ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2018.7.16 三連休最終日 イデアフォー講演会「再発後をよりよく生きるために―どう選ぶ?積極的治療と緩和医療」参加

2018-07-16 21:44:35 | イデアフォー
 今日も暑い。連続の猛暑日だ。天気予報を見ると、最高気温を色で示した日本列島が真っ赤っ赤である。
 明け方早くに目が覚めてしまい、もっとゆっくり寝ているつもりがそのままベッドでうだうだ。BSで朝の連続テレビ小説を視てからノソノソ起きる。

 朝食後は夕食用の一品を作ってから、今日で85歳の誕生日を迎えた母にお祝いとご機嫌伺いの電話。2年前の今日は父の葬儀だった。なんとか元気に一人暮らしを続けてくれて本当に有難い。母曰く、私のあれもこれもと精一杯飛び回っている(そのしわ寄せを食っているのは夫かと思うと、ちょっと申し訳ないこともない)生活ぶりを見ていて、自分も頑張らないと、と思っているそうだ。

 洗濯と掃除。洗濯はまだ気持ち良いが、掃除で身体を動かすと汗が滴ってくる。掃除後はシャワーを浴びてひとまずさっぱり。着替えを済ませ、申し込んでいた患者会・イデアフォーの講演会へ向かった。

 先日HPを拝見すると、新規入会は停止、今回は最後の講演会とあった。ここのところヨガやら合唱やら好きなことばかりにうつつを抜かし、次の薬はおそらくこれ、というものがあるため、患者会の講演会や勉強会等の出席もすっかりご無沙汰していた。

 ご案内を拝見すると、今回の講演会は「再発乳がんに関する薬物療法の最新情報と、緩和医療のこと、知っておくべき医療費補助などを腫瘍内科医・高野利実先生と院内がん相談支援センター専任ソーシャルワーカーの大沢かおり先生のお二人にお話頂きます」とのこと。
 高野先生は、以前新聞に連載されたコラムも欠かさず拝読し、このブログでも何度も取り上げさせて頂いたし、著書も買い求めた。大沢先生には直接お目にかかったことはなかったけれど、Hope Treeの代表として、子どもにいかにがんを伝えるか等の活動に関する記事を興味深く拝見していた。お二人の講演が同時に聴ける、これは合唱の練習に行っている場合ではないかも、と迷わず申し込みをした。

 「再発患者がよりよい生活を続けていくためには何をどう、どのタイミングで選択するかがとても重要になりますが、決めるのはとても難しい事です。そんな時にどう考えるのがよいか、この講演でヒントを得て頂ければ、と願って開催するイデアフォー最後の講演会です」という触れ込みだ。

 私鉄と地下鉄を乗り継ぎ、都心のうだるようなアスファルトの大通りを歩いて、ファストフードで軽く昼食を摂り、受付時間より5分ほど前に会場に到着した。

 すんなり受付をして頂き、まだ殆ど席も埋まっていなかったので、とても良い前方の席を確保。資料を見ると、お願いとして「本日の講演会に参加された方が、ご自身の判断で、講演内容をメール・ブログ・ホームページ・SNS等の手段で、公開したり、他の方に伝えることはご遠慮ください」とあった。そのため、講演内容については周知のチラシ以上の情報はここでは触れないが、講師お二人の講演に加え、講師お二人に対する質問コーナーもたっぷり取った充実の3時間。非会員であるのに一般参加させて頂き、有意義で学び多い時間を過ごすことが出来て、本当に良かったと有難く思った。

 早いもので、もう4年近く前のことになるが、私が所属する患者会を通じてイデアフォー世話人のNさんからご依頼があり、会報であるイデアフォー通信に「再発しても今まで通り生きるために」という原稿を書かせて頂いたことがある。それ以降、Nさんとお目にかかる機会も殆どなく、これが最後の講演会という寂しいことになってしまった。それでも直接ご挨拶して、労いの言葉をおかけすることが出来てほっとした。

 イデアフォーは代表がおらず、世話人会の合議制で運営されているユニークな団体だ。1989年の設立以来、来年で設立30年になるが、一定の役割を果たし終えたことや、マンパワーや資金の不足等から、ここ数年会員たちと相談を重ね、来月末を持って会を閉じることにされたという。今はSNSも盛んだし、かつてに比べて患者を取り巻く状況が大きく変わっている。様々な患者会があるが、代表がいても世代交代がなかなか難しいのが現状だ。会員と合議し、こうした大きな判断をされたということは、とても潔いと感じた。

