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余人をもって代えがたい

2020-05-23 07:06:06 | 日記

新型コロナで大変なときに、強行採決
までしようとした「検察庁法案」は、
黒川氏のスキャンダルで辞任というあ
っけない幕切れとなった。

いや、幕切れにしてはならない。

そもそも安倍首相が法律やルールを無
視して、定年退職する黒川検事長を
「余人をもって代えがたい」と定年延
長を閣議決定したことだ。

これから始まった。国会では森法相の
答弁にならない珍答弁が続いた。

そして定年延長を後追い的に「法律案」
を出してきた。

どう考えても、アベトモである黒川氏
を最高検事長の職につけたいがためと
考える。

それが、賭けマージャンで退職となる
と、あっさり「検察庁法案」の継続審
議、さらに批判が高まると廃案にする
となった。

法案が何のためなのか、よく分かる。

問題の出発点である閣議決定。
定年退職する黒川高検検事長を「余
人をもって代えがたい」として退職
させなかったことである。

釧路市議会でも、議会承認人事とい
うものがある。
市長の推薦文にあるのが「余人をも
って代えがたい」という文言だ。

まあ、事実上の枕詞(まくらことば)
になっているが。

安倍首相のお友達人事。三権分立と
いう民主主義社会の原則を壊し、検
察人事まで手に入れようとしている。

今回も「責任はある」と繰り返し述
べている。いったい何回この言葉を
聞かされてきたか。責任という日本
語が壊されてきている。

おまけは、珍答弁の森法相が、「検
察改革」をしなければと述べたこと
だ。

改革を言うならば、法相辞任であり、
内閣そのものであろう。