Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

黄金のアデーレで涙・涙

2015-12-23 | カルチャー

広島ブログ

久しぶりに、映画らしい映画を観ました。映画通のお2人とご一緒したので「よかったねえ~」としみじみ言い合いました。その映画は、シネツインで上映中の「黄金のアデーレ」

この退廃的な画風のクリムトの「黄金の女」にモデルがいたとは知りませんでした。絵画の資産価値は、およそ121億円ほど。
そのモデルであるアデーレ=ブロッホ・バウアーの姪である老女マリアが、ナチスに奪われた叔母の肖像画の返還を求めて、オーストリア政府を相手どって、訴訟を起こす実話です。
1人の一般ピープルVSオーストリア政府ですから、スゴイ話しです。しかも実話って・・・・・そして、家族の絆の物語でもあります。
                    (公式サイトより)

実話なので、結末はわかっているのに(だって、邦題は『名画の帰還』ですもん。思いっきりネタバレ)、最後の調停での言い渡しのシーンには、思わず鳥肌が立ちました。
生存しているからこその実話なのですが、主人公がナチに追われて逃亡するシーンは、手に汗を握りました。
愛する両親を残していく、今生の別れのシーンは、涙が止まりませんでした。

なにより、先の戦争の過ちを認め、自国に不利になっても、真実に目逸らさず、正しく記憶し、導こうとしてることに、ヨーロッパの国の理性が素晴らしいと思いました。

主人公は御年70歳のアカデミー賞女優 ヘレン・ミレン。この女優さん、大好き。
「カレンダー・ガール」も「クイーン」も良かったし、映画の内容はダメダメなんだけど、彼女の女スパイ役が超カッコイイ「RED」も素敵、65歳のヘレンがもうメチャクチャ色っぽいのです。
70歳の女性を主人公に映画を作る、ってのが、日本ではなかなかありませんね。あっ、吉永小百合がいました。
                     

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2 コメント

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Unknown (ふぃーゆパパ)
2015-12-23 10:44:16
訴訟を遂行したのはアデーレ法律事務所の弁護士?w
>喋りに関しては、そのすじの協会より、アナウンサー、ナレーターと同程度とお墨付きいただいております
来年から偽レブの会の司会はitatchiさんにお願いしたいです。
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ふぃーゆパパさんへ (itatchi)
2015-12-23 22:33:12
残念ながら、アデーレ法律事務所ではなかったですね。
もちろん代理人も実在してらっしゃいます。
この後、美術品返還訴訟専門の弁護士になられたそうですよ。



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