 すっかり満足して心地よい疲れの中、再び熱風と西日の中、帰路を急いだ。
 私鉄駅からは滑り込みで1時間に1本のライナーに乗ることが出来て、頂いた資料を読みながらゆったりと帰ることが出来た。到着した最寄り駅では、淡いオレンジが加わった水色の空がとても美しかった。

 こうしてあれやこれやと充実した三連休が終わった。
 明日からまた新しい1週間が始まる。通院週でもあり、翌木曜日からは、問題の好中球が復活していればゼローダ10クール再開予定である。
 相変わらず猛暑の週のようだが、食事をきちんと睡眠もたっぷり取って夏バテしないように乗り切りたい。


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2018.7.15 三連休2日目、今日も猛暑日・・・メンテナンスに特化

2018-07-15 20:31:15 | 日記
 今朝も暑い。朝から暑い。言っても詮無きことだけれど、もはや体温並みである。
 被災地に赴いたボランティアさんたちが熱中症で救急車搬送というニュースを目にして、たまらなくなる。この猛暑の中、断水は続き、炎天下での重労働。頑強な人でも具合が悪くなるのも無理はない。被災地の大変な状況を見て居ても立っても居られない気持ちだろうけれど、まずは自身の健康管理が大切だ。どうか少しペースダウンして自分を労わりつつ頑張って頂きたいと思う。
 
 勤務する大学では恒例の大学説明会の日。例年この3連休での開催となっているが、大抵梅雨明け直後の猛暑の中行われることになる。さすがに今日「使用電力の制限値が超えました」というアナウンスを響かせて空調を切ったりしたら大変なことになるだろう。私自身は出勤当番ではないけれど、休日出勤の教職員も来訪する高校生や保護者の方たちも、誰一人熱中症で具合の悪い人が出ていないことを願いつつ、朝食を済ませ、家を出た。

 駅前は早くも凄い人出である。改札口から出てくる皆が大学を目指している。そして道の両脇には露天も多数並んでいて開店準備に余念がない。いつからこの駅前はこうした出店が解禁になったのだろうと思うことしきり。美しい景観の駅前だったのに、なんとも不釣り合いな光景だ。

 今日は1か月に一度のお楽しみマッサージの日だ。Wさんサロンは駅前なので、殆ど歩くことなく到着するのだけれど、そのたった数分、外を歩くだけで汗が滲み出てくる。到着すると冷たいお絞りと常温のハーブティを出してくださる。有難く頂いて人心地着く。今日も頭のてっぺんからすっかり癒して頂き、オプションでアロマハンドマッサージもお願いする。自分ではそんなつもりはなかったのだけれど、かなりコリコリしていてびっくり。すっかり代謝が良くなって、足の甲の血管までクッキリスッキリ。
 駅ナカカフェで軽く昼食を済ませ、最寄り駅に移動してヨガスタジオへ向かった。

 今日は初めてお目にかかるトップインストラクターTさんのワークショップ90分だ。「やわやわde 回復ヨガ」と命名されたクラスは、「ヨガをしているのに身体が硬い、冷え性、疲れ易い、疲れが取れにくい、そんなお悩みはありませんか。このレッスンはヨガマットや自分の体重を使いながら全身のコリをほぐします。特に前屈が苦手な方が硬い、腿裏、股関節周り、上半身、肩回りをほぐします。むくみ、肩こりが解消し身体がスッキリします。・・・ほぐすからこそ、筋肉が正しく使えポーズの効果を最大限に引き出すこともできます。疲れている方、ほぐして疲れにくい身体づくりをしましょう♪」という触れ込み。

 自己紹介された後は、触れ込み通り、全身を自分で丁寧にほぐしていく。既に午前中Wさんサロンでかなり血流が良くなっているので、これに加えたセルフマッサージで相乗効果抜群。汗をかくことかくこと。ラグが色が変わるほどびっしょりになった。
 ビフォーアフターで確認すると、長座前屈はかなり目に見えて変わって気分はアップ。すっかり気を良くしてシャワーを浴びてスッキリしてスタジオを後にした。

