創世記 8:1-5
神はノアと、箱舟の中にいたすべての生き物と、すべての家畜とを心にとめられた。神が風を地の上に吹かせられたので、水は退いた。 また淵の源と、天の窓とは閉ざされて、天から雨が降らなくなった。 それで水はしだいに地の上から引いて、百五十日の後には水が減り、 箱舟は七月十七日にアララテの山にとどまった。 水はしだいに減って、十月になり、十月一日に山々の頂が現れた。
昨日の通読の際、40日40夜の雨と、150日の水がみなぎった時期を足して考えていましたが、今日の通読箇所の記述からは、雨が降り始めた2月17日から150日後、すなわち3ヶ月後の7月17日に水かさが減って箱舟はアララテ山の山頂に留まり、更に63日後の10月1日に山頂が現れたとありますので、訂正します。いずれにせよ、神は地上が悪に満ちたことを悔いてすべてのいのちある者を水によって滅ぼされましたが、神はノアの従順な信仰を心に留め、またノアと共に箱舟に入ったすべての生き物を心に留められて、水による災いに終止符を打ち、徐々に地上から水を引かせてくださいました。私たちは大自然の驚異の前には為す術もなく、木の葉のように揺れ動く弱い存在ですが、信仰という箱舟の中に入った者は主に覚えられ、神の憐れみを受け、永遠の滅びから救われる約束がありますから感謝いたします。
https://www.bible.com/bible/81/gen.8.1-5.ja1955
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創世記 8:6-12
四十日たって、ノアはその造った箱舟の窓を開いて、 からすを放ったところ、からすは地の上から水がかわききるまで、あちらこちらへ飛びまわった。 ノアはまた地のおもてから、水がひいたかどうかを見ようと、彼の所から、はとを放ったが、 はとは足の裏をとどめる所が見つからなかったので、箱舟のノアのもとに帰ってきた。水がまだ全地のおもてにあったからである。彼は手を伸べて、これを捕え、箱舟の中の彼のもとに引き入れた。 それから七日待って再びはとを箱舟から放った。 はとは夕方になって彼のもとに帰ってきた。見ると、そのくちばしには、オリブの若葉があった。ノアは地から水がひいたのを知った。 さらに七日待ってまた、はとを放ったところ、もはや彼のもとには帰ってこなかった。
大地に住む者をすべて滅ぼした大洪水が収まり、山脈の峰が浮かび上がってから40日後の11月10日に、ノアは外の様子を知ろうと、まずは生命力のたくましいカラスを放ちました。カラスは死肉さえもついばんで餌とすることができますから、大洪水によって死に絶えた動物たちを餌として生き延びました。このことから、カラスを撃ち殺す者がすべて滅びたことが確認できます。次いでノアは地上から水が引いたかどうかを確かめるために、平和の象徴、きよい心の象徴である鳩を放ちました。鳩は羽を休める渇いた地がないために戻ってきますが、7日後に2回目に鳩を放ったところ、オリーブの若枝をくわえて戻ってきました。これは大地が乾きはじめ、オリーブが若枝をはやすまでに至ったことを意味しています。更に7日後、3度目に鳩を放つと、もう戻ってきませんでした。既に大地は乾き、鳩が巣を作ることができるようになったためです。このようにしてノアは箱舟の外の世界の状況を的確に知るための手を尽くしました。私たちもまたこの世という環境の中で生きて行くために、世と妥協してはなりませんが、正確な現状認識と、的確な状況判断を行うことが必要です。
https://www.bible.com/bible/81/gen.8.6-12.ja1955
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創世記 8:13-19
六百一歳の一月一日になって、地の上の水はかれた。ノアが箱舟のおおいを取り除いて見ると、土のおもては、かわいていた。 二月二十七日になって、地は全くかわいた。 この時、神はノアに言われた、 「あなたは妻と、子らと、子らの妻たちと共に箱舟を出なさい。 あなたは、共にいる肉なるすべての生き物、すなわち鳥と家畜と、地のすべての這うものとを連れて出て、これらのものが地に群がり、地の上にふえ広がるようにしなさい」。 ノアは共にいた子らと、妻と、子らの妻たちとを連れて出た。 またすべての獣、すべての這うもの、すべての鳥、すべて地の上に動くものは皆、種類にしたがって箱舟を出た。
