青物が釣れだしたために,タイが怯えて底に沈んでしまいエサを食わなくなった。
釣り人というのは勝手なもので自分たちが今青物に気を取られて、
引っ掛け回しておいて、タイが一向に釣れないと文句を言う。
そしてタイが入ってないのと違うかとまで言い出す。
私は聞こえないフリをしてそのうちに釣れるやろと知らん顔していた、
しかしぼちぼち、青物を入れに来るはずと思い
事務所に皆さんのアジを買いに行った、その時に山形社長が釣れてるかいと
聞いてきたので、今青物でひと騒動したとこで、タイは釣れてないといったら、
この頃はつれだすのが遅くて昼からやという。
昼からやったら、時間オーバーするのになー
また無理言って延長やなーと、勝手に思ったが・・・
朝の7時からはじめると確か12時30分が最終と違ったかな、何時も勝手に延長するので
実際の時間がわかってない?
アジをもっていくのと同時に青物が入れられた、途端にあちこちで竿が曲がり始めた。
朝の釣れた青物は前日の残りでこれからのが今日の分
みなさん頑張ってやと,発破をかけた、これに応じてくれるのはやはり今中師匠
今日は12本の青物が必要や、そうすると一人1本持って帰れる。
12時頃までに10本から釣れたそのうち師匠が5本から釣ったのである。
アジの中でも皆さんに内緒にしていたが青アジの方がよく食いつくのである、私が皆さんが
一斉に釣ったあと少し静かになった時に、アオアジが1匹いたのをそっと入れたらやはり
僕の竿にすぐに食いついた、来たよといった時には前の人の竿も曲がり絡んだのがわかったが
本人は自分のに来たと思い巻き始めたので違うといったが間に合わずにバレた、大体絡むとバレる
この青アジの良いと思うのはこのあと針にかけそこねて逃がしたのを、銀シャケが猛烈に追いかけていたが、このアジ賢く、網の目から逃げた、この銀シャケ、他のアジが目の前に泳いでいるのに
知らん顔しているくせに・・・
その後時間延長してから社長の言うとおりマダイがよく釣れだした、何時も勝手して申し訳ないと思っています、でも皆さん僕が行くときには今中師匠が行くのでお土産があると思いついてきてくれる。
今回も全員に青物とタイが数匹ずつ、それにヒラメが1匹づつのお土産となって喜んで帰ってくれた。