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「終活」は初めて聞く言葉

2022-10-29 12:30:50 | 日記

30日付しんぶん赤旗日曜版に、映画字幕翻訳者の戸田奈津子さんが登場した。

しんぶん赤旗日曜版

戸田奈津子さん

米在住の97歳の元コロンビア大学名誉教授・村瀬実恵子との対談(Zoomで)が行われ、「若いお姉ちゃん」と呼ばれたとのこと。この歳ではじめてです、と述べている。

このなかで村瀬さんは「アメリカにいて『終活』は初めてきく言葉。そういうことに人々が関心を持つのは、国としても、個人としても理想像がないからだ」「外から見たら、そう思われると思います」と。

私はうーんとうなってしまった。
やはり日本の社会が「異常」で、さらに歪んでいる結果ではないかと思った。

「長寿はそれなりに受け止めて楽しむべきじゃないか」
その通りだ。

その後、女性初の字幕翻訳者として1500本以上の映画を担当してきたお話となった。
今週は第1回で、続きは来週。楽しみだ。

しかし、日本では高齢者の負担増が続いている。
医療や介護保険の値上げが計画され、年金は物価が上がっても下げられるという「理不尽」な政治が横行している。

国民年金は40年間満額かけても、月6万4千円だ。
そもそも40年間かけている人は少ない。実際はもっと低い年金額だ。
これでどうして生活しろというのか。

昔、自民党が安定多数をとっていなかったときに、最低補償年金が各党の公約になったときがある。
いまは立ち消えている。

高齢者の生活実態が反映できる政治にかえなければ。
そのためにも自・公多数をやめさせることだ。