ノアが箱舟に入った翌年の1月1日になってはじめて、ノアは箱舟の覆いを取り除き、自分の目で外の世界の状況を確かめます。しかしノアは、洪水の水が引き、大地が乾いているのを自分の目で見て確かめても、箱舟から外に出ませんでした。なぜなら、箱舟に入りなさいと命じられた主が、箱舟から出なさいとはお命じになっていなかったからです。そして2ヶ月後、大地が完全に乾いた2月27日になってはじめて、主から外に出なさいとのご命令を受けて、ようやくノアは家族とすべての動物たちを連れて、箱舟から外に出ました。自分の置かれた状況を的確に把握し現実を受け入れながらも、自分の判断に頼らず、主に命じられるまま、100年かけて箱舟を建造し、主の命を受けて箱舟に入り、再び主から声がかかるまで1年と10日間、箱舟の中に入っていたノアの姿に、徹底して主の御言葉に聞き従う信仰のお手本を見ることができます。
https://www.bible.com/bible/81/gen.8.13-19.ja1955
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創世記 8:20-22
ノアは主に祭壇を築いて、すべての清い獣と、すべての清い鳥とのうちから取って、燔祭を祭壇の上にささげた。 主はその香ばしいかおりをかいで、心に言われた、「わたしはもはや二度と人のゆえに地をのろわない。人が心に思い図ることは、幼い時から悪いからである。わたしは、このたびしたように、もう二度と、すべての生きたものを滅ぼさない。 地のある限り、種まきの時も、刈入れの時も、暑さ寒さも、夏冬も、昼も夜もやむことはないであろう」。
箱舟から出たノアがまず最初に行ったことは、祭壇を築き、きよい生き物を議席として主に捧げることでした。今で言うところの聖日厳守、礼拝を第一に守る信仰の態度の現れです。日曜日から始まる私たちの一週間も、まず神に礼拝を捧げてスタートすることの大切さが示されています。そしめこのノアの信仰と捧げものの芳しき香りを受け入れられた主は、たとい人が悪を行っても、決して滅ぼさないと固く誓われました。人は罪ある者と受け入れ、忍耐をもって自ら主に立ち返るまで待つとのご自身への誓約です。現代に至るまで、地上に悪が蔓延っても人類を滅ぼされなかった主は真実なお方であることが、ここに現されています。
https://www.bible.com/bible/81/gen.8.20-22.ja1955
神はノアと、箱舟の中にいたすべての生き物と、すべての家畜とを心にとめられた。神が風を地の上に吹かせられたので、水は退いた。 また淵の源と、天の窓とは閉ざされて、天から雨が降らなくなった。 それで水はしだいに地の上から引いて、百五十日の後には水が減り、 箱舟は七月十七日にアララテの山にとどまった。 水はしだいに減って、十月になり、十月一日に山々の頂が現れた。
昨日の通読の際、40日40夜の雨と、150日の水がみなぎった時期を足して考えていましたが、今日の通読箇所の記述からは、雨が降り始めた2月17日から150日後、すなわち3ヶ月後の7月17日に水かさが減って箱舟はアララテ山の山頂に留まり、更に63日後の10月1日に山頂が現れたとありますので、訂正します。いずれにせよ、神は地上が悪に満ちたことを悔いてすべてのいのちある者を水によって滅ぼされましたが、神はノアの従順な信仰を心に留め、またノアと共に箱舟に入ったすべての生き物を心に留められて、水による災いに終止符を打ち、徐々に地上から水を引かせてくださいました。私たちは大自然の驚異の前には為す術もなく、木の葉のように揺れ動く弱い存在ですが、信仰という箱舟の中に入った者は主に覚えられ、神の憐れみを受け、永遠の滅びから救われる約束がありますから感謝いたします。
https://www.bible.com/bible/81/gen.8.1-5.ja1955
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創世記 8:6-12
四十日たって、ノアはその造った箱舟の窓を開いて、 からすを放ったところ、からすは地の上から水がかわききるまで、あちらこちらへ飛びまわった。 ノアはまた地のおもてから、水がひいたかどうかを見ようと、彼の所から、はとを放ったが、 はとは足の裏をとどめる所が見つからなかったので、箱舟のノアのもとに帰ってきた。水がまだ全地のおもてにあったからである。彼は手を伸べて、これを捕え、箱舟の中の彼のもとに引き入れた。 それから七日待って再びはとを箱舟から放った。 はとは夕方になって彼のもとに帰ってきた。見ると、そのくちばしには、オリブの若葉があった。ノアは地から水がひいたのを知った。 さらに七日待ってまた、はとを放ったところ、もはや彼のもとには帰ってこなかった。
