伊藤ファミリーBLOG

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【COGHCC聖書通読】 2019/01/05

2019-01-05 09:10:22 | 一日一章・聖書通読日記
使徒行伝 12:1-5

そのころ、ヘロデ王は教会のある者たちに圧迫の手をのばし、 ヨハネの兄弟ヤコブをつるぎで切り殺した。 そして、それがユダヤ人たちの意にかなったのを見て、さらにペテロをも捕えにかかった。それは除酵祭の時のことであった。 ヘロデはペテロを捕えて獄に投じ、四人一組の兵卒四組に引き渡して、見張りをさせておいた。過越の祭のあとで、彼を民衆の前に引き出すつもりであったのである。 こうして、ペテロは獄に入れられていた。教会では、彼のために熱心な祈が神にささげられた。

信徒たちの数も増え、順風満帆のように思われていた教会にも、試練は突然訪れます。12使徒の一人であり、イエスからも最も信頼されていたヤコブが、ヘロデ王に捕らえられ、剣で斬り殺されたのです。こうしてイエスが「わたしの飲もうとしている杯を飲むことができるか」とヤコブとヨハネに問われたことが成就したのです。ヘロデ王、すなわちイエスの御降誕のときに幼子を皆殺しにしたヘロデ大王の孫、パプテスマのヨハネの首をはねイエスを十字架につけたヘロデ・アンテパスの子であるヘロデ・アグリッパ王は、祖父や父と比べると大した人物ではなく、教会を迫害することでユダヤ人の歓心を買うことで王としての地位を保とうとするほどの小心者でした。しかし教会にとっては大きな試練が続きます。ヤコブに続き、今度は教会のリーダーであるペテロまでもが捕らえられてしまったのです。それは除酵祭のときと記されていますから、イエスが十字架の道を歩まれた受難週に、教会にとっても受難が訪れたのです。ヘロデ王は捕らえたペテロを過越の祭の後に死刑に処するつもりで、4人一組の兵卒4組に渡されて監視されていました。かつて捕まったときは牢に閉じこめられていただけですが、今度こそは逃れようもできない状況に陥りました。正に絶体絶命のピンチに、教会では熱心に祈りが捧げられました。私たちクリスチャンの最大の武器は祈りでおることを、この後、目の当たりにすることになるのです。

http://bible.com/81/act.12.1-5.ja1955

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使徒行伝 12:6-11

ヘロデが彼を引き出そうとしていたその夜、ペテロは二重の鎖につながれ、ふたりの兵卒の間に置かれて眠っていた。番兵たちは戸口で獄を見張っていた。 すると、突然、主の使がそばに立ち、光が獄内を照した。そして御使はペテロのわき腹をつついて起し、「早く起きあがりなさい」と言った。すると鎖が彼の両手から、はずれ落ちた。 御使が「帯をしめ、くつをはきなさい」と言ったので、彼はそのとおりにした。それから「上着を着て、ついてきなさい」と言われたので、 ペテロはついて出て行った。彼には御使のしわざが現実のこととは考えられず、ただ幻を見ているように思われた。 彼らは第一、第二の衛所を通りすぎて、町に抜ける鉄門のところに来ると、それがひとりでに開いたので、そこを出て一つの通路に進んだとたんに、御使は彼を離れ去った。 その時ペテロはわれにかえって言った、「今はじめて、ほんとうのことがわかった。主が御使をつかわして、ヘロデの手から、またユダヤ人たちの待ちもうけていたあらゆる災から、わたしを救い出して下さったのだ」。

イスラエルの一日は夕方から始まります。過越の祭の後に処刑しようとしていたヘロデが、ペテロを引き出そうとしていた夜ということは、イエスが徹夜の裁判を受けたあの夜、ペテロがイエスを3度知らぬと言って裏切ったあの夜のことでしよう。両手両足を二重の鎖でつながれて2人の兵卒が左右に監視している中にいたペテロの前に主の御使が立ち、薄暗い獄屋を光が照らしました。ペテロを起こした御使が起き上がりなさいと声を掛けると、両手をつないでいた鎖が直ちに外れ、あとは御使の告げるままに2つの衛所を通り過ぎ、街中に出る鉄の門もひとりでに開いてペテロが獄から解放されるやいなや、御使はペテロの側から消えました。それまでは幻を見ているかのように思っていたペテロも我に返って、主が災いから救い出してくださったのだと悟ることができました。人間的には手の施しようのないほどの絶望的な状況に置かれても、主はいとも簡単に救い出してくださることを、私たちも信じて祈る者でありたいと願います。

http://bible.com/81/act.12.6-11.ja1955

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使徒行伝 12:12-17

ペテロはこうとわかってから、マルコと呼ばれているヨハネの母マリヤの家に行った。その家には大ぜいの人が集まって祈っていた。 彼が門の戸をたたいたところ、ロダという女中が取次ぎに出てきたが、 ペテロの声だとわかると、喜びのあまり、門をあけもしないで家に駆け込み、ペテロが門口に立っていると報告した。 人々は「あなたは気が狂っている」と言ったが、彼女は自分の言うことに間違いはないと、言い張った。そこで彼らは「それでは、ペテロの御使だろう」と言った。 しかし、ペテロが門をたたきつづけるので、彼らがあけると、そこにペテロがいたのを見て驚いた。 ペテロは手を振って彼らを静め、主が獄から彼を連れ出して下さった次第を説明し、「このことを、ヤコブやほかの兄弟たちに伝えて下さい」と言い残して、どこかほかの所へ出て行った。

