勝ち取るための従順を学ぶ訓練の過程です。そのような信仰の訓練に合格した者だけが、永遠のいのちという神の契約を自分のものとすることができます。

https://www.bible.com/bible/81/gen.6.14-18.ja1955

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創世記 6:19-22

「またすべての生き物、すべての肉なるものの中から、それぞれ二つずつを箱舟に入れて、あなたと共にその命を保たせなさい。それらは雄と雌とでなければならない。 すなわち、鳥はその種類にしたがい獣はその種類にしたがい、また地のすべての這うものも、その種類にしたがって、それぞれ二つずつ、あなたのところに入れて、命を保たせなさい。 また、すべての食物となるものをとって、あなたのところにたくわえ、あなたとこれらのものとの食物としなさい」。 ノアはすべて神の命じられたようにした。

神は大きな箱船を建造するだけでなく、すべての生物を一つがいずつ集め、洪水ですべてが閉ざされる間の食料も用意するようにと命じられました。こんな荒唐無稽な命令を受けながら、最後まで愚直に従い通したノアの信仰こそ、神が彼をして「全き人」と言わしめた理由です。神の完全の基準とは、何でもできるスーパーマンのような人間となることではなく、神のご命令を疑うことなく、完全に従い通す従順と忍耐を兼ね備えることです。私たちも時折、神はなぜこのような経験をさせるのだろうかと、神の真意を疑いたくなることがありますが、ノアのように愚直に、徹底して従い通す私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/81/gen.6.19-22.ja1955
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【今日の聖句】 2019/06/19

2019-06-19 06:35:01 | 今日の聖句
ヨシュア記 1:8 新共同訳

この律法の書をあなたの口から離すことなく、昼も夜も口ずさみ、そこに書かれていることをすべて忠実に守りなさい。そうすれば、あなたは、その行く先々で栄え、成功する。

神が私たちに聖書の戒めを守るように命じられたのは、単に掟に縛り付けることが目的ではなく、私たちが何をするにも栄え、成功を得るためです。無尽蔵の富をもって祝福を賜る神の命に聞き従い、真にさいわいな人生を送らせていただく私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/jos.1.8.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2019/06/18

2019-06-18 07:55:10 | 一日一章・聖書通読日記
創世記 5:1-5

アダムの系図は次のとおりである。神が人を創造された時、神をかたどって造り、 彼らを男と女とに創造された。彼らが創造された時、神は彼らを祝福して、その名をアダムと名づけられた。 アダムは百三十歳になって、自分にかたどり、自分のかたちのような男の子を生み、その名をセツと名づけた。 アダムがセツを生んで後、生きた年は八百年であって、ほかに男子と女子を生んだ。 アダムの生きた年は合わせて九百三十歳であった。そして彼は死んだ。

アダムからカインの子孫とセツの子孫が別れ出たところで、系図が登場します。イスラエル人ほど系図を重んじる民族はいないと言ってもいいほどに、彼らは系図を重要視します。それはイスラエルがなぜ神の民とされたのかを、常に再確認させるものだからです。系図の最初は神から始まります。神が人をご自身のかたちに創造されたように、アダムとエバもまた自分のかたちのようにセツを産みました。これによって人がアダムの原罪も含めて、親の形質を代々受け継ぐ者となりました。同時に、私たちの祖先を辿って行くと、必ず神に行き着きます。私たちもまた神の家族の一員であり、子孫なのです。そしてアダムは930歳で死にました。この世に生を受けた私たち人間の死亡確率は100%です。これもまたアダムが人類にもたらした罪の結果です。しかし神を信じ、救いに与った私たちには、この世のいのちとは全く異なる永遠のいのちが約束されていますから感謝いたします。

