申命記 19:1-7
「あなたの神、主が国々の民を滅ぼしつくして、あなたの神、主がその地を賜わり、あなたがそれを獲て、その町々と、その家々に住むようになる時は、 あなたの神、主が与えて獲させられる地のうちに、三つの町をあなたのために指定しなければならない。 そしてそこに行く道を備え、またあなたの神、主があなたに継がせられる地の領域を三区に分け、すべて人を殺した者をそこにのがれさせなければならない。 人を殺した者がそこにのがれて、命を全うすべき場合は次のとおりである。すなわち以前から憎むこともないのに、知らないでその隣人を殺した場合、 たとえば人が木を切ろうとして、隣人と一緒に林に入り、手におのを取って、木を切り倒そうと撃ちおろすとき、その頭が柄から抜け、隣人にあたって、死なせたような場合がそれである。そういう人はこれらの町の一つにのがれて、命を全うすることができる。 そうしなければ、復讐する者が怒って、その殺した者を追いかけ、道が長いために、ついに追いついて殺すであろう。しかし、その人は以前から彼を憎んでいた者でないから、殺される理由はない。 それでわたしはあなたに命じて『三つの町をあなたのために指定しなければならない』と言ったのである。」
神はモーセを通じてイスラエルの民に、全くの過失により人を殺めてしまった者のための「のがれの町」を3箇所設けるようにと命じられました。それは中東地方一帯の人々は家族や身内に対する意識が極めて強く、敵討ちをせずにはおられない民族性があるため、血で血を洗う悪しき風習を断ち切り、罪なき人のいのちを守るためでした。神の御心は、私たちが生きることです。
https://www.bible.com/bible/81/deu.19.1-7.ja1955
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申命記 19:8-13
「あなたの神、主が先祖たちに誓われたように、あなたの領域を広め、先祖たちに与えると言われた地を、ことごとく賜わる時、- わたしが、きょう、命じるこのすべての戒めを守って、それをおこない、あなたの神、主を愛して、常にその道に歩む時-あなたはこれら三つの町のほかに、また三つの町をあなたのために増し加えなければならない。 これはあなたの神、主が与えて嗣業とされる地のうちで、罪のない者の血が流されないようにするためである。そうしなければ、その血を流したとがは、あなたに帰するであろう。 しかし、もし人が隣人を憎んでそれをつけねらい、立ちかかってその人を撃ち殺し、そしてこれらの町の一つにのがれるならば、 その町の長老たちは人をつかわして彼をそこから引いてこさせ、復讐する者にわたして殺させなければならない。 彼をあわれんではならない。罪のない者の血を流したとがを、イスラエルから除かなければならない。そうすればあなたにさいわいがあるであろう。」
罪なき人のいのちを守るためにのがれの町を設けられた神は、罪ある者に対しては厳しい態度で臨まれます。それは神は愛なるお方でたると同時に、義なるお方でもあるからです。人を憎み、殺めた者に対しては、たといのがれの町に逃げ込んだとしても、復讐を行うために追ってきた人々に渡すように命じられました。最初の人アダムの息子、カインとアベルの間で流された血によって大地が呪われたように、神の民イスラエルの嗣業の地が呪われないための神のご配慮です。私たちの神は罪に対しては一切妥協せず、罪なき者の血に対して責任を取ってくださる、厳粛なお方です。
https://www.bible.com/bible/81/deu.19.8-13.ja1955
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申命記 19:14-21
「あなたの神、主が与えて獲させられる地で、あなたが継ぐ嗣業において、先祖の定めたあなたの隣人の土地の境を移してはならない。 どんな不正であれ、どんなとがであれ、すべて人の犯す罪は、ただひとりの証人によって定めてはならない。ふたりの証人の証言により、または三人の証人の証言によって、その事を定めなければならない。 もし悪意のある証人が起って、人に対して悪い証言をすることがあれば、 その相争うふたりの者は主の前に行って、その時の祭司と裁判人の前に立たなければならない。 その時、裁判人は詳細にそれを調べなければならない。そしてその証人がもし偽りの証人であって、兄弟にむかって偽りの証言をした者であるならば、 あなたがたは彼が兄弟にしようとしたことを彼に行い、こうしてあなたがたのうちから悪を除き去らなければならない。 そうすれば他の人たちは聞いて恐れ、その後ふたたびそのような悪をあなたがたのうちに行わないであろう。 あわれんではならない。命には命、目には目、歯には歯、手には手、足には足をもって償わせなければならない。」
神はイスラエルの人々の間で、嗣業の地の境界線を移すようなことがあってはならないと、厳しく戒められました。嗣業の地は神からの賜物であり、人が勝手に線引きをして、正当な相続者から奪ってはなりません。神は人の権利を守られるお方です。人と人との間でなされる裁判は必ず複数の証人による証言が必要となり、偽って証言を行う者には制裁が下ります。目には目をという掟は復讐のためのものではなく、人の権利を守るもの、償いの基準です。
https://www.bible.com/bible/81/deu.19.14-21.ja1955
