他人からUSBメモリを借りてデータをもらうと、autorun.inf
に感染しているケースがある。
USBからの削除とパソコン本体のウィルス駆除をお願いしてい
るが、自覚はまったくない。
お金がかかるといって、セキュリティソフトを入れない、また
は更新しない人もいる。
さらには無料のセキュリティソフトを入れているから大丈夫だ
と胸をはる人がいる。
標的メールは、どんな専門家でも防げない。
名だたるIT企業が、ウィルスに感染するか、あるいは内部犯行
で大量の個人情報が流出している。
米のウィルスソフト企業の会長のパソコンが感染したという
ニュースも過去流れた。
釧路市議会でも、私のパソコンに暗号なしの無線LANのアンテ
ナがたったことがある。これでは誰でも侵入できる。市役所は
無線LANを禁止しているはずだから、近くのビルの会社かと思っ
たら、なんと他会派が無線LANを設置したことがわかった。
それもセキュリティなしで。
市の情報室から指摘してもらい、改善をはかった。
90年代のメールが広がった初期の時代、私のパソコンにも多量
のウィルス付きメールが送られ、その都度相手先に連絡した。
その後、発信先の偽造ウィルスが当たり前になり、誰のパソコ
ンが感染しているかわからなくなっていった。
日本では、大企業からの個人情報漏れが何回も起きており、年
金情報の流出は、国民の記憶に残っており、いまだに解決して
いない。
ネットにつないでいなくても危ない。
イランの核施設が「スタックスネット」のウィルスで破壊され
たのはあまりにも有名。
冒頭でのべたUSB、カメラのSDカードも感染する。
「裸でオオカミの群れの中に」はドイツ作家によるナチスの収
容所の作品。これと同じようなことがネットでも起きている。
マイナンバー
これほど、おろかな政策はない。
米も、韓国も、大量に流出している。
ヨーロッパでは、止めた国さえ出てきた。
にもかかわらず、自民・公明は今月から強行しようとしている。
NHK会長が「受信料にも適用を」と、またまたばかげた提案を
している。
マイナンバーには、膨大な「利権」が絡んでいる。
国民の個人情報流出やなりすまし、詐欺などたいしたことはな
い、と思い込んでいる。いや思い込ませようとしている。
かくして、「利権」の前に理性は引っ込む。
日本人はいつから、おろかな社会をつくることになったのか。
まずは中止させる声を上げること。
戦争法の廃止とともに、マイナンバーを進める自民・公明政権
の批判を強めることだ。
個人的な自衛策として、私はマイナンバーのカードは作らない
ことにした。
免許証があれば十分だ。