呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

目黒雅叙園~辻村寿三郎展

2011-05-24 | 徒然なるままに

Engelosのライブを聴いた後は、目黒のだるま鮨に行く予定にしていた。日曜日だし、家庭のある皆さんだし、それに僕は月曜の朝から健康診断。5時の開店から入って、早めに帰りましょう。
でもライブは3時には終わってしまう。まぁ、目黒からだと新緑の自然教育園とか白金高輪辺りの住宅街もなかなか良い散歩コースだ。時間はつぶせるなと思っていたら、雨。それも結構の豪雨。どうしようか、あと2時間。
そうだ、目黒雅叙園に行こうか。旧館の「百段階段」を一度見学したかったんだよね!雨の中、目黒からタクシーで雅叙園に向かった。
目黒雅叙園は雨にもかかわらず人がいっぱい。5月22日は、11月22日と並んで「いい夫婦」の日ということで、披露宴がたくさん。20組近くやっていたんではないだろうか。華やかで幸せ一杯の雰囲気でありました。

さて雅叙園の「百段階段」、おぉ~、辻村寿三郎展をやっているではないか!これはラッキー。この人形、好きなんです。さっそく入場料1,500円也を支払って、旧館に向かう絢爛豪華なエレベーターに乗り込んだ。何が豪華かって?まずエレベーターがでかい。普通のビルのエレベータの高さも幅も、倍はありそうだ。そしてその扉や内部の螺鈿造りの豪華なこと!凄いなぁ~、立派だなぁ~。
エレベーターを降りると、靴を脱いで木製の古びた階段を昇る。その数、百段(実は九十九段だって)。その途中々々に昔の宴会場に使っていた和室があり、そこに辻村寿三郎の人形が展示されていた。今回のテーマは「安土桃山・花の宴」足利氏や信長、秀吉、家康、伊達政宗などの武将、それらを囲む歴史上の男と女…。
いぁ~、見事だなぁ。それぞれの人形の顔も個性があって素晴らしいが、辻村氏の人形の特徴は、なんといってもその衣装。古い着物を加工したのではなく、人形のためにわざわざ織ったものなのだろう。とても立派でずーっと眺めていても飽きない。
そして、展示場となっている和室の、これまた豪華さ!7つの部屋の壁や襖、障子、そして欄間も天井にまで施された彫刻や絵画が何とも素晴らしい。昭和10年から創業している雅叙園に残る唯一の木造建築だそうだ。昔はこういう部屋で宴会や婚礼を行っていたんだね。
辻村氏の人形と共に、現代の日常生活からかけ離れた別世界を体験することが出来た。とても楽しくて、得した気分!
(冒頭の画像は、雅叙園正面玄関に展示してあった辻村氏の「新・里見八犬伝」の人形たち)



さて、5時になりました。だるまも開店です。当然、最初のお客さんです。
いつもより豪華に?刺身の盛り合わせ(貝類中心)、生ガキ、マグロのアゴ焼き、穴子白焼き、etc、を堪能して、〆は巻物盛り合わせ。お酒はそれほどの量を呑んだわけではないが、合唱団の御姉さま方をお相手に楽しく呑んだら、結構酔っぱらった。
明日の健康診断は大丈夫だろうか。まぁ、いつもと同じように過ごさないと、正しい健診結果が出ないからね。
昼は良い音楽を聴き、夕方は目の保養をし、夜は美味を堪能し…、大変充実した日曜日でありました。




追伸)
辻村寿三郎氏は、昔は辻村ジュザブローだったのにね。いつの間に変えたんだろう?




コメント
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