関電の経営幹部20人が、高浜町の元助役
から3億2000万円の金品を受け取って
いたというニュースは、原発の底知れぬ闇
をみた。
返そうとしたが(この時点で違法であるこ
とがわかっていたからだ)、どう喝されて
返せなかった。保管していた。
この言い訳には驚いた。
まるで子どもじみた言い訳だ。
もし事実なら、電力会社のトップが「どう
喝」に簡単に屈していることになる。
でなければ、すべて亡くなった元助役に、
責任をかぶせた形になってしまう。
いずれにしても真相はまだ闇の中だが、は
っきりしていることは3億2000万円が
「わいろ」「うら金」として動いたことだ。
このお金のもとは、国民の電気料金だ。
巨額な資金がうら金として、めぐりまわっ
て関電のトップに還流していく。そこに政
治家が関わっていないのか? 「反社」勢
力は?
下請け企業は「上納金」を出さないと工事
の受注ができないなど公然といわれている。
原発利権の闇は深い。
この利権に、徹底的にメスをいれ、解明し
ていくことこそ、政治に求められている。