端島の釣2
小型ながらも私たちには30センチもあれば楽しいグレ釣りになる、大物を
1匹と云うのもいいが、また違う釣りでもある。
グレを釣ってると少し違うアタリがでた、ウキがシューシューと走った、
何かなと思いつ手首が帰ったが合わない、おかしいなと思い、今度は合わさ
ずに見ているとスーッと入ったウキが1度止まり、ひと呼吸おいて走りだす
そこで合わすと、竿の乗った、あげてくると丸々とした30センチほどのアジ
であったこのように交互に釣れてくる、マキエを続けていると、エサ取りの
オセンの下に良型交じりのグレがわいてきた「グレがわいてきたよ」と宮林
氏に声をかけると、「どれどれ」と竿をかついできてヒョイと投げた、さす
がにベテラン、うまくポイントに入れて「ハイ第1号」と緑青がかった美し
い魚体のグレを放り上げた、「簡単なもんや」と良さんに一言云って、自分
のポイントに引き上げた。
木之元氏はとみると、一人色々と仕掛けを変えては、グレやアジをスカリに
1匹づつ入れている、朝の出港時には雨が来るかもと言っていたのが、だん
だんと日差しがきつくなり、クーラーにはお弁当と飲み物が入っているのだ
が、あまりの暑さに食欲は起きずに飲み物ばかりがよく売れた。
4人の竿は、休みなく1日中よく釣れた、種子島でのグレ釣りの時に見て以来
のグレの湧きも(大きさは違うが)見たし、鳥島でのイシダイの入れ食い以
来の釣りができたのでもうやめよかと3時に納竿した。
広島を午後6時過ぎに出て、高速道で大阪に10時30過ぎに到着した、
広島も高速のおかげで近くなった。
こんな大きなグレは釣れませんが、(藤原名人のグレ)