ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.3.8 ドセタキセル+フェスゴ+ジーラスタボディポッド1回目7日後のこと 復調せず 籠城蟄居

2024-03-08 23:01:00 | 日記
 昨夜もブログアップ後、入浴を済ませ、時間調整してコデインとタリージェを飲んでベッドへ。今日は足の痛みは大丈夫かも、と足を湯船に浸けたら、やっぱり駄目だった。はぁ~である。こうしてタイピングしていても指先がチリチリする。
 嬉しかったのは、ベッドに入った時、喘鳴がほぼ消えて呼吸が俄然しやすくなったこと。横になって呼吸をしてもゼコゼコヒューヒューと嫌な音がしないで、息が楽だ。呼吸ってこんなに楽だったのだ、と改めて有難く思う。そんなわけで瞑想CDをBGMにしながら久しぶりに喘鳴の音に邪魔されずに眠れた模様。

 昨日も寒かったが、今朝は通勤時間帯に降雪の予報が出ていた。普段は金曜日は休務日の夫だが、変則で出勤だ。電車は遅れるに違いない。昨夜のうちに長靴にリュックかなぁと準備していた。
 明け方、咳で目が覚めた。といっても間もなくスマホアラームが鳴る時間だ。途中、咳で眠りを妨げられることがなかったので、有難かった。今日はちゃんと夫を送り出そう、と鳴ったスマホを消して、起き上がる。窓の外は真っ白だ。これは大変。

 リビングに行くと、夫は朝食中。今日は歩いていかないといけないから、少し早めに出ないと、である。送り出してBS朝ドラを視ながらゆっくり朝食を摂る。今朝は案の定泥便の下痢。お腹がずっと痛い。食べる意欲が失せる感じの重苦しさ。紅茶や止めて甘いホワイトショコララテを入れてみる。あまり熱いと舌があっという間に火傷をして口内炎の引き金になるので、少し冷ましてから。
 青汁と白桃ラテを交互にちびちびと飲み、クリームコロネを1つ。果物はりんごとせとか、苺とバナナをひとかけずつ。朝の青いアロエヨーグルトまでは食べられなかった。食べるとまた下痢をするのではないか、という嫌なお腹の痛さである。脈は速いがSpO2はなんとか96%だし、体温も6度7分で発熱もない。

 着替えもせずにパジャマのままでリビングのベッドに身を埋める。怠い。眠い。頭が痛い。鼻の廻りも痛い。昨日は少し体調が戻るかな、と思ったのに復調どころではない。いつの間にかウトウト。はっと気づいて、午前中に宅配便が来ることを思い出して、慌てて着替えをする。ほどなくしてピンポンが鳴って受け取れた。少し前後していたらパジャマのまま玄関を開けなければならなかった。トホホである。

 気を取り直して、PCの前に座ってメールチェックとネットニュースのチェック。途中で突っ伏しそうになるくらい眠くなって、諦めて簡易ベッドに逆戻りする。この怠さと何もやりたくない感じは、間違いなく好中球が下がっている身体のサインだ。ジーラスタは打っているし、クラビットも飲んではいるけれど、間違いなく骨髄抑制は起こっている。

 16年前の初回タキソテール投与時はジーラスタもクラビットの手当てもしなかったから、白血球1,100の好中球0.5%というとんでもない数字(つまり好中球は5.5個。正常値は40%から70%で、普通1,000を割ると抗がん剤治療はスキップになる)をはじき出して、即刻入院の憂き目にあった。
 40度を超える高熱が続き、食べられない、飲めないのヨレヨレで、10日余りの入院で地獄を見た。夫は初回の抗がん剤でこの人は死ぬのではないかと思ったらしい。個室のお風呂に入ることは1度も出来ず、後半は髪の毛が抜け始めて、悲惨だった。
 そこまでは行かなくとも、やはりドセタキセルというのは私にとってとんでもなく強い薬なのだろう。このところ、白血球が少なくて治療中止ということはほぼなかったが、次回の通院でどのくらい戻っているか、知りたいような知りたくないような、である。

 ウトウトしているうちに、1時になり、2時になり、3時近くなる。さすがに喉がカラカラなのだけれど、飲み物を取りに冷蔵庫まで動くのが大儀だ。ろくに水分も摂れていないのでお手洗いにも行かない。行けばお醤油色のお小水だ。
 さすがに咳も出てきたし、お昼を摂ることに。冷凍のちゃんぽんを頂いて、食後の薬はミヤとコデイン。ロキソニンはちょっと痛みが落ち着いたようなので休んでみる。胃がなんとなく重苦しいのだ。お昼にヨーグルトを食べたかったけれど、ちゃんぽんを完食しただけでギブアップ。

 階下に夕刊と郵便物を取りに降り、溜まった日記を書いたら、それだけでがっくり疲れてベッドに逆戻り。
 またしてもウトウト。今日は夫が夕食を外で済ませてくれるというので、何の支度もなし。自分で何かレンチンをすればよいことになっている。夫は色々お菓子を買って冷蔵庫に入れてくれているけれど、全く触手が動かず。

 花の水切りと毬藻の水替えだけでも一仕事だ。夫がホワイトデーに花束を買ってこようかと言ってくれたけれど、世話が面倒なので、元気になってから、とお断りする。それにしても愛妻の日に貰った薔薇とカスミソウはまだ現役。40日も頑張っている。凄い。

 いつの間にか窓の外は暗くなり始めている。外は寒い。お籠り日和ではあるけれど、これだけ歩かないでいると、足が退化しそうだ。一つの動作をしよう、と心に決めてからすっと動けない。ぐずぐずぐずぐず理由をつけては後回しにしている。常に先回りしたがる普段の自分とは思えない。抗がん剤は間違いなく人を変える。
 夫は乗った電車が遅れており、行先変更をされた関係で、それまで座れていたのに、一旦降りたら立つ羽目になったとブーイングのLINE。お疲れ様である。
 夫が帰って来るまでに夕食を摂っておこうと思っていたのに、動けない。喉が渇いてアイスカフェオレを飲みたいのに、冷蔵庫まで行けない。

 テレビニュースを点けて、鳥山明さんの急逝を知る。まだ68歳。息子がドラゴンボールにはお世話になったなぁ、あのカメハメハのポーズは可愛かったなぁと思い出す。

 母にMeet通話。ご近所の方が、我が家に残っているスチールラックやダイニングテーブル、暖房器具やらタオル、寝具等を喜んで引き取ってくれることになったとのこと。次回行くときにガレージに出しておくつもりだったが、ご家族で明日取りに来てくださるとのことで有難い。これで随分スッキリする、と母も喜んでいた。さすがにもう取っておく、とか持っていくとか言わなくなった。
 今日はレンチンでご飯を上手に炊いて、届いたお弁当を食べたとのこと。私と話しながら咳が減ったわね、と言う。確かにそうだけれど、とにかく腰が痛くて怠くて、何もしたくないと現況報告をして通話を切った。

 夫が帰って来る迄、結局夕食を摂らずにいた。自分でやるつもりだったのに、アイスカフェオレも作ってもらい、レンチングラタンも用意してもらった。食べると腸が動いて腹痛になる。ゆっくりゆっくり時間をかけてちびちびと何とか完食し、食後の薬を飲む。やはりロキソニンは飲んでおかねば、と反省して夕食後はミヤ、コデイン、ロキソニン。

 ということで、昨日の感じだと今日はもっと動けるかな、と思ったけれどとんでもなかった。
 明日はお天気が良いようだし、少し復調して夫の買い物に付き合いたいと思う。
コメント
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