https://www.bible.com/bible/81/gen.5.1-5.ja1955

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創世記 5:6-20

セツは百五歳になって、エノスを生んだ。 セツはエノスを生んだ後、八百七年生きて、男子と女子を生んだ。 セツの年は合わせて九百十二歳であった。そして彼は死んだ。 エノスは九十歳になって、カイナンを生んだ。 エノスはカイナンを生んだ後、八百十五年生きて、男子と女子を生んだ。 エノスの年は合わせて九百五歳であった。そして彼は死んだ。 カイナンは七十歳になって、マハラレルを生んだ。 カイナンはマハラレルを生んだ後、八百四十年生きて、男子と女子を生んだ。 カイナンの年は合わせて九百十歳であった。そして彼は死んだ。 マハラレルは六十五歳になって、ヤレドを生んだ。 マハラレルはヤレドを生んだ後、八百三十年生きて、男子と女子を生んだ。 マハラレルの年は合わせて八百九十五歳であった。そして彼は死んだ。 ヤレドは百六十二歳になって、エノクを生んだ。 ヤレドはエノクを生んだ後、八百年生きて、男子と女子を生んだ。 ヤレドの年は合わせて九百六十二歳であった。そして彼は死んだ。

アダムから7代目のエノクまでは皆、概ね100歳頃に子を産み、おおよそ900歳まで生き長らえました。いかに医療が発達し長寿命化が進んだ現在の人間の寿命と比較しても、とても考えられないほどの長寿です。これは神様と共に歩んだ人々の特別な祝福を意味します。また100歳前後で子を産んだ記録から、アブラハムとサラが100歳の時に約束の子イサクを産む希望にもつながる予表でもあります。神と共に歩み、祝福を受けてこの世のいのちを全うする私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/81/gen.5.6-20.ja1955

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創世記 5:21-32

エノクは六十五歳になって、メトセラを生んだ。 エノクはメトセラを生んだ後、三百年、神とともに歩み、男子と女子を生んだ。 エノクの年は合わせて三百六十五歳であった。 エノクは神とともに歩み、神が彼を取られたので、いなくなった。 メトセラは百八十七歳になって、レメクを生んだ。 メトセラはレメクを生んだ後、七百八十二年生きて、男子と女子を生んだ。 メトセラの年は合わせて九百六十九歳であった。そして彼は死んだ。 レメクは百八十二歳になって、男の子を生み、 「この子こそ、主が地をのろわれたため、骨折り働くわれわれを慰めるもの」と言って、その名をノアと名づけた。 レメクはノアを生んだ後、五百九十五年生きて、男子と女子を生んだ。 レメクの年は合わせて七百七十七歳であった。そして彼は死んだ。 ノアは五百歳になって、セム、ハム、ヤペテを生んだ。

アダムから7代目にあたるエノクと、10代目にあたるノアの生涯はとても不思議なものです。エノクは65歳で子を産み、365歳で神に取られて、この世の死を経験することなく天に引き上げられました。これが何を意味するのか、諸説ありますが、エノクは息子メトセラを生んだ後に神と共に歩んだという記録から、メトセラの誕生が大きな転機になっています。メトセラとは「彼の死後に送られる」という意味を持つそうです。聖書の系図をチャート図に示した資料を見ると、驚くべき真実が見えてきます。最初の人アダムはエノクの子メトセラとその子レメクが誕生するまで生き長らえたことになります。アダムも、エノクも、この世に存在していたのはノアが生まれる前までです。そしてノアには、なぜか500歳になるまで子が生まれません。メトセラも、そしてノアの父レメクさえも、ノアの子を見ることなくこの世のいのちが尽きました。その間に並行記事として、創世記6章に、この地が罪にまみれて神が人を造られたことを悔いられる記事があります。おそらくメトセラの誕生の時に、神から何らかの啓示がエノクに示されたのだと推測できます。メトセラの死後に送られるものとはノアの洪水です。それ故にエノクは神と共に歩むようになり、祖先のすべてと死別したノアもまた神と共に歩む者となりました。最初の人アダムの死後、また神と共に歩んだエノクが神に取られた後に生まれたノアに対する神のご計画が、この系図の中に秘められているようにも思います。

https://www.bible.com/bible/81/gen.5.21-32.ja1955
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【今日の聖句】 2019/06/18

