創世記 5:1-5
アダムの系図は次のとおりである。神が人を創造された時、神をかたどって造り、 彼らを男と女とに創造された。彼らが創造された時、神は彼らを祝福して、その名をアダムと名づけられた。 アダムは百三十歳になって、自分にかたどり、自分のかたちのような男の子を生み、その名をセツと名づけた。 アダムがセツを生んで後、生きた年は八百年であって、ほかに男子と女子を生んだ。 アダムの生きた年は合わせて九百三十歳であった。そして彼は死んだ。
アダムからカインの子孫とセツの子孫が別れ出たところで、系図が登場します。イスラエル人ほど系図を重んじる民族はいないと言ってもいいほどに、彼らは系図を重要視します。それはイスラエルがなぜ神の民とされたのかを、常に再確認させるものだからです。系図の最初は神から始まります。神が人をご自身のかたちに創造されたように、アダムとエバもまた自分のかたちのようにセツを産みました。これによって人がアダムの原罪も含めて、親の形質を代々受け継ぐ者となりました。同時に、私たちの祖先を辿って行くと、必ず神に行き着きます。私たちもまた神の家族の一員であり、子孫なのです。そしてアダムは930歳で死にました。この世に生を受けた私たち人間の死亡確率は100%です。これもまたアダムが人類にもたらした罪の結果です。しかし神を信じ、救いに与った私たちには、この世のいのちとは全く異なる永遠のいのちが約束されていますから感謝いたします。
https://www.bible.com/bible/81/gen.5.1-5.ja1955
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創世記 5:6-20
セツは百五歳になって、エノスを生んだ。 セツはエノスを生んだ後、八百七年生きて、男子と女子を生んだ。 セツの年は合わせて九百十二歳であった。そして彼は死んだ。 エノスは九十歳になって、カイナンを生んだ。 エノスはカイナンを生んだ後、八百十五年生きて、男子と女子を生んだ。 エノスの年は合わせて九百五歳であった。そして彼は死んだ。 カイナンは七十歳になって、マハラレルを生んだ。 カイナンはマハラレルを生んだ後、八百四十年生きて、男子と女子を生んだ。 カイナンの年は合わせて九百十歳であった。そして彼は死んだ。 マハラレルは六十五歳になって、ヤレドを生んだ。 マハラレルはヤレドを生んだ後、八百三十年生きて、男子と女子を生んだ。 マハラレルの年は合わせて八百九十五歳であった。そして彼は死んだ。 ヤレドは百六十二歳になって、エノクを生んだ。 ヤレドはエノクを生んだ後、八百年生きて、男子と女子を生んだ。 ヤレドの年は合わせて九百六十二歳であった。そして彼は死んだ。
アダムから7代目のエノクまでは皆、概ね100歳頃に子を産み、おおよそ900歳まで生き長らえました。いかに医療が発達し長寿命化が進んだ現在の人間の寿命と比較しても、とても考えられないほどの長寿です。これは神様と共に歩んだ人々の特別な祝福を意味します。また100歳前後で子を産んだ記録から、アブラハムとサラが100歳の時に約束の子イサクを産む希望にもつながる予表でもあります。神と共に歩み、祝福を受けてこの世のいのちを全うする私たちでありますように。
https://www.bible.com/bible/81/gen.5.6-20.ja1955
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創世記 5:21-32
エノクは六十五歳になって、メトセラを生んだ。 エノクはメトセラを生んだ後、三百年、神とともに歩み、男子と女子を生んだ。 エノクの年は合わせて三百六十五歳であった。 エノクは神とともに歩み、神が彼を取られたので、いなくなった。 メトセラは百八十七歳になって、レメクを生んだ。 メトセラはレメクを生んだ後、七百八十二年生きて、男子と女子を生んだ。 メトセラの年は合わせて九百六十九歳であった。そして彼は死んだ。 レメクは百八十二歳になって、男の子を生み、 「この子こそ、主が地をのろわれたため、骨折り働くわれわれを慰めるもの」と言って、その名をノアと名づけた。 レメクはノアを生んだ後、五百九十五年生きて、男子と女子を生んだ。 レメクの年は合わせて七百七十七歳であった。そして彼は死んだ。 ノアは五百歳になって、セム、ハム、ヤペテを生んだ。
アダムから7代目にあたるエノクと、10代目にあたるノアの生涯はとても不思議なものです。エノクは65歳で子を産み、365歳で神に取られて、この世の死を経験することなく天に引き上げられました。これが何を意味するのか、諸説ありますが、エノクは息子メトセラを生んだ後に神と共に歩んだという記録から、メトセラの誕生が大きな転機になっています。メトセラとは「彼の死後に送られる」という意味を持つそうです。聖書の系図をチャート図に示した資料を見ると、驚くべき真実が見えてきます。最初の人アダムはエノクの子メトセラとその子レメクが誕生するまで生き長らえたことになります。アダムも、エノクも、この世に存在していたのはノアが生まれる前までです。そしてノアには、なぜか500歳になるまで子が生まれません。メトセラも、そしてノアの父レメクさえも、ノアの子を見ることなくこの世のいのちが尽きました。その間に並行記事として、創世記6章に、この地が罪にまみれて神が人を造られたことを悔いられる記事があります。おそらくメトセラの誕生の時に、神から何らかの啓示がエノクに示されたのだと推測できます。メトセラの死後に送られるものとはノアの洪水です。それ故にエノクは神と共に歩むようになり、祖先のすべてと死別したノアもまた神と共に歩む者となりました。最初の人アダムの死後、また神と共に歩んだエノクが神に取られた後に生まれたノアに対する神のご計画が、この系図の中に秘められているようにも思います。
https://www.bible.com/bible/81/gen.5.21-32.ja1955
