釧路市は5月10日に桜の開花宣言がなされ、今は
満開だ。レンギョウやタンポポの黄色とかさなり
ようやく春の実感がわいている。
しかし、ここ数日間は寒い!
土曜の朝が4度、日曜が8度、そして今朝は2度。
朝夕のストーブがかかせない。
まさに桜が咲くころの冷春、桜冷えが続いている。
新型コロナウィルスによる自粛で、地方の経済困
難さがいっきに進んでいる。
にも関わらず対策は遅々としており、まさに後手
後手となっている。
一律10万円給付の通知が数日間にわたり、各家
庭に届いた。
・書き方がわからない。
・本人確認は?
・コピーはどうしたら?
コンビニに行ったら並んでいた。機会の操作がわ
からないなど、申請書は高齢者にとって難しすぎ
る。
余計な書き込み欄やチェック項目がありすぎる。
右側の「希望されない場合は×を」は何のために
入れたのか。間違ってチェックを入れたならどう
するのか。
そもそも字が小さすぎる。
私のところにも高齢者から電話がきた。
つくづく高齢者にやさしくないと思った。
マイナンバーカードの「個人認証」も、暗証番号
を忘れたなど窓口で混乱をきたしている。
そもそもデジタル個人認証は、庶民にとって馴染
みがないし、使ってもいない。
マイナンバーカードの中に「デジタル個人認証」
が入っていることすら知らない人が多い。
さらに「デジタル個人認証」って何? というこ
とも。
ところで、この「個人認証」とマイナンバーカー
ドの番号とは何の関わりもない。
もともと、マイナンバーがない時代から「デジタ
ル個人認証」はあったのだから。それも有料で。
今回の新型コロナ対策として、マイナンバーの普
及を進めようとする思惑がすけてみえる。
それにしても安倍首相の新型コロナ対策は、まっ
たくお寒い状況だ。それどころか、検察庁法の改
悪に血道をあげているという恐るべき事態だ。
自分の身を守るために必死になっている。そこに
は国民がいない。
桜冷えが続いているが、安倍政権による政治のお
寒い状況はあまりにもひどい。
追記
ネット上の個人認証は、公開鍵方式の暗号システ
ムだ。
これは、個人や企業が秘密カギを持ち、対になっ
ている公開カギを広く配り、それで文章を暗号化
してネットで送ってもらう。受け取り側は秘密カ
ギでしか平文(ひらぶん)に戻せない。
これを逆に使うと「秘密カギ」をもっているのは
本人のみという証明になる。
この暗号方式が「デジタル個人認証」となる。
暗号が解読されたら? と思うとゾッとする。
最近話題の量子コンピューターが実用化されれば、
RSA暗号はいっきに瓦解すると言われているが
私たち素人ではわからない。
また桁数の大きい素因数分解が簡単に解ける理論
が発見されれば同じ運命だ。