「あなたの神、主が国々の民を滅ぼしつくして、あなたの神、主がその地を賜わり、あなたがそれを獲て、その町々と、その家々に住むようになる時は、 あなたの神、主が与えて獲させられる地のうちに、三つの町をあなたのために指定しなければならない。 そしてそこに行く道を備え、またあなたの神、主があなたに継がせられる地の領域を三区に分け、すべて人を殺した者をそこにのがれさせなければならない。 人を殺した者がそこにのがれて、命を全うすべき場合は次のとおりである。すなわち以前から憎むこともないのに、知らないでその隣人を殺した場合、 たとえば人が木を切ろうとして、隣人と一緒に林に入り、手におのを取って、木を切り倒そうと撃ちおろすとき、その頭が柄から抜け、隣人にあたって、死なせたような場合がそれである。そういう人はこれらの町の一つにのがれて、命を全うすることができる。 そうしなければ、復讐する者が怒って、その殺した者を追いかけ、道が長いために、ついに追いついて殺すであろう。しかし、その人は以前から彼を憎んでいた者でないから、殺される理由はない。 それでわたしはあなたに命じて『三つの町をあなたのために指定しなければならない』と言ったのである。」
神はモーセを通じてイスラエルの民に、全くの過失により人を殺めてしまった者のための「のがれの町」を3箇所設けるようにと命じられました。それは中東地方一帯の人々は家族や身内に対する意識が極めて強く、敵討ちをせずにはおられない民族性があるため、血で血を洗う悪しき風習を断ち切り、罪なき人のいのちを守るためでした。神の御心は、私たちが生きることです。
https://www.bible.com/bible/81/deu.19.1-7.ja1955
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申命記 19:8-13
「あなたの神、主が先祖たちに誓われたように、あなたの領域を広め、先祖たちに与えると言われた地を、ことごとく賜わる時、- わたしが、きょう、命じるこのすべての戒めを守って、それをおこない、あなたの神、主を愛して、常にその道に歩む時-あなたはこれら三つの町のほかに、また三つの町をあなたのために増し加えなければならない。 これはあなたの神、主が与えて嗣業とされる地のうちで、罪のない者の血が流されないようにするためである。そうしなければ、その血を流したとがは、あなたに帰するであろう。 しかし、もし人が隣人を憎んでそれをつけねらい、立ちかかってその人を撃ち殺し、そしてこれらの町の一つにのがれるならば、 その町の長老たちは人をつかわして彼をそこから引いてこさせ、復讐する者にわたして殺させなければならない。 彼をあわれんではならない。罪のない者の血を流したとがを、イスラエルから除かなければならない。そうすればあなたにさいわいがあるであろう。」
罪なき人のいのちを守るためにのがれの町を設けられた神は、罪ある者に対しては厳しい態度で臨まれます。それは神は愛なるお方でたると同時に、義なるお方でもあるからです。人を憎み、殺めた者に対しては、たといのがれの町に逃げ込んだとしても、復讐を行うために追ってきた人々に渡すように命じられました。最初の人アダムの息子、カインとアベルの間で流された血によって大地が呪われたように、神の民イスラエルの嗣業の地が呪われないための神のご配慮です。私たちの神は罪に対しては一切妥協せず、罪なき者の血に対して責任を取ってくださる、厳粛なお方です。
https://www.bible.com/bible/81/deu.19.8-13.ja1955
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申命記 19:14-21
「あなたの神、主が与えて獲させられる地で、あなたが継ぐ嗣業において、先祖の定めたあなたの隣人の土地の境を移してはならない。 どんな不正であれ、どんなとがであれ、すべて人の犯す罪は、ただひとりの証人によって定めてはならない。ふたりの証人の証言により、または三人の証人の証言によって、その事を定めなければならない。 もし悪意のある証人が起って、人に対して悪い証言をすることがあれば、 その相争うふたりの者は主の前に行って、その時の祭司と裁判人の前に立たなければならない。 その時、裁判人は詳細にそれを調べなければならない。そしてその証人がもし偽りの証人であって、兄弟にむかって偽りの証言をした者であるならば、 あなたがたは彼が兄弟にしようとしたことを彼に行い、こうしてあなたがたのうちから悪を除き去らなければならない。 そうすれば他の人たちは聞いて恐れ、その後ふたたびそのような悪をあなたがたのうちに行わないであろう。 あわれんではならない。命には命、目には目、歯には歯、手には手、足には足をもって償わせなければならない。」
神はイスラエルの人々の間で、嗣業の地の境界線を移すようなことがあってはならないと、厳しく戒められました。嗣業の地は神からの賜物であり、人が勝手に線引きをして、正当な相続者から奪ってはなりません。神は人の権利を守られるお方です。人と人との間でなされる裁判は必ず複数の証人による証言が必要となり、偽って証言を行う者には制裁が下ります。目には目をという掟は復讐のためのものではなく、人の権利を守るもの、償いの基準です。
https://www.bible.com/bible/81/deu.19.14-21.ja1955