 スタジオを出てからはまたしても夫と合流して、息子のあれこれをアウトレットモールで調達。説明会帰りと思しき人たちも沢山で、どの店舗も人で溢れている。うーん、休日にここには来るものではないと思うくらいスイスイ歩けない。
 息子にLINEで欲しいものを聞きつつ、夫のシャツやら私の夏物ニット等の買い物を終え、お茶をして帰宅した。夕涼みと称して、夕な夕なにアウトレットモールに繰り出してあれこれ買うバカな夫婦である・・・。

 帰宅後は洗濯を済ませ、今日も夫が夕食当番。こんなに暑いのに火を使うのはちょっと・・・という怠惰な私に比べてマメな(女子力が高い?!)有難い夫である。

 明日は合唱と患者会の勉強会がバッティングしている。合唱練習は来週も連続してあるので、今回が最後だという患者会の講演会に行くことにした。
 明日も猛暑は続くようだ。今日はダブルで解した身体でぐっすり眠れることだろう。

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2018.7.14 三連休初日、猛暑の中、乳がん患者さんのための瞑想ヨーガ、7月クラス無事終了

2018-07-14 22:17:29 | ASHARE (アシェア)
 ASHAREさん主催のこの瞑想ヨーガクラスも早いもので6回目の開催になった。
 治療中の方もおられるので、暑さが厳しい8月はお休みにする予定です、という事務局の意向も伺っていた。ところが予想よりずっと早く6月中に梅雨が明けてしまい、それ以降は想定した以上に厳しい暑さが続いている。
 ここまで暑いと、8月のクラスのお休み以前に、今月のクラスに参加予定の方が果たして無事おいで頂けるか、と心配になる。
 一人暮らしの母にも毎日生存確認の電話が欠かせない。3連休もずっと高温注意報だ。

昨 夜は、帰宅後、夫を実験台にして寝っ転がり瞑想のガイドを試した。まあまあ行けそう、という感触を得、レッスンプランを軽くおさらいしてからベッドに入った。
 今朝は普段と同じ時間にかけた目覚ましで起きる。夕飯の一品だけ作り、いいお天気なので洗濯機2回分をベランダに目一杯干した。この陽射し、あっという間に乾いてくれそうだ。

 マットやら着替えやらで今日も荷物が沢山。朝から熱風のような照り返しが凄まじい。参加してくださる方の体調を心配しつつ、駅まで歩く。
 前回会場までの歩道橋の途中で息切れがしてしまい、滑り込みセーフの入室になってしまった。その反省を込めて、今日は1台早い準特急に乗り込み、無事に席を確保。態勢を整え、レッスンプランの復習をして過ごす。

 私鉄を乗り継ぎ、会場最寄り駅に到着。これまでも参加してくださっているTさんと、Tさんのお誘いで今回初参加のお友達、Fさんとご一緒になる。日傘を差しながら朝から暑いですね、とフウフウ言いながら会場を目指す。Tさんは膝の具合が悪く水が溜まって、正座が出来ないけれど椅子に座って瞑想とキールタンだけでも出来れば、と参加してくださったという。有難いことである。そんな膝の塩梅なので、歩道橋の階段昇降は避けたいということで、会場正門のちょっと先にある横断歩道まで歩く。これなら平面移動なので、全く問題ない。今までハアハア言いながら歩道橋の昇り降りをしていた私はいったい・・・である。

 お手洗いを済ませて会場入り。受付でご挨拶して今日の参加状況を確認し、マットを敷き、小道具をもろもろ出して着替えを済ませ、準備OKである。今日もASHAREさんの代表Aさんが冷やした汗拭きコットンを配ってくださる。首筋等にパッティングしてすっきり、アロマの香りでうっとり。

 体調不良でお二人のキャンセルが出たけれど、事務局メンバーが3人参加されて、今日クラスを受けてくださるのは12名様。ちょうどいい感じの人数である。あまりの暑さで、いつも早めにおいでくださるNさんが、気分が悪くなられたとのことで少し遅れて到着される。お休みされてからレッスンに加わる。こんな大変な思いをしてまで参加してくださることに有難さと申し訳なさがない交ぜになる。

 前回喉を痛めておられたもう一人の代表Hさんが無事復活して、美声でご挨拶される。会場にはお馴染みになったフランキンセンスの香りのディフューザー。今日は、猛暑疲れで寝苦しい夜を過ごされているであろう皆さんにゆっくりお休みして、リフレッシュして頂くためたっぷり瞑想タイムを取る予定だ。いつもどおり窓の小さい部屋を用意して頂いていて有難い。
 初参加の方が3名、それ以外は男性のAさんも含めて2回目以降の方ばかり。