アダムの系図は次のとおりである。神が人を創造された時、神をかたどって造り、 彼らを男と女とに創造された。彼らが創造された時、神は彼らを祝福して、その名をアダムと名づけられた。 アダムは百三十歳になって、自分にかたどり、自分のかたちのような男の子を生み、その名をセツと名づけた。 アダムがセツを生んで後、生きた年は八百年であって、ほかに男子と女子を生んだ。 アダムの生きた年は合わせて九百三十歳であった。そして彼は死んだ。
アダムからカインの子孫とセツの子孫が別れ出たところで、系図が登場します。イスラエル人ほど系図を重んじる民族はいないと言ってもいいほどに、彼らは系図を重要視します。それはイスラエルがなぜ神の民とされたのかを、常に再確認させるものだからです。系図の最初は神から始まります。神が人をご自身のかたちに創造されたように、アダムとエバもまた自分のかたちのようにセツを産みました。これによって人がアダムの原罪も含めて、親の形質を代々受け継ぐ者となりました。同時に、私たちの祖先を辿って行くと、必ず神に行き着きます。私たちもまた神の家族の一員であり、子孫なのです。そしてアダムは930歳で死にました。この世に生を受けた私たち人間の死亡確率は100%です。これもまたアダムが人類にもたらした罪の結果です。しかし神を信じ、救いに与った私たちには、この世のいのちとは全く異なる永遠のいのちが約束されていますから感謝いたします。
https://www.bible.com/bible/81/gen.5.1-5.ja1955
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創世記 5:6-20
セツは百五歳になって、エノスを生んだ。 セツはエノスを生んだ後、八百七年生きて、男子と女子を生んだ。 セツの年は合わせて九百十二歳であった。そして彼は死んだ。 エノスは九十歳になって、カイナンを生んだ。 エノスはカイナンを生んだ後、八百十五年生きて、男子と女子を生んだ。 エノスの年は合わせて九百五歳であった。そして彼は死んだ。 カイナンは七十歳になって、マハラレルを生んだ。 カイナンはマハラレルを生んだ後、八百四十年生きて、男子と女子を生んだ。 カイナンの年は合わせて九百十歳であった。そして彼は死んだ。 マハラレルは六十五歳になって、ヤレドを生んだ。 マハラレルはヤレドを生んだ後、八百三十年生きて、男子と女子を生んだ。 マハラレルの年は合わせて八百九十五歳であった。そして彼は死んだ。 ヤレドは百六十二歳になって、エノクを生んだ。 ヤレドはエノクを生んだ後、八百年生きて、男子と女子を生んだ。 ヤレドの年は合わせて九百六十二歳であった。そして彼は死んだ。
アダムから7代目のエノクまでは皆、概ね100歳頃に子を産み、おおよそ900歳まで生き長らえました。いかに医療が発達し長寿命化が進んだ現在の人間の寿命と比較しても、とても考えられないほどの長寿です。これは神様と共に歩んだ人々の特別な祝福を意味します。また100歳前後で子を産んだ記録から、アブラハムとサラが100歳の時に約束の子イサクを産む希望にもつながる予表でもあります。神と共に歩み、祝福を受けてこの世のいのちを全うする私たちでありますように。
https://www.bible.com/bible/81/gen.5.6-20.ja1955
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創世記 5:21-32
エノクは六十五歳になって、メトセラを生んだ。 エノクはメトセラを生んだ後、三百年、神とともに歩み、男子と女子を生んだ。 エノクの年は合わせて三百六十五歳であった。 エノクは神とともに歩み、神が彼を取られたので、いなくなった。 メトセラは百八十七歳になって、レメクを生んだ。 メトセラはレメクを生んだ後、七百八十二年生きて、男子と女子を生んだ。 メトセラの年は合わせて九百六十九歳であった。そして彼は死んだ。 レメクは百八十二歳になって、男の子を生み、 「この子こそ、主が地をのろわれたため、骨折り働くわれわれを慰めるもの」と言って、その名をノアと名づけた。 レメクはノアを生んだ後、五百九十五年生きて、男子と女子を生んだ。 レメクの年は合わせて七百七十七歳であった。そして彼は死んだ。 ノアは五百歳になって、セム、ハム、ヤペテを生んだ。
アダムから7代目にあたるエノクと、10代目にあたるノアの生涯はとても不思議なものです。エノクは65歳で子を産み、365歳で神に取られて、この世の死を経験することなく天に引き上げられました。これが何を意味するのか、諸説ありますが、エノクは息子メトセラを生んだ後に神と共に歩んだという記録から、メトセラの誕生が大きな転機になっています。メトセラとは「彼の死後に送られる」という意味を持つそうです。聖書の系図をチャート図に示した資料を見ると、驚くべき真実が見えてきます。最初の人アダムはエノクの子メトセラとその子レメクが誕生するまで生き長らえたことになります。アダムも、エノクも、この世に存在していたのはノアが生まれる前までです。そしてノアには、なぜか500歳になるまで子が生まれません。メトセラも、そしてノアの父レメクさえも、ノアの子を見ることなくこの世のいのちが尽きました。その間に並行記事として、創世記6章に、この地が罪にまみれて神が人を造られたことを悔いられる記事があります。おそらくメトセラの誕生の時に、神から何らかの啓示がエノクに示されたのだと推測できます。メトセラの死後に送られるものとはノアの洪水です。それ故にエノクは神と共に歩むようになり、祖先のすべてと死別したノアもまた神と共に歩む者となりました。最初の人アダムの死後、また神と共に歩んだエノクが神に取られた後に生まれたノアに対する神のご計画が、この系図の中に秘められているようにも思います。
https://www.bible.com/bible/81/gen.5.21-32.ja1955