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【COGHCC聖書通読】 2019/01/12

2019-01-12 10:40:14 | 一日一章・聖書通読日記
使徒行伝 19:1-7

アポロがコリントにいた時、パウロは奥地をとおってエペソにきた。そして、ある弟子たちに出会って、 彼らに「あなたがたは、信仰にはいった時に、聖霊を受けたのか」と尋ねたところ、「いいえ、聖霊なるものがあることさえ、聞いたことがありません」と答えた。 「では、だれの名によってバプテスマを受けたのか」と彼がきくと、彼らは「ヨハネの名によるバプテスマを受けました」と答えた。 そこで、パウロが言った、「ヨハネは悔改めのバプテスマを授けたが、それによって、自分のあとに来るかた、すなわち、イエスを信じるように、人々に勧めたのである」。 人々はこれを聞いて、主イエスの名によるバプテスマを受けた。 そして、パウロが彼らの上に手をおくと、聖霊が彼らにくだり、それから彼らは異言を語ったり、預言をしたりし出した。 その人たちはみんなで十二人ほどであった。

エペソはかつてパウロがエルサレムに帰還する際に立ち寄った町で、その後アポロがイエスを述べ伝えていました。彼はバプテスマのヨハネと同じ水による縫い改めの洗礼しか授けていなかったため、彼から信仰を受け継いだ人々もまた聖霊を知らずにいました。そこでパウロがイエスの十字架と復活について語り聞かせたところイエスを信じ、パウロがイエスの御名による洗礼を授けたところ、彼らに聖霊が降って異言や預言の言葉を語り始めました。律法と聖書の知識によって得るものは罪の自覚であり、悔い改めまでしか到達できません。イエスの御名は更に進んで、人を真のいのちに目覚めさせ、生きる喜びと神に栄光を帰する聖霊の力を賜ります。

http://bible.com/81/act.19.1-7.ja1955

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使徒行伝 19:8-10

それから、パウロは会堂にはいって、三か月のあいだ、大胆に神の国について論じ、また勧めをした。 ところが、ある人たちは心をかたくなにして、信じようとせず、会衆の前でこの道をあしざまに言ったので、彼は弟子たちを引き連れて、その人たちから離れ、ツラノの講堂で毎日論じた。 それが二年間も続いたので、アジヤに住んでいる者は、ユダヤ人もギリシヤ人も皆、主の言を聞いた。

パウロはエペソに入って3ヶ月の間は会堂で、すなわちユダヤ人に対して神の国の福音を宣べ伝えましたが、彼らは心を頑なにして信じようとせず、むしろこの道、すなわちキリスト教を公衆の面前でボロクソにけなしたため、パウロは弟子たちと共にツラノの講堂、すなわちギリシャ哲学を論じ合う場に入り、2年間にわたって異邦人と毎日論じ合いました。そのため小アジア地方に住んでいる人は皆、人種を問わず誰もがイエス・キリストによる福音を聞かない人はいなくなるまでになりました。神の言葉をすべての人々が聞くまでは、主の再臨は到来しません。主の再臨を待ち望み、その日が来るのを早めるために、周囲の人々に日々福音を宣べ伝える私たちでありますように。

