安倍前首相は「内閣人事局」をつくって、
霞が関を支配した。あらゆる場面で「忖度」
を生みだしだ。
今度は「日本学術会議」の会員への人事介
入を菅政権が行った。なんと6人の任命を
拒否した。
会議が推薦した候補を任命しなかったこと
は、過去に例がない。
私は、拒否の目的は「軍事技術研究」の抵
抗勢力の排除だと思う。
そもそも「日本学術会議」は、1951年1月
に「戦争を目的とする科学の研究には絶対
従わない決意の表明」が採択され、1967年
には「軍事目的のための科学研究を行なわ
ない声明」を出している。
安倍前政権では、防衛省の軍事技術研究費
が大幅に増加させた。あわせて「選択と集
中」という新自由主義を持ち込み、大学へ
のお金を削減していった。
このとき「日本学術会議」が大きく揺れた。
菅首相は、それさえ許せないのではないか。
「学問の自由」を脅かす重大な事件だ。
赤旗の記事は ⇒
霞が関の人事権は手中にした。次は「日本
学術会議」だともいう脅しの論理だ。
安倍政権以上に危険な菅政権になりつつあ
る。