 最初の自己紹介では、聞き慣れた方には繰り返しで申し訳ないと思いつつ、ゼローダ治療による副作用のため、手袋をはめて五本指の靴下を履いていることをご了解頂く。現在9クールになるゼローダを完全休薬中で、来週から再開するため、体調は一番良い(筈の)週末である。
 サバイバー歴のお披露目、瞑想ヨーガとの出会いや、ヨーガスートラの最初の一節をサンスクリット語でご紹介するのはいつも通り。そして多数のヨーガの智慧の中から私が一番お裾分けしたいエッセンスを繰り返しお伝えする。

 お話の最後に、今日行うヨーガニドラー(寝っ転がり瞑想)についてご紹介する。瞑想の終わりに自分の願い事を3回心に決めて宣言(サンカルパ)するのだが、その願いの文言を一文にまとめて頂くために3分ほど静かに目を瞑って頂く。ショート・メディテーションである。心に決めた宣言文は、最後の瞑想まで覚えて頂くことをお願いして、聖なる音、オーム(ॐ)の音を実際に皆で唱えてクラススタートだ。

 これからのマントラ付きの動きに備えてウォーミングアップ。まずは足の指を解し、7月に因んで海に関係のあるポーズをいくつか。真珠貝のポーズ、前回は寝っ転がって行ったお尻伸ばしを座った姿勢で取り、マーメイドのポーズで捩じりのポーズも入れる。普段使っていない筋肉を丁寧に伸ばすので、痛気持ちいい筈だ。
 
 事務局スタッフの方は、お試しレッスンを含め、今日で7回目のクラスになる。他の方も2回目以上5回目という方が多いので、複数回参加されている方が飽きないように工夫しながら、と同時に、初めての方にはまずはマントラ付きの瞑想ヨーガに触れて頂くのが今日のクラスの目標だ。

 お約束になっている2つの動きに入る。大空と大地と、その間にある全てのものに感謝と尊敬を表す動きである帰命敬禮。動きはとてもシンプルなので、毎回気持ち良く声を出しながらマントラを唱えて“今”に集中することが愉しんで頂く秘訣だ。

 次は五体投地。体幹がしっかりしていないとキツい立ちポーズも入る。治療中で足の痺れがある方にはちょっと厄介だし、初めての方はなかなか体幹が定まらないので、ご自分のペースで無理なくやって頂くようにお願いする。1つ1つの動きと、それに合わせたマントラが共鳴して、その余韻が部屋に満ちていく。初めての方も全く違和感なく溶け込んでおり、素晴らしい。その余韻の波動がとても心地よい。

 3セットずつ繰り返し、今日も私がずっと続けている朝ヨガの簡単な3つの動きをご披露する。朝の忙しい時間に3分確保するのは大変かもしれないけれど、だからこそその3分で健やかな1日が約束されるのならトライする価値はありますよ、とお薦めする。事務局スタッフの方たちは既にルーティンになられたようで、頼もしい。まずは3週間続けてみてくださいね、とお話する。
 ここまでで予定より5分ほど押して55分。後半はいよいよこのクラスでは初めてのヨーガニドラーにトライである。20分たっぷり寝っ転がって頂くので、冷房が効き過ぎて寒くないようにして頂き、キャンドルライトを灯して部屋の電気を消す。オレンジ色の光を見ながら心が落ち着いていくのが判る。

 スマホでBGMを流し、仰向けでリラックスして身体のパーツ一つ一つに気持ちを向けていくようにゆっくりガイドを始める。カーテンを閉めて部屋の灯りは人数分のキャンドルライトだけになる。

 途中で寝息も聞こえてきて、これは成功、やはり皆さんお疲れなのだな、と思う。15分くらい経過して身体全身の脱力をした頃に、最初に決めたサンカルパを思い出して心の中で宣言して頂く。私は最初にこの瞑想をした時、あまりに気持ち良くて寝落ちしてしまったのだけれど、それはそれで疲れが取れたのだから良し、である。20分のヨーガニドラーは3時間の睡眠にも匹敵する休息をもたらすというのだから。

