全道をまたにかけた大規模な演習であった。
矢臼別演習場では演習場内だけではなく、計根別の場外離着陸場も初めて使われ、「西春別市街地は『普天間』か!」という声が出たほどだ。
この離着陸場は5日間連続してヘリが飛行し、なんと米軍のC130輸送機まで来た。矢臼別演習場外でこれほどの訓練は初めてだ。
広大な矢臼別演習場では、沖縄で十分な訓練ができなかったハイマースのロケットも撃っていた。
レゾリュート・ドラゴンは米軍側の名前であり、日本語では「日米共同訓練」だ。
本当に「共同」なのか。
北海道新聞では「『盾』の日本 役割変化も」と報道された。
変化どころか「安保法制」により、実態は米軍の指揮下にはいっているのではないか。
「専守防衛」の域をはるかに超えている。
米軍への支援で、自衛隊がいよいよ海外で戦闘する恐れが濃厚となっている。
これこそ現実的な危機だ。
昨日のNHK日曜討論では、自民党は「敵基地攻撃能力」とともに防衛費2倍化も当然のように主張していた。野党も、維新は自民党以上であり、国民民主も必要と述べ、立件民主はあいまいな状況であった。
日本共産党以外、「大軍拡」の波に飲み込まれようとしている。
これは「いつか来た道」だ。
戦争反対を貫いて100年。いまこそ政治を変える声を大きくしなければ。