連休3日目。秋晴れの気持ち良いお天気だ。昨日一昨日と終日出ずっぱりだったせいもあり、身体が重くなかなか起きられない。ベッドで朝の連続テレビ小説を視た後、トロリと二度寝をしてしまう。
溜まっていた家事を片付け、さて、久し振りにヨガにでも行ってリフレッシュしようかと思った矢先、スマホの緑色のランプに気が付く。従姉からのLINEだ。
見れば、ご主人と2人で父の面会に行ってくださったとのこと。申し訳なくも有難い。が、その続きを読んで、のけぞった。
「奥様が退院したので、家に帰りたいとおっしゃっているのですが・・・。」と受付で言われたという。確かに昨日、夫と2人で母の退院報告をした。そして、母の体調が戻るまで引き続きこの施設でお世話になることを、繰り返し説明して納得してもらった筈だった。どうしてそういうことになるのだろう。
その場では「分かりました。当分こちらでお世話になります」と確かに言っていた父。従姉によると、父は「妻が一人で寂しい思いをしているから明日家に帰ることにした。(従姉夫婦が)今日来てくれてよかった。明日ならすれ違いになるところだった。」とのこと。
従姉は何とフォローすれば良いか迷った末、「連休中でケアマネさんもお休みだし、色々手続きもあるから明日急には無理かもしれませんよ・・・。」と言ってくれたとのこと。施設の方たちは、父の気が変わるように対応しておきますと言ってくれたそうな。
それにしても昨日、母は退院はしたもののまだ家事などとても出来る状況ではない、と伝えて納得し、11月に帰る時には荷造りが大変なので迎えをお願いします、と言っていた。それなのに、この変わり方は一体どうしたことだろう。
施設に電話を入れたところ、「普段穏やかな方だし、声を荒げたり、暴れたりなどということはありませんでしたが、帰りたいとおっしゃったのも初めてのことで、『それは出来ませんよ』とお話ししました」とのこと。仲が良くなったという入居者の方たちも、父がそんなことを言うのは初めてで心配してくださっているという。
施設の方たちにとっては、こうしたトラブルも日常茶飯事のことなのだろうし、色々な方が入居しているわけだから対処の仕方には慣れておられる。全幅の信頼を置いてお願いしており、仕事もあり、母のケアもあり、なかなか伺えなく申し訳ないが、どうかよろしくお願いいたします、と電話口で深々と頭を下げながら、受話器を置いた。
その後遅いお昼を摂っていると、ほどなくして携帯が鳴った。番号表示されているのは施設の番号。出ると父からだ。「どうしたの」と言うと、「明日家に帰りたいんだけれど・・・」と。ああ、まだ全く納得していなかったのだ。色々説明し、父が家に帰って誰が2人の面倒を見ることが出来るのか、食事や洗濯等は一体どうするのかと一つ一つ訊く。そして昨日の説明を繰り返すと、やっと「わかりました」と返事をして、電話が切れた。
明日は午後から休みを頂いて、母の介護のことでケアマネさんやヘルパーさんとの打ち合わせで実家に行かなければならない。父が寂しいであろうことは判らないわけではない。母のことを心配していることもよく判る。確かに入院以来ほぼ毎日のように母のところに行くばかりで、父のことはすっかり施設にお任せ状態で、夫と合わせても4度訪ねただけ。申し訳ないとは思っていたけれど、事情は分かってくれているものとばかり思っていた。甘かった。
こうした生活が始まってまだ2週間ちょっと。思いもよらなかったことが起こるにつれ、この先どうなるのかと不安も生じてくる。
兎にも角にも一日も早く母が元気になって、元の生活に戻れることを願うのみである。
溜まっていた家事を片付け、さて、久し振りにヨガにでも行ってリフレッシュしようかと思った矢先、スマホの緑色のランプに気が付く。従姉からのLINEだ。
見れば、ご主人と2人で父の面会に行ってくださったとのこと。申し訳なくも有難い。が、その続きを読んで、のけぞった。
「奥様が退院したので、家に帰りたいとおっしゃっているのですが・・・。」と受付で言われたという。確かに昨日、夫と2人で母の退院報告をした。そして、母の体調が戻るまで引き続きこの施設でお世話になることを、繰り返し説明して納得してもらった筈だった。どうしてそういうことになるのだろう。
その場では「分かりました。当分こちらでお世話になります」と確かに言っていた父。従姉によると、父は「妻が一人で寂しい思いをしているから明日家に帰ることにした。(従姉夫婦が)今日来てくれてよかった。明日ならすれ違いになるところだった。」とのこと。
従姉は何とフォローすれば良いか迷った末、「連休中でケアマネさんもお休みだし、色々手続きもあるから明日急には無理かもしれませんよ・・・。」と言ってくれたとのこと。施設の方たちは、父の気が変わるように対応しておきますと言ってくれたそうな。
それにしても昨日、母は退院はしたもののまだ家事などとても出来る状況ではない、と伝えて納得し、11月に帰る時には荷造りが大変なので迎えをお願いします、と言っていた。それなのに、この変わり方は一体どうしたことだろう。
施設に電話を入れたところ、「普段穏やかな方だし、声を荒げたり、暴れたりなどということはありませんでしたが、帰りたいとおっしゃったのも初めてのことで、『それは出来ませんよ』とお話ししました」とのこと。仲が良くなったという入居者の方たちも、父がそんなことを言うのは初めてで心配してくださっているという。
施設の方たちにとっては、こうしたトラブルも日常茶飯事のことなのだろうし、色々な方が入居しているわけだから対処の仕方には慣れておられる。全幅の信頼を置いてお願いしており、仕事もあり、母のケアもあり、なかなか伺えなく申し訳ないが、どうかよろしくお願いいたします、と電話口で深々と頭を下げながら、受話器を置いた。
その後遅いお昼を摂っていると、ほどなくして携帯が鳴った。番号表示されているのは施設の番号。出ると父からだ。「どうしたの」と言うと、「明日家に帰りたいんだけれど・・・」と。ああ、まだ全く納得していなかったのだ。色々説明し、父が家に帰って誰が2人の面倒を見ることが出来るのか、食事や洗濯等は一体どうするのかと一つ一つ訊く。そして昨日の説明を繰り返すと、やっと「わかりました」と返事をして、電話が切れた。
明日は午後から休みを頂いて、母の介護のことでケアマネさんやヘルパーさんとの打ち合わせで実家に行かなければならない。父が寂しいであろうことは判らないわけではない。母のことを心配していることもよく判る。確かに入院以来ほぼ毎日のように母のところに行くばかりで、父のことはすっかり施設にお任せ状態で、夫と合わせても4度訪ねただけ。申し訳ないとは思っていたけれど、事情は分かってくれているものとばかり思っていた。甘かった。
こうした生活が始まってまだ2週間ちょっと。思いもよらなかったことが起こるにつれ、この先どうなるのかと不安も生じてくる。
兎にも角にも一日も早く母が元気になって、元の生活に戻れることを願うのみである。