東京ひとり旅1日目のランチは、赤坂周辺で。
お江戸の粋な食べ物と言えば、やっぱ蕎麦かしら。
板ワサでぬる燗なんぞをやりながら、一人そばをたぐるご隠居さんみたいな真似をしたいもんだぜ。
「室町砂場」は、「天ざる」「天もり」の発祥のお店です。
以前、パリ在住の日本人デザイナーが、日本に帰国したらその足で「室町 砂場」に直行するという話しを聞いて、それほどのお蕎麦を食べてみたいじゃないですか。
とはいっても、しょせん「天ざる」と「天もり」の違いが判らんド素人なんだけど・・・。
この風情のある老舗ぽい佇まい、いいなぁ。
せっかくの発祥のお店ですから「天ざる」にしてみました。ひょっとしたら「天もり」だったかも・・・・どっちだったか・・・わからん。
単品で1600円くらい。蕎麦一枚でまあまあ強気なお値段です。サクサク揚がった天ぷらも楽しみぃ~と思っていたら・・・
がぁ~ん!!つかっとる!!かき揚げがつゆツユの中に最初から、つかって出てきた。
天ぷらはサクサク食べたい派なんだけどな(爆)
それに、天ぷらは盛り合わせじゃなかった。「天ざる」の「天」のところは、かき揚げ一個でした。
肝心のお蕎麦は、色白でキリッと角が立った切り口。お上品でこれぞ更科。つるりとのどごし良くて美味しい。これならいくらでも食べられそうです。
が、少なっ!!
パラリとしかお蕎麦が乗ってない。えっこんだけ???と、動揺を抑えられませんでした。
4口くらいで食べちゃった。ものの5分。立ち食い蕎麦じゃないのに、あっと言う間に食べ終え、ゼンゼン足らない。
お江戸のお蕎麦屋さんで満腹になろうなんて、無粋なことを考えた私が悪うございました。
粋を気取るには、10年早い。もうちょっと枯れてからまた来よう。とっとと退散して、速攻次のお店を目指しました。
次のお店は「ホットケーキパーラーFulu Full(ふるふる)」
さすがに、天ざる(天もりかも???)食べた直後に、ホットケーキを食べるなんて暴挙はいたしません。
ここは、フルーツパフェも有名なんです。フルーツがとにかくおいしいんだって。
暑い中、行列に並んで、やっと現れた王道なこの姿。キング・オブ・フルーツパフェ。
「では果物のご説明をさせていただきます」
ひとつひとつのフルーツの説明をしてくださいました。○○産のなんとかというさくらんぼとか、○○産のなんとかというスイカとか・・・・フルーツパフェのフルーツの説明を聞いたのは、初めての経験です。
このフルーツが、ひとくちでは食べれないほど大きくて、甘くておいしーーい。フルーツの味が印象的。
天ざる1枚では、ゼンッゼン足らなかった私の胃袋も、この大型パフェを食べて、やつっひとごこちつきました。