呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

呑む気オヤジの観る・聴く・丸呑み!~DVD「ザ・マジック・アワー」

2009-08-12 | 映画(DVD)の話
ザ・マジックアワー スタンダード・エディション [DVD]

ポニーキャニオン

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昨日は「G.I.ジョー」を観にいったけれど、やっぱり映画は映画館で観るもんだね。
夏休み(お盆休み)中とはいっても、結構空いていてシートも最高。迫力も家のTVとは全然違う。
とは言うものの、そうしょっちゅう映画館に通うわけにも行かない。
なので、この夏休みに今まで観そびれた映画を観るべく、DVDを何本か借りてきた。
今日観たのは・・・


♪「ザ・マジック・アワー」

三谷幸喜脚本・監督作品。
売れないアクションスター村田(佐藤浩市)と、ヤクザの親分の女に手を出して絶体絶命のピンチに立たされたレストラン支配人の備後(妻夫木聡)が織り成すドタバタ活劇。
親分(西田敏行)に「5日以内に伝説の殺し屋‘デラ富樫’を連れてこないと殺す」と言われ、役者の村田に親分の前で富樫を演じさせることを思いつく。
村田は、本当の映画だと思いこんで一生懸命芝居をする・・・。
戦前のアメリカの街並みを再現した映画のセットのような港町「守加護(すかご?)」で繰り広げられる『現実と虚構』が混沌とした丁々発止のやりとり。
備後は、現実の中に映画の虚構を無理やり押し込み、結局にっちもさっちも行かなくなる・・・。

面白いねぇ~、素晴らしいねぇ~!!
「有頂天ホテル」では、映画の中に「芝居」的要素を盛り込んで、とても面白かったが、今回は劇中劇的に「映画」を盛り込んでいる。
三谷幸喜という人は、どこまで天才なんだろう。
相変わらず登場する役者が上手だ。
特に佐藤浩市と妻夫木クンは最高。
実力もなくいつまでも売れないけど、心底役者が好きな村田を佐藤浩市が好演している。
調子が良くてちゃらんぽらんだけど、でも憎めずみんなから慕われる若手支配人の妻夫木もいいねぇ。
僕は、こういう本来「いい男」が、情けない役をするのが好きだ。
今回の佐藤浩市や妻夫木もそうだし、真田広之や竹野内豊も然り。
その他の登場人物も上手いねぇ。
深津絵里、綾瀬はるか、寺嶋進、伊吹吾郎・・・、みんな個性的。
慎吾クンがちょっとだけ顔を出したり、港町の名前が「守加護(すかご)」だったり、最後のタイトルバックに大道具さんが「街並み」を組んでゆく様子を映し出したり、遊び心も満載だ。
ドタバタ喜劇だけど、ところどころでホロッとさせられる。
こういう映画を映画館でじっくり観たい。
やっぱり、あなた、「夫婦」になろう!
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