すみれの先生の書かれた文からの続きです。
麻雀のことで頭の老化についても書かれておられます。
昔から指先を使うと健康に良いといわれていたが、間違いではなさそうだ。
麻雀ほど長い時間、苦痛もなく指先を使う遊びはないから、毎日でもそれが出来る私達は
ラッキーと言える。
しかし皆さんが牌をもってくるあのスタイルはいただけない。
まるでクレーンで牌を吊り上げているようではないか。
力がこもっていない、気持ちがこもっていない。
賭け麻雀人の大半は盲牌(モウパイ)をする。
親指の腹を牌の絵側に当て、絵を見ずに、指の感触だけで牌の種類を判別する技術である。
皆さんは、ワーすごい、私もシロだけならわかるけど、というワンパターンの反応を
示すが、何か勘違いをしている。
牌の判別をするためにモウパイを始めたのではないのである。
何とか勝ちたい、負けたら小遣いが無くなる、負けたら女房がまた実家に帰ってしまう、と
いう切迫感が牌をギューとつかむ動作につながったのである。
その結果いつの間にか牌の判別ができるようになっただけである。
高額な賭け麻雀人は半年で盲牌ができるようになるが、惰性で行なう健康麻雀人
家庭麻雀人は30年経ても盲牌はできない。
それは麻雀というゲームへの認識が甘いからである、
自分の目的に向かって心も指もギューと集中、引き締めるべきなのに、どうでも良い雑談
タラレバ、結果論、他人批判にうつつをぬかしているからである。
日常のあらゆる場面を想い起こしてみると良い、真剣に考えているときは口もても閉じている
その逆においては口も手も開いている。
親指だけで判別できるのであるからクレーンタイプと盲牌タイプとは同じ指の運動でも、
脳に与える影響力は1;100ぐらいの開きがあると素人の私は思う。