2019-06-18 06:35:00 | 今日の聖句
ヨハネによる福音書 15:7 新共同訳

あなたがたがわたしにつながっており、わたしの言葉があなたがたの内にいつもあるならば、望むものを何でも願いなさい。そうすればかなえられる。

神に願いを叶えていただく秘訣は、神につながり続けることと、神の御言葉を常に心に抱いて離さないことです。無尽蔵の富をもって私たちを良きもので満たしてくださる神に、何でも願い出ることのできる特権をいただいている恵みに心から感謝する私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/jhn.15.7.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2019/06/17

2019-06-17 07:50:19 | 一日一章・聖書通読日記
創世記 4:1-7

人はその妻エバを知った。彼女はみごもり、カインを産んで言った、「わたしは主によって、ひとりの人を得た」。 彼女はまた、その弟アベルを産んだ。アベルは羊を飼う者となり、カインは土を耕す者となった。 日がたって、カインは地の産物を持ってきて、主に供え物とした。 アベルもまた、その群れのういごと肥えたものとを持ってきた。主はアベルとその供え物とを顧みられた。 しかしカインとその供え物とは顧みられなかったので、カインは大いに憤って、顔を伏せた。 そこで主はカインに言われた、「なぜあなたは憤るのですか、なぜ顔を伏せるのですか。 正しい事をしているのでしたら、顔をあげたらよいでしょう。もし正しい事をしていないのでしたら、罪が門口に待ち伏せています。それはあなたを慕い求めますが、あなたはそれを治めなければなりません」。

アダムとエバに二人の子が生まれ、兄のカインは農耕民族、弟のアベルは遊牧民となりました。二人とも神に供え物をしましたが、神が顧みられたのは弟アベルの捧げものでした。なぜならアベルは群の初子と最も良いものを神に捧げたからです。神は捧げものそのものよりも、捧げる心を喜ばれます。しかしカインは神の御心を悟ることができず、憤慨して神から目を背けました。いわゆる逆ギレです。神から目を離すこと、背くことは罪の始まりです。神はそのことをも警告されましたが、聞く耳を持たず、憤りに心が支配されてしまったカインは、更なる重大な罪を犯すこととなります。私たちは怒りや悪しき思いに支配されてしまわないよう、心を正しく治める必要があります。

https://www.bible.com/bible/81/gen.4.1-7.ja1955

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創世記 4:8-12

カインは弟アベルに言った、「さあ、野原へ行こう」。彼らが野にいたとき、カインは弟アベルに立ちかかって、これを殺した。 主はカインに言われた、「弟アベルは、どこにいますか」。カインは答えた、「知りません。わたしが弟の番人でしょうか」。 主は言われた、「あなたは何をしたのです。あなたの弟の血の声が土の中からわたしに叫んでいます。 今あなたはのろわれてこの土地を離れなければなりません。この土地が口をあけて、あなたの手から弟の血を受けたからです。 あなたが土地を耕しても、土地は、もはやあなたのために実を結びません。あなたは地上の放浪者となるでしょう」。

捧げものが神に顧みられなかったことに逆上したカインは、捧げものが顧みられた弟アベルを逆恨みして、野に連れ出して殺害してしまいました。人類最初の殺人事件です。種の保存のためではなく、個人的な感情でいのちを殺めるのは人間だけです。神は弟アベルの血の報いとして、もはや大地はカインのために産物を出さないと厳しい宣告をされしました。アダムの罪によって勤労の実が結ばないものとなり、カインの罪によって大地が血に呪われたものなりました。罪の報酬は実に厳しいものです。

https://www.bible.com/bible/81/gen.4.8-12.ja1955

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創世記 4:13-15

カインは主に言った、「わたしの罰は重くて負いきれません。 あなたは、きょう、わたしを地のおもてから追放されました。わたしはあなたを離れて、地上の放浪者とならねばなりません。わたしを見付ける人はだれでもわたしを殺すでしょう」。 主はカインに言われた、「いや、そうではない。だれでもカインを殺す者は七倍の復讐を受けるでしょう」。そして主はカインを見付ける者が、だれも彼を打ち殺すことのないように、彼に一つのしるしをつけられた。