主が自分を牢獄から救い出してくださったと悟ったペテロは、弟子たちが集まって祈っているマルコ・ヨハネの母マリヤの家に急いで向かいました。そしてペテロが門の戸を叩いたところ、取り次ぎに出てきた女中ロダは、声だけでペテロだも確信して、喜びのあまり門も開けずに集まって祈っている人々に報告しました。人々は彼女を気が狂っているとまで言って信じませんでしたが、彼女は間違いないと主張して門を開けると、本当にペテロが立っているのを見て、弟子たちは大きな喜びに包まれました。ペテロは事の次第を説明して聞かせ、ペテロに次ぐ教会の重鎮であるイエスの弟ヤコブや他の兄弟たちに伝えるようにと言い残し、再びヘロデに捕らえられることのないように、しばらく姿を消しました。ペテロをヘロデ王の迫害から救い出したのは、祈りの力であることは言うまでもありません。教会が一致して祈るとき、主が道を開いてくださらないはずがありませんから、どんな絶望的な状況に置かれても、いかなる迫害が訪れようとも、決して諦めることなく、心を合わせて祈り続ける私たちでありますように。

http://bible.com/81/act.12.12-17.ja1955

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使徒行伝 12:18-23

夜が明けると、兵卒たちの間に、ペテロはいったいどうなったのだろうと、大へんな騒ぎが起った。 ヘロデはペテロを捜しても見つからないので、番兵たちを取り調べたうえ、彼らを死刑に処するように命じ、そして、ユダヤからカイザリヤにくだって行って、そこに滞在した。 さて、ツロとシドンとの人々は、ヘロデの怒りに触れていたので、一同うちそろって王をおとずれ、王の侍従官ブラストに取りいって、和解かたを依頼した。彼らの地方が、王の国から食糧を得ていたからである。 定められた日に、ヘロデは王服をまとって王座にすわり、彼らにむかって演説をした。 集まった人々は、「これは神の声だ、人間の声ではない」と叫びつづけた。 するとたちまち、主の使が彼を打った。神に栄光を帰することをしなかったからである。彼は虫にかまれて息が絶えてしまった。

そのころ獄屋では、上を下への大騒ぎとなっていました。あれほどまでに厳重に監視していたペテロが、忽然と失踪してしまったからです。ヘロデ王は怒って番兵たちを処刑するように命じると、自分の邸宅のあるカイザリヤに下りました。彼はユダヤ人たちの手前、過越の祭の間だけエルサレムに滞在し、用が済んだとなるとさっさと、自由気ままに過ごせるギリシャ・ローマ文化の町カイザリヤに帰ってしまうほど、ヘロデ王の心は全く神様に関心がありませんでした。しかしカイザリヤは奇しくも、自分が処刑しようとしていたペテロが異邦人伝道を行った街でもあります。異教の街であっても神様の手から逃れることはできません。カイザリヤに戻ったヘロデ王に、ツロとシドンの人々が謁見を求めます。この頃世界中を襲った飢饉の影響で、ツロとシドンはヘロデ王の領地から食糧を得ていながら、理由はわかりませんがヘロデの怒りを買っていたためご機嫌取りに伺ったのです。ヘロデが王服をまとって彼らの前に出て演説すると、ツロとシドンの人々は「これは神の声だ」と、見え透いた嘘をついて賞賛しました。しかし自分が神にでもなったかのような気分に浸ってご機嫌になっていたヘロデを、突然の悲劇が訪れます。たった一匹の小さな虫が噛んだだけで、ヘロデはたちまちのうちに息が絶えて死んでしまいました。神に栄光を帰さなかった罪の裁きとして、神の使が彼を撃ったのです。神に無関心な者、自分をさも偉い人物であるかのように思い違いして神に栄光を帰さない者の末路は、このように哀れで無情なものです。

http://bible.com/81/act.12.18-23.ja1955

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使徒行伝 12:24-25

こうして、主の言はますます盛んにひろまって行った。 バルナバとサウロとは、その任務を果したのち、マルコと呼ばれていたヨハネを連れて、エルサレムから帰ってきた。

教会を迫害したヘロデ王亡き後、主の言はますます広められて行きました。人が福音を封印しようと躍起になっても、神の御業はとどまることを知りません。そしてエルサレム教会に支援物資を届けたバルナバとサウロは、ペテロのために熱心な祈りが捧げられていた裕福な家庭に生まれ育ったヨハネ・マルコを連れて、アンテオケに帰還しました。彼らを通して、神様は更に福音拡大のご計画を成し遂げるために準備を整えられたのです。

http://bible.com/81/act.12.24-25.ja1955
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【今日の聖句】 2019/01/05

2019-01-05 06:35:08 | 今日の聖句
ヤコブの手紙 4:8 新共同訳

神に近づきなさい。そうすれば、神は近づいてくださいます。罪人たち、手を清めなさい。心の定まらない者たち、心を清めなさい。

私たちが神様に近付こうとするならば、神様自ら近寄ってくださいます。そして私たちの手と心をきよめ、言行一致して聖なる神に似る者となる私たちでありますように。

http://bible.com/1819/jas.4.8.新共同訳
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