昨日の続き
6日 今日は班のメンバーを入れ替えて各班出発する。船はまだ少しうねりの残りで大きく揺れる、エンジンの響きに驚いて波間にトビウオが飛ぶ、A班は宝バエに、C班は7っ洞の磯へ、われわれB班は鋸ばえへと渡った。
我々4人は私だけが底物で、他の3人は上物を狙った。この磯は沖ノ島から比較的近いところにある、1時間ほどすると風が強くなり、上物の連中は釣りにくそうで、その内皆,風下で脈釣りに切り替えた、そしてすぐに2回生の友永君がイスズミの25センチくらいのを、続いて同じくらいのサンノジを上げた。私の方はアタりあるも昨日同様にダメ、しばらくして1回生の石井君が28センチくらいのイガミを上げた、11時ごろ昼食が来て早々に食べまた釣座で頑張る。その後1回生の中村君が6号のハリスを2回切られる、竿を立てる間もなかったらしい、グッグッときて、そのままプツンときれた。ずいぶん大きなのがいるみたい、2時30分ごろ船が来て引き上げる。
船上他班はどうだろうかと話し合ううちに、船はA班の宝バエへ、皆道具をかたずけ、船をまっていた、その右にスカリがはいっている、「オーイ、どうだ?」「オオやったぞ、イシガキや!」全員船に乗る、42センチのイシガキダイであった。他に坂本君の30㎝のテンスが1枚、ついでC班に向かう。オッC班もスカリが入っている、よく見るとスカリの中に白いものがフワフワ、船のうえの一人は「あれは冷凍エビを溶かすのに使う布袋やで・・」という、でも近づいて見ると、大きな青ブダイであった。
62センチあった、2回生の衣笠君があげたとのこと。帰りの船上は賑やかになった、イシガキをあげた1回生の久保君はろくにこませもせずに釣ったという、それは隣にいた坂本君がずいぶんコマセをしたらしい、坂本君のブツブツいうこと。「人のコマセで釣りやがって」でも1回生のこの合宿初の獲物に、リーダーとして大変喜んでいた。
一方C班の上物をやっていた、1回生の前川君が脈釣りで切られたのが2回,、他にA班で底物で根に入られたのが1回あり、あれが上がっていたら大きかっただろうという。
3時30分ごろ宿舎に帰る、私は夕食まで、4,5人と波止の所に泳ぎに行く、波止のすぐ外で潜ると40センチぐらいのハゲが大変たくさん目の前を横切る、2回生は青ブダイやクエを見たという、実に魚の濃い所だとつくづく思った。