自らの犯した罪によってその地を追われることとなったカインは、神の厳しい裁きを聞いてはじめて、自らの罪はとても自分一人では負いきれないものであることを悟りました。しかし神はそんなカインのためにも、放浪生活の中でいのちを奪われることのないよう、一つのしるしを付けて、カインのいのちを狙う者は7倍の復讐を受けると、身の安全を保障されました。神は罪を犯した者のいのちをも守ってくださる、実に憐れみ深いお方です。

https://www.bible.com/bible/81/gen.4.13-15.ja1955

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創世記 4:16-24

カインは主の前を去って、エデンの東、ノドの地に住んだ。 カインはその妻を知った。彼女はみごもってエノクを産んだ。カインは町を建て、その町の名をその子の名にしたがって、エノクと名づけた。 エノクにはイラデが生れた。イラデの子はメホヤエル、メホヤエルの子はメトサエル、メトサエルの子はレメクである。 レメクはふたりの妻をめとった。ひとりの名はアダといい、ひとりの名はチラといった。 アダはヤバルを産んだ。彼は天幕に住んで、家畜を飼う者の先祖となった。 その弟の名はユバルといった。彼は琴や笛を執るすべての者の先祖となった。 チラもまたトバルカインを産んだ。彼は青銅や鉄のすべての刃物を鍛える者となった。トバルカインの妹をナアマといった。 レメクはその妻たちに言った、「アダとチラよ、わたしの声を聞け、レメクの妻たちよ、わたしの言葉に耳を傾けよ。わたしは受ける傷のために、人を殺し、受ける打ち傷のために、わたしは若者を殺す。 カインのための復讐が七倍ならば、レメクのための復讐は七十七倍」。

いのちの保証を受けたにもかかわらず、カインは神の前から去って町を立て、自分の力で防衛しようと企みました。神に頼らず、自分に頼ろうとする傲慢な姿勢の現れです。そして、カインから生まれた子の系図が記されていますが、それぞれ自分の力で生き延びようとする人々の祖先となりました。殊にレメクは、父祖カインの報復を上回る77倍の復讐を自ら行おうとする、血で血を洗うことを是とする残虐な民となりました。今の中東諸国が報復合戦を繰り返しているのも、カインの子孫から始まったものです。平和を愛される神に背く者は、報復と殺戮を繰り返し、ますます罪の深みに陥ってしまいます。ここに人間の罪の恐ろしさがあります。

https://www.bible.com/bible/81/gen.4.16-24.ja1955

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創世記 4:25-26

アダムはまたその妻を知った。彼女は男の子を産み、その名をセツと名づけて言った、「カインがアベルを殺したので、神はアベルの代りに、ひとりの子をわたしに授けられました」。 セツにもまた男の子が生れた。彼はその名をエノスと名づけた。この時、人々は主の名を呼び始めた。

一方、カインとアベルを失ったアダムとエバは、もう一人子をもうけ、名をセツと名付けました。セツという名は「立てる」という意味があります。すなわちアダムとエバは神と人との関係をもう一度立て直そうとしたのです。そしてセツから生まれた子孫が、神を呼び求める人々となりました。私たち人間はたとい失敗を犯してしまっても、再び立て直すことができます。過ちに気付いたならば、神の下に立ち返ってやり直すことのできる希望が私たちにはありますから感謝いたします。

https://www.bible.com/bible/81/gen.4.25-26.ja1955
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【今日の聖句】 2019/06/17

