昨日、河野太郎デジタル相は「2024年度秋に現在の健康保険証の廃止を目指す」と表明。
法律も、憲法も無視した、強権発動だ。
マイナンバーカードを取得すれば、5千円、2万円もらえると宣伝しても、普及はようやく5割台。
なぜここまでやっても普及しないのか。
そんなに良いものなら普及するはずだ。
なぜ広がらないのか、その検証がまったくない。
昨日の記者会見も、都合の悪い質問には無視、答えない姿勢を貫いていた。
なんのためのマイナンバーカードか?
なんでもかんでもカードに個人情報を詰め込む。買い物まで?
欧米ではプライバシー意識の高い国民の反対で絶対にできない。
アメリカでさえ、医療カードだけだ。
できているのは中国だ。
いつから日本は中国のようになったのだ!
インターネットや情報管理は「分散化」が常識になっている。
集中化・1本化は、情報漏洩のリスクがあまりにも高いからだ。
ネット情報の漏洩事件は毎日毎日・・・毎日起きている。
デジタル庁でも、今年3月に個人情報が漏洩し、9月にG ビズ ID メール中継サーバーが侵入され、13,000余りの不審メールがそこから送信された。
医療や免許証、資産や銀行預金などあらゆるものをマイナンバーカードに一本化されることに、多くの国民は不安を覚えている。
盾と矛の関係で、永遠に続く。
だからこそ、集中化ほど危険なものはない。
ましてや、日本政府の情報インフラはアメリカのAMAZONが担っているし、ほとんど民間企業だ。
経費節減が求められるベンダーも、セキュリティの脆弱が多い感じがする。委託、孫請け、非正規労働の闇の世界になりつつある。どうして安全といえるのか?
インターネットから切り離された行政の閉じたネットワークである「LGWAN」も、民間活用で続々とネットにつながり始めた。
霞が関の一室で、マイナンバーを打ち込めば、一人の国民のすべてを把握できる。これこそ独裁国家が長年望んでいたことではないのか。
国民の自由と民主主義の発展と真逆の世界だ。