大地に住む者をすべて滅ぼした大洪水が収まり、山脈の峰が浮かび上がってから40日後の11月10日に、ノアは外の様子を知ろうと、まずは生命力のたくましいカラスを放ちました。カラスは死肉さえもついばんで餌とすることができますから、大洪水によって死に絶えた動物たちを餌として生き延びました。このことから、カラスを撃ち殺す者がすべて滅びたことが確認できます。次いでノアは地上から水が引いたかどうかを確かめるために、平和の象徴、きよい心の象徴である鳩を放ちました。鳩は羽を休める渇いた地がないために戻ってきますが、7日後に2回目に鳩を放ったところ、オリーブの若枝をくわえて戻ってきました。これは大地が乾きはじめ、オリーブが若枝をはやすまでに至ったことを意味しています。更に7日後、3度目に鳩を放つと、もう戻ってきませんでした。既に大地は乾き、鳩が巣を作ることができるようになったためです。このようにしてノアは箱舟の外の世界の状況を的確に知るための手を尽くしました。私たちもまたこの世という環境の中で生きて行くために、世と妥協してはなりませんが、正確な現状認識と、的確な状況判断を行うことが必要です。
https://www.bible.com/bible/81/gen.8.6-12.ja1955
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創世記 8:13-19
六百一歳の一月一日になって、地の上の水はかれた。ノアが箱舟のおおいを取り除いて見ると、土のおもては、かわいていた。 二月二十七日になって、地は全くかわいた。 この時、神はノアに言われた、 「あなたは妻と、子らと、子らの妻たちと共に箱舟を出なさい。 あなたは、共にいる肉なるすべての生き物、すなわち鳥と家畜と、地のすべての這うものとを連れて出て、これらのものが地に群がり、地の上にふえ広がるようにしなさい」。 ノアは共にいた子らと、妻と、子らの妻たちとを連れて出た。 またすべての獣、すべての這うもの、すべての鳥、すべて地の上に動くものは皆、種類にしたがって箱舟を出た。
ノアが箱舟に入った翌年の1月1日になってはじめて、ノアは箱舟の覆いを取り除き、自分の目で外の世界の状況を確かめます。しかしノアは、洪水の水が引き、大地が乾いているのを自分の目で見て確かめても、箱舟から外に出ませんでした。なぜなら、箱舟に入りなさいと命じられた主が、箱舟から出なさいとはお命じになっていなかったからです。そして2ヶ月後、大地が完全に乾いた2月27日になってはじめて、主から外に出なさいとのご命令を受けて、ようやくノアは家族とすべての動物たちを連れて、箱舟から外に出ました。自分の置かれた状況を的確に把握し現実を受け入れながらも、自分の判断に頼らず、主に命じられるまま、100年かけて箱舟を建造し、主の命を受けて箱舟に入り、再び主から声がかかるまで1年と10日間、箱舟の中に入っていたノアの姿に、徹底して主の御言葉に聞き従う信仰のお手本を見ることができます。
https://www.bible.com/bible/81/gen.8.13-19.ja1955
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創世記 8:20-22
ノアは主に祭壇を築いて、すべての清い獣と、すべての清い鳥とのうちから取って、燔祭を祭壇の上にささげた。 主はその香ばしいかおりをかいで、心に言われた、「わたしはもはや二度と人のゆえに地をのろわない。人が心に思い図ることは、幼い時から悪いからである。わたしは、このたびしたように、もう二度と、すべての生きたものを滅ぼさない。 地のある限り、種まきの時も、刈入れの時も、暑さ寒さも、夏冬も、昼も夜もやむことはないであろう」。
箱舟から出たノアがまず最初に行ったことは、祭壇を築き、きよい生き物を議席として主に捧げることでした。今で言うところの聖日厳守、礼拝を第一に守る信仰の態度の現れです。日曜日から始まる私たちの一週間も、まず神に礼拝を捧げてスタートすることの大切さが示されています。そしめこのノアの信仰と捧げものの芳しき香りを受け入れられた主は、たとい人が悪を行っても、決して滅ぼさないと固く誓われました。人は罪ある者と受け入れ、忍耐をもって自ら主に立ち返るまで待つとのご自身への誓約です。現代に至るまで、地上に悪が蔓延っても人類を滅ぼされなかった主は真実なお方であることが、ここに現されています。
https://www.bible.com/bible/81/gen.8.20-22.ja1955