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あまりにも拙速な「核のゴミ」設置申請

2020-10-09 07:04:27 | 日記

住民の反対があるにもかかわらず、町を二分
する前に決めてしまう。それも議会の本会議
ではなく全員協議会の非公開で。
住民は決定に対してまったくの埒外であった。

寿都町の町長が「核のゴミの最終処分場」の
申請を行うことになった。反対の住民を置き
去りにして。

無害になるまで、10万年と言えば約3000世
代も先の子どもたちだ。
まったく無責任な決定だ。

寿都町の財政は約50億円。核のゴミの文献
調査で20億円、さらに第2段階で70億円の
交付金が町に入る。

はっきり言って一回こっきりの「あぶく銭」
だ。ハコモノをつくったら維持費で大変。

原発が一基だけでなく、3基も4基も集中す
る原因は、交付金が切れると次の原発を建て
て、さらに交付金をもらうためだ。
町が税金という交付金漬けになる。

けっして正常な町の発展ではない。

文献調査の申請を決めたからと言って、まだ
終わったわけではない。

町の未来を左右することに対して、住民の声
を聞けという真っ当な運動がはじまったばか
りだ。住民投票という動きもはじまっている。

民主主義が機能していることを次世代の子ど
もたちに示したい。

そもそも災害列島の日本で、原発を動かして
はならない。動かせば再び大量の核のゴミが
発生する。無責任このうえない。

反対運動はこれからだ。

 

追記
人類は大量の地下資源を取り出し、今の文明
を築いてきた。問題はその動機だ。資本主義
社会は、目先の「利潤」のために最大の力を
発揮する。このままでは「イナゴの大群」と
同じになってしまう。

あまりにも急激な地下資源の消費のため、い
ずれ太陽から降り注ぐのエネルギーだけの循
環型経済にならざるをえない。

地球環境を壊す前に、循環型経済にシフトし
ていかなければ。