2019-06-17 06:35:42 | 今日の聖句
ルカによる福音書 11:13 新共同訳

このように、あなたがたは悪い者でありながらも、自分の子供には良い物を与えることを知っている。まして天の父は求める者に聖霊を与えてくださる。

父なる神の愛と賜物を人の親の愛と対比して紹介していますが、近年、わが子を虐待する悪しき親の引き起こす事件が報道される度に胸が痛みます。まことの神の愛を求め、改めて愛の本質を学ばせていただく私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/luk.11.13.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2019/06/16

2019-06-16 16:19:22 | 一日一章・聖書通読日記
創世記 3:1-5

さて主なる神が造られた野の生き物のうちで、へびが最も狡猾であった。へびは女に言った、「園にあるどの木からも取って食べるなと、ほんとうに神が言われたのですか」。 女はへびに言った、「わたしたちは園の木の実を食べることは許されていますが、 ただ園の中央にある木の実については、これを取って食べるな、これに触れるな、死んではいけないからと、神は言われました」。 へびは女に言った、「あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。 それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」。

神の造られた素晴らしい世界、神と人との麗しい関係の中に、悪しき者の勢力が入り込んできました。へびに姿を変えたサタンは、女を誘惑し、神の命令に聞き従うことをやめさせようとします。神を疑わせようと働きかけることは、サタンの常套手段です。園の中央にある木の実を食べると死ぬと教えられてきたのに、死ぬことはない、神のように善悪を知る知恵がつくと人を騙して、へびは女に神の命令に反することをさせようと誘惑しました。神のようになろうとすること、それは実はサタンの野望でもあります。もし私たちが神のようになろうと考え、また振る舞うならば、それは心にサタンが入った証拠です。私たちはそのような誘惑に屈してはなりません。

https://www.bible.com/bible/81/gen.3.1-5.ja1955

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創世記 3:6-9

女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。 すると、ふたりの目が開け、自分たちの裸であることがわかったので、いちじくの葉をつづり合わせて、腰に巻いた。 彼らは、日の涼しい風の吹くころ、園の中に主なる神の歩まれる音を聞いた。そこで、人とその妻とは主なる神の顔を避けて、園の木の間に身を隠した。 主なる神は人に呼びかけて言われた、「あなたはどこにいるのか」。

女は神の言葉よりもへびの言葉を信じて、エデンの園の中央にある木の実を食べ、また男にも与えて共に食べました。一人で神の命令に反する行動をとることを恐れたのか、罪を広げてしまったのです。また男も神の言葉よりも女の言葉を信じて、禁じられていた木の実を食べてしまった以上、連帯責任があります。男と女が木の実を食べると、自分を見て恥ずかしいと感じる羞恥心、劣等感が芽生えます。イチジクの葉を腰に巻き、神の近付いてくるのを感じ取ってその身を木陰に隠しました。神から離れ、こそこそと行動するようになることも、罪が入り込んでしまった結果です。そんな人間を神はいつも探し求め、「あなたはどこにいるのか」と声を掛けられます。これは今の私たちに対する神からの招きでもあります。神の御前に進み出て自らの罪を告白し、神の赦しと憐れみを乞うことこそが、壊れてしまった神と人との関係を修復する唯一の道です。

https://www.bible.com/bible/81/gen.3.6-9.ja1955

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創世記 3:10-13

彼は答えた、「園の中であなたの歩まれる音を聞き、わたしは裸だったので、恐れて身を隠したのです」。 神は言われた、「あなたが裸であるのを、だれが知らせたのか。食べるなと、命じておいた木から、あなたは取って食べたのか」。 人は答えた、「わたしと一緒にしてくださったあの女が、木から取ってくれたので、わたしは食べたのです」。 そこで主なる神は女に言われた、「あなたは、なんということをしたのです」。女は答えた、「へびがわたしをだましたのです。それでわたしは食べました」。