 リンの音でゆっくりと起きて頂く準備に入る。両手を万歳にして身体を伸ばすこと2回、胎児のポーズになってゆっくりと起き上がってきて呼吸を整え、目を開く。
 皆さんとても穏やかでスッキリした顔をされていて、深い呼吸が出来ている感じ。こちらもエネルギーで満ち足りた気分になる。 

 そして残り時間は15分少々。キールタンを唄う締めの時間となる。
 今日も最初にハレルヤをおさらい。殆どの方が問題なく歌えるので一緒に3回歌う。そして今の季節の花でもある蓮の花を想い、オーマニパドメフーンをかけあいで歌ったり輪唱しながら繰り返した。

 こうして今日初めての試み、ヨーガニドラーも成功して、無事90分のクラスが終えることが出来た。五体投地でちょっとヨロつく場面もあったけれど、足の爪の痛みも殆ど感じなかった。好きなことなら痛さも感じない、我ながらなんという現金さ。
 最初に代表からお話があった今後の予定などももう一度アナウンスし、もしご質問があればまたランチタイムもご一緒出来ますので、とご挨拶してお開きに。

 お着替えの間を縫ってASHAREさんから、今日も参加者の皆さんとともに私にも、お楽しみプレゼントが配られる。“いよいよ本格的な夏到来。イヤ~な暑さを快適に過ごすアロマグッズ&ハーブティをお土産にしました”の袋の中身は「夏のお肌にクールダウンローション」「熱帯夜もぐっすり安眠バスソルト」と「ハーブティ・女王様のティータイム」の3点セット。

「ラベンダーとローズマリーのすっきりとした香りで、さらっと使えるローションです。ラベンダーの鎮静作用とローズマリーの収れん作用で、夏の日差しで火照ったお肌をひんやり落ち着かせてくれます。夏のお悩み開いた毛穴を引き締める効果も」という欲張りローション、なんとも嬉しい効果一杯で楽しみである。

 バスソルトは、「夏の夜は寝苦しいし、エアコンで身体が冷えて寝付けない・・・そんな熱帯夜対策にぴったりのバスソルトをご用意しました。天然ヒマラヤ岩塩でエアコン凝りの身体を温め、甘い柑橘系ベルガモットと相性抜群のラベンターで、W安眠効果をもたらします。ベルガモットは光毒成分を除去した精油を使っています」とのこと。今夜も間違いなく熱帯夜。早速今夜ゆっくりと湯船に浸かってみようとこれまた、楽しみ、楽しみである。

 ハーブティは、ASHAREさんのオリジナルハーブティ。「美容・健康・抗酸化・デトックス、全てをカバーした欲張りブレンド。特にローズヒップ&ハイビスカスはビタミンCと抗酸化で夏バテ対策にぴったりです。夏はアイスティーにもオススメ♪」とのこと。昨夜ヨーガニドラーの実験台になってくれた夫にもお裾分けしてあげよう。これぞASHAREさんの心意気の実践、お裾分けではないか。

 こうして今月も季節感溢れる有難いオリジナルハンドメイドプレゼントに微笑みがこぼれる。丁寧なラッピングに頭が下がりつつも、知らず知らず次回を楽しみにしてしまう魔法のお土産である。
 精油の種類や量も治療中の体調を考えて刺激が少なく、安全な量とのこと。アロマとハーブの専門家集団ASHAREさん、毎回同じことを書き続けているのだけれど、お見事、のお仕事ぶりである。

 着替えを終え、最上階のレストランへ移動。外に出ると、熱風が体中にまとわりつく感じ。息苦しいほどだ。
 暑さのため、到着時にも体調不良だったNさんともうお一方がクラス後にお帰りになったが、それ以外の全員12名、一番奥の特等席のテーブルを囲んだ。各々が好きなメニューを注文するのはいつもの通り。食事を終え自己紹介を始める前に初めて参加の方たちに感想を伺う。「リラックス出来た」、「気持ち良かった」、「また次回も来ます」と言って頂けて有難いことこの上ない。食後のお茶タイムで既に沢山自分のことをお話させて頂いている私を除いて全員の方から自己紹介タイム。患者歴がまだ数か月の方から10年選手まで様々だ。