http://bible.com/81/act.19.8-10.ja1955

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使徒行伝 19:11-20

神は、パウロの手によって、異常な力あるわざを次々になされた。 たとえば、人々が、彼の身につけている手ぬぐいや前掛けを取って病人にあてると、その病気が除かれ、悪霊が出て行くのであった。 そこで、ユダヤ人のまじない師で、遍歴している者たちが、悪霊につかれている者にむかって、主イエスの名をとなえ、「パウロの宣べ伝えているイエスによって命じる。出て行け」と、ためしに言ってみた。 ユダヤの祭司長スケワという者の七人のむすこたちも、そんなことをしていた。 すると悪霊がこれに対して言った、「イエスなら自分は知っている。パウロもわかっている。だが、おまえたちは、いったい何者だ」。 そして、悪霊につかれている人が、彼らに飛びかかり、みんなを押えつけて負かしたので、彼らは傷を負ったまま裸になって、その家を逃げ出した。 このことがエペソに住むすべてのユダヤ人やギリシヤ人に知れわたって、みんな恐怖に襲われ、そして、主イエスの名があがめられた。 また信者になった者が大ぜいきて、自分の行為を打ちあけて告白した。 それから、魔術を行っていた多くの者が、魔術の本を持ち出してきては、みんなの前で焼き捨てた。その値段を総計したところ、銀五万にも上ることがわかった。 このようにして、主の言はますます盛んにひろまり、また力を増し加えていった。

生涯を掛けて神の働きを為す者に、神様は聖霊の賜物を豊かに注いで用いられるお方です。パウロに至っては、その持ち物に触れるだけで病が癒され、悪霊が追い出されるほどの、尋常ではない神の力が働きました。それを見ていた魔術師たちは、自分たちもパウロの真似事をしようとしました。魔術や呪い、占いは悪霊によるもので、神様が律法で禁じられていたことでしたが、魔術師たちの中にユダヤの祭司長の子どもたちがいたとは、なんという信仰の堕落ぶりでしょう。そんな彼らがパウロの語るイエスの御名によって命じても、悪霊が追い出せるはずもなく、かえって危害を加えられたために、そのことを聞いたエペソの人々は皆こぞって悔い改め、イエスの御名を信じました。そして銀5万枚にもなる魔術の本を焼き捨てましたが、福音は金に換えることなど到底できない貴重な宝です。

http://bible.com/81/act.19.11-20.ja1955

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使徒行伝 19:21-31

これらの事があった後、パウロは御霊に感じて、マケドニヤ、アカヤをとおって、エルサレムへ行く決心をした。そして言った、「わたしは、そこに行ったのち、ぜひローマをも見なければならない」。 そこで、自分に仕えている者の中から、テモテとエラストとのふたりを、まずマケドニヤに送り出し、パウロ自身は、なおしばらくアジヤにとどまった。 そのころ、この道について容易ならぬ騒動が起った。 そのいきさつは、こうである。デメテリオという銀細工人が、銀でアルテミス神殿の模型を造って、職人たちに少なからぬ利益を得させていた。 この男がその職人たちや、同類の仕事をしていた者たちを集めて言った、「諸君、われわれがこの仕事で、金もうけをしていることは、ご承知のとおりだ。 しかるに、諸君の見聞きしているように、あのパウロが、手で造られたものは神様ではないなどと言って、エペソばかりか、ほとんどアジヤ全体にわたって、大ぜいの人々を説きつけて誤らせた。 これでは、お互の仕事に悪評が立つおそれがあるばかりか、大女神アルテミスの宮も軽んじられ、ひいては全アジヤ、いや全世界が拝んでいるこの大女神のご威光さえも、消えてしまいそうである」。 これを聞くと、人々は怒りに燃え、大声で「大いなるかな、エペソ人のアルテミス」と叫びつづけた。 そして、町中が大混乱に陥り、人々はパウロの道連れであるマケドニヤ人ガイオとアリスタルコとを捕えて、いっせいに劇場へなだれ込んだ。 パウロは群衆の中にはいって行こうとしたが、弟子たちがそれをさせなかった。 アジヤ州の議員で、パウロの友人であった人たちも、彼に使をよこして、劇場にはいって行かないようにと、しきりに頼んだ。