人を捜して声を掛けた神に、男が自分たちが裸であったので身を隠したと答えると、神は人が神の命令に反して知恵の実を食べてしまったことを悟り、やんということをしたのだと叱責します。すると男は、あなたが自分と一緒にした女が誘惑したのだと、責任を神と女に擦り付けようとし、女はへびが自分を騙したのだと、勝手に判断した自分の過ちを認めずにへびに責任転嫁しました。過ちを認めないこと、責任転嫁することは、更なる罪を招きます。私たちは間違いを犯すことは致し方ありませんが、過ちに気づいたならば直ちに罪を告白して悔い改め、神の御前に進み出て赦しを乞うことこそが、罪を解決する唯一の手段です。

https://www.bible.com/bible/81/gen.3.10-13.ja1955

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創世記 3:14-19

主なる神はへびに言われた、「おまえは、この事を、したので、すべての家畜、野のすべての獣のうち、最ものろわれる。おまえは腹で、這いあるき、一生、ちりを食べるであろう。 わたしは恨みをおく、おまえと女とのあいだに、おまえのすえと女のすえとの間に。彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう」。 つぎに女に言われた、「わたしはあなたの産みの苦しみを大いに増す。あなたは苦しんで子を産む。それでもなお、あなたは夫を慕い、彼はあなたを治めるであろう」。 更に人に言われた、「あなたが妻の言葉を聞いて、食べるなと、わたしが命じた木から取って食べたので、地はあなたのためにのろわれ、あなたは一生、苦しんで地から食物を取る。 地はあなたのために、いばらとあざみとを生じ、あなたは野の草を食べるであろう。 あなたは顔に汗してパンを食べ、ついに土に帰る、あなたは土から取られたのだから。あなたは、ちりだから、ちりに帰る」。

神は人を誘惑したへびに向かい、すべての獣の中で最も呪われたものとなり、足を退化させて腹で地を這い回るようにと命じられました。そして女の子孫がへびの子孫のかしらを砕き、へびの子孫は女の子孫のかかとを砕くとの預言は、主イエスが十字架によって死に勝利されたことの預言となりました。また神の命に反して木の実を食べた人に対しては、女は産みの苦しみを味わうようになり、男には大地が呪われたものとなったため勤労が苦しみと変わり、額に汗して労働し、いつかいのちが失われて土に帰るようになると宣告しました。私たちがこの地上の生涯で労苦するようになったのは、私たちの中に神に聞き従わない心が入ったからです。

https://www.bible.com/bible/81/gen.3.14-19.ja1955

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創世記 3:20-24

さて、人はその妻の名をエバと名づけた。彼女がすべて生きた者の母だからである。 主なる神は人とその妻とのために皮の着物を造って、彼らに着せられた。 主なる神は言われた、「見よ、人はわれわれのひとりのようになり、善悪を知るものとなった。彼は手を伸べ、命の木からも取って食べ、永久に生きるかも知れない」。 そこで主なる神は彼をエデンの園から追い出して、人が造られたその土を耕させられた。 神は人を追い出し、エデンの園の東に、ケルビムと、回る炎のつるぎとを置いて、命の木の道を守らせられた。

神は罪の入った人間がいのちの木の実を食べて神のようになり永遠に生きることのないように、エデンの園から追放せざるを得ませんでしたが、同時に彼らを守るために、獣の毛皮で着物を作って与えました。このことから、私たちがこの世のいのちをつなぐためには、動物のいのちが犠牲になることになりました。神は厳しさの中にも愛と憐れみに満ちたお方です。

https://www.bible.com/bible/81/gen.3.20-24.ja1955
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【今日の聖句】 2019/06/16

2019-06-16 05:50:20 | 今日の聖句
詩編 103:13 新共同訳

父がその子を憐れむように
主は主を畏れる人を憐れんでくださる。

父親の子に対する愛情のように、主は私たちを愛し憐れんでくださるお方です。厳しさの中にも寛大で忍耐強い神の愛を受けるさいわいに与る私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/psa.103.13.新共同訳
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