 いつもながら話題は尽きない。窓の外は本当に暑そう。あっという間にお開きの時間になって、次回お目にかかるのを楽しみにとご挨拶してお別れである。
 ASHAREさんのスタッフミーティングに入れて頂き、引き続き空調が効いた店内で秋以降の日程調整をし、3か月分を確定した。来月のキャンサーフォーラムにブース展示をされる予定のASHAREさんのチラシにこのクラスのことも入れて頂いており、びっくり。これはますます励みになると同時に背筋が伸びるというものだ。ノベルティの試作品などもちゃっかり拝見させて頂く。それにしてももう職人の域に達している印刷物やハンドメイドの数々に思わずうっとりしながら長い時間お邪魔させて頂いた。

 あっという間に2時間近くが過ぎ、スタッフの方たちに秋以降またよろしくお願いしますとご挨拶して一足先に会場を後にした。
 帰路も歩道橋を避けて横断歩道まで歩いて平面移動。7回目にして初めて歩道橋以外の道があることを知ったのだから、なんともはや、間抜けなことである。
 最寄り駅からターミナル駅まで移動。デパ地下でちょっと涼んで準特急で席を確保して帰宅した。
 乗った電車を連絡したら、夫が最寄り駅まで迎えに来てくれた。あまりに暑くてそのまま帰る元気もなく、レストランでいつも頂くミニパフェとお茶の休憩。その後も、このまま家に帰っても暑いし・・・とアウトレットモールで夫の靴の買い物に付き合ったり、自分のヨガウエアの買い物に付き合ってもらったりしてゆるゆると帰宅した。

 帰宅後、私はカラカラに乾いた洗濯物を畳む役、夫は夕食当番と分業。明日もまたとんでもない暑さになるようだ。満ち足りた気分で今日はゆったり入浴してぐっすり眠れそう。幸せな土曜日の夜である。


(追記)ASHARE(アシェア)さんの活動レポートに取り上げて頂きました。

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2018.7.11 生と死を分けるもの-その紙一重の差

2018-07-11 21:29:45 | 日記
 6月23日に洞窟に閉じ込められたタイの少年たちが18日ぶりに全員救助された。
 ミッション・インポッシブルをミッション・ポッシブルにした人たちは本当に素晴らしい。
 世界中が固唾を呑んで見ていたのだろう。
 食べ物もなく、光もなく、そんな中ローテイーンの男の子たちと20代半ばのコーチがよくぞ生き延びたと感嘆する。
 どれほど不安だったことか、それでも彼らは希望を捨てず、体力を温存し、少ない食料を分けあい、コーチの指導を守って全員が無事に生還した。
 見つかった時には救出まで4ヶ月かかるなど、気が遠くなるような話でこの後のメンタルやいかに・・・と案じたが、蓋をあけてみれば救出開始から3回に分けた超特急の仕事ぶりで全員無事救出が叶った。
 一日も早く体力を回復させて、家族や大切な人たちのもとへ無事に帰してあげたいと思う。
 それとともに今回の救出劇の中で、自らの命を落とされたダイバーの勇気を讃えるとともにご冥福を祈りたい。

 一方、国内の西日本豪雨の想定以上の被害に、言葉もない。まだ被害の全貌も見えないという。行方不明の数が増えるとともに亡くなった方の数も平成最悪のものになっている。
 「土の匂いがしたと思ったら1,2分で土石流が押し寄せてきた。」という九死に一生を得た被災者の言葉に背筋が凍る。逃げる暇がないというのはこういうことを言うのだろう。
 やっとの思いで帰宅したら新婚の妻が遺体で見つかったという悲劇も。何が起こったのかわからないうちに命を落とされた方が一体どれだけいらしたのか。最後まで助かることを信じて、椅子を積み上げて水が入ってくるのを押さえつつ、鴨居にぶら下がった痕があったという一人暮らしの高齢男性。涙ながらに娘さんが「これでは助からない。」と家の中の惨状を見ながら仰っていたのを見て、胸が詰まった。
 健康長寿で、大往生するつもりでいらした方たちが、最期は思いもしなかった形で一瞬のうちに自然という魔物に命を持っていかれた。迫りくる最期の時を目前にした方たちの頭を過ぎったのはどんな思いであっただろうか。
 大阪北部地震の被害復旧も途上のお宅がある中で、これほど広範囲にわたる被害の復旧にどのくらいかかるのか。断水もしているという。この酷暑で熱中症や感染症が心配だ。