エペソの町中に大リバイバルが起こった後、パウロは御霊の導きに感じて、エルサレムに帰還した後、当時の世界の中心地であるローマに行く決心をしました。そして自分より先に、まずテモテとエラストをギリシャ地方からマケドニア地方に先行隊として送り出したところで、大事件が起こります。エペソの人々がイエスを信じたために、アルテミス神殿の門前で商売をしていた銀細工人デメテリオが、自分たちの生活の糧が奪われてしまうとして、群衆心理に訴えたところ、エペソの町中が大混乱に陥る暴動が起きたのです。そしてパウロの弟子二人を捕らえて、2万人も収容する大劇場になだれ込みました。パウロは弁明しようと中に入ろうとしましたが、パウロの身の安全を案じた他の弟子たちや友人、議員たちがそれを食い止めました。大リバイバルの後には、その反動として大迫害が起こることがあります。日本でもかつて、昭和の初期に大リバイバルが起こりましたが、その直後に第二次世界大戦によってキリスト教、特に私たちの大先輩たちであるホーリネスの群に対する弾圧が起こりました。私たちは順境のときも浮き足立つことなく、しっかりと信仰に根ざして、迫害にも備える心構えが必要です。

http://bible.com/81/act.19.21-31.ja1955

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使徒行伝 19:32-41

中では、集会が混乱に陥ってしまって、ある者はこのことを、ほかの者はあのことを、どなりつづけていたので、大多数の者は、なんのために集まったのかも、わからないでいた。 そこで、ユダヤ人たちが、前に押し出したアレキサンデルなる者を、群衆の中のある人たちが促したため、彼は手を振って、人々に弁明を試みようとした。 ところが、彼がユダヤ人だとわかると、みんなの者がいっせいに「大いなるかな、エペソ人のアルテミス」と二時間ばかりも叫びつづけた。 ついに、市の書記役が群衆を押し静めて言った、「エペソの諸君、エペソ市が大女神アルテミスと、天くだったご神体との守護役であることを知らない者が、ひとりでもいるだろうか。 これは否定のできない事実であるから、諸君はよろしく静かにしているべきで、乱暴な行動は、いっさいしてはならない。 諸君はこの人たちをここにひっぱってきたが、彼らは宮を荒す者でも、われわれの女神をそしる者でもない。 だから、もしデメテリオなりその職人仲間なりが、だれかに対して訴え事があるなら、裁判の日はあるし、総督もいるのだから、それぞれ訴え出るがよい。 しかし、何かもっと要求したい事があれば、それは正式の議会で解決してもらうべきだ。 きょうの事件については、この騒ぎを弁護できるような理由が全くないのだから、われわれは治安をみだす罪に問われるおそれがある」。 こう言って、彼はこの集会を解散させた。

群衆心理は人から物事の判断力を奪います。大劇場に集まったエペソの人々は、互いにわめき合い怒鳴り合うだけで、自分たちが何のために集まっているのさえ忘れてしまう状況でした。ギリシャ哲学に精通し、普段は極めて理性的に物事を判断する人々が、ひとたび理性を失って群衆となると、このような状況に陥ってしまうとは、何とも愚かしく、滑稽でもあります。これが人の知恵、哲学、精神力の限界です。その中で冷静に物事を判断したエペソ市の書記官が群衆に向かって、このままでは騒乱罪に問われる可能性があると訴えて、ようやく騒ぎが収まりました。しかし彼は同時に、エペソの町がギリシャ神話の女神アルテミスの威光の下にある町であることに変わりないと弁明したため、パウロから宣教の場を奪ってしまいました。福音を妨げる働きは、この世の中の至るところに潜んでいます。私たちはそのような世界に住んでいることに心して、正しい信仰を保ち続けなければなりません。

http://bible.com/81/act.19.32-41.ja1955
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【今日の聖句】 2019/01/12

2019-01-12 07:35:08 | 今日の聖句
詩編 130:5 新共同訳

わたしは主に望みをおき
わたしの魂は望みをおき
御言葉を待ち望みます。

神の御言葉を待ち望む者にとって、主は希望であられるお方です。たとい全世界が敵に回るような状況に陥っても、わたしは決してあなたを離れず、あなたを捨てないと約束してくださった主の御言葉に、希望の光を見出す私たちでありますように。

http://bible.com/1819/psa.130.5.新共同訳
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