 生と死を分けるもの、その紙一重の差がなんなのか、私などには計り知れない。
 病弱だとか高齢だとか、乳幼児だとか障害があるとか・・・そんな一人ひとりの事情には関係なく、健康な人も含めたあらゆる人に対して、自然はある日突然牙を剥く。
 備えあれば憂いなしといいつつも、自宅で被災するか出先か、職場か、どこでそういうアクシデントに遭遇するかで事態は全く変わってくるのだろう。
 自分がいつ被災するかはわからない。これは先日の地震に遭遇してリアルに実感している。

 悠久の地球の歴史の中で、私たちの80年ほどの生はほんの1秒にも満たない。
 自然に対する畏怖の念を決して忘れてはならない、と改めて思う。
 生きていることは宙ぶらりん-そうした思いの中でたとえゴマメの歯軋りであろうとも日々自分なりに精一杯生き切ることこそ自分のミッションだと自戒を込めて思う夜である。
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2018.7.10 広報戦略セミナー参加

2018-07-10 20:50:31 | 日記
 今日は父の祥月命日だ。
 2年前のあの日、空が真っ青な暑い日曜日だったのを思い出す。
 斎場が混雑していて、連日の厳しい暑さの中、週末までドライアイスを抱いたまま実家にいた父。葬儀までの間、毎日実家に通いヒヤヒヤしながら母とともに見守っていたことを想う。

 さて、今日の午後は学内で行われた広報戦略セミナーに参加した。講演60分、質疑応答10分間というコンパクトな時間設定にも惹かれた。
 案内チラシには「本学の課題である認知度の向上やブランドの定着・浸透の実現に向けた戦略的な広報活動の実施にあたっては、本学が受験生や保護者をはじめとする関係者から、どのように見られているのかについて正しく認識すること、また本学の相対的な立ち位置や他大の動向を客観的に捉えることが重要であることから、今年度も外部の有識者に講演頂く広報戦略セミナーを企画します。」とあった。
 2018年度の第一回は、近畿大学 総務部長の世耕石弘氏が講師、テーマは「知と汗と涙の近大流 コミュニケーション戦略」である。

 近畿大学の広報は戦略的なPR活動とメディア戦略を常に意識し、「入れ替えなきリーグ戦」(関西でいうと第1部リーグが京大、阪大、神戸大。第2部リーグが私立の関関同立。第3部リーグに京産、近大、甲南大、龍谷大。このリーグに入ると上にも下にも行くことが出来ない。)の中で、旧態依然とした大学界の常識にとらわれない広報を展開されている。
 2017年度年間のリリース配信本数は577本。紙の願書を廃止した「近大エコ出願」や世界初のクロマグロ完全養殖など、SNSで拡散したくなるようなクリエイティブを投入。
 今回はこれまでの実例を中心に、近大流のコミュニケーション戦略についてお話頂ける、とのことで期待して会場に向かった。
 
 今日も相変わらず暑い。昼前に「電力制限値を超えたので・・・」いつもの問答無用のアナウンスがあったので、まさかセミナー中も冷房が止まることは、とドキドキだった。
 結果、教職員で満員となった大会議室は、個別空調がきちんと入っていてほっとする。
 1時間の講演予定だったが、フタをあけてみればノンストップ、ハイテンポで歯切れの良い大阪弁で100分超え。冒頭、海外向けの大学PR動画を3分流れる。うーん、息子の大学でもこうしたPR動画を父母会で見たことがあるが、実にドラマテイックでよく出来ており、余計なナレーションもなく、計算し尽くされている作りに唸る。

 用意されたパワーポイントのスライドも160枚ということで、あたかもジェットコースターに乗ったがごとく飽きさせられることなく、ハイテンションがキープ。実にパワフルな講義に圧倒された。

 講義の前、産経WESTに23回にわたり連載された「近大改革」という記事を興味深く拝読していたが、やはりご本人の口からナマの声を聴けるという機会が頂けたことは本当に有難い。会場も様々な笑いでどっと沸くことが何度もあり、酷暑の午後、有意義かつ刺激的な時間を過ごすことが出来た。

 都心まで有識者の講演に出向くのはなかなかハードルが高いけれど、こうして学内に呼んで頂けると、俄然好奇心の虫が黙っていない。配られた資料はファッション雑誌と見紛うようなカラフルな大学案内「近大グラフイティ」。これなら高校生も飽きずに読んでくれるだろう。
 学生に求めるアドミッションポリシーが自分にも備わっているのか、考えさせられるきっかけを与えて頂き、満足して会場を後にした。
 佳い一日になった。



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