今日は母の左腎臓がん術後半年の各種検査と結果を伺う診察の日。一日介護休暇を頂いて付き添うことにした。
夫を送り出して、夕飯の下ごしらえ等を済ませ、いつもより若干遅く家を出る。昨日の風の冷たさには本当に参ったが、今日は少し風が和らぎ暖かくなるという予報だ。電車に乗らなければならないという日に限ってお腹の調子が悪い日に当たる。朝食後からお手洗いを往復。またしても下痢である。
私鉄とJRを乗り継ぎ、バスに乗る前に駅ビルのお手洗いへ。ここが長蛇の列で、乗る筈の20分に1本のバスを逃してしまった。とはいえ、お腹を空っぽにしておかなければとても心配である。
母との待ち合わせ時間に若干遅れて、病院へ入る。入り口では女性の職員が2人で、来院者の喉のあたりに体温計をかざして体温測定中。私は35.6℃と出て無事クリア(母は36.1℃だったそうだ。)。うーん、やけに低すぎると思うけれど。エスカレーターに乗って2階の泌尿器科の待合いへ。母は昨年末、息子がボーナスでプレゼントしたクリーム色のカシミアセーターを着ていた。無事に造影CTと採血を終えたという。泌尿器科はいつも大混雑である。
診察時間になってもなかなか番号が出ないな、と思いつつ母のお喋りに付き合う。今日のお土産は貴重品のマスクである。母は先日ヘルパーさんに箱ごとあげてしまい、自分は数枚しか持っていないと言っていたので、心配して持ってきたが、先日、伯母(2歳上の母の実姉)がひと箱送ってくれて助かったという。有難いことである。
ほどなくして電子掲示板に「中待合いにどうぞ」の番号が出る。座るところがないほど待合いが混雑しているが、なんとか席を確保。
泌尿器科のS先生にお目にかかるのは、昨年10月に母が退院後、そのままショートステイ先に入るための診断書等を書いて頂いて以来のこと。年末にあった3か月後の検査と経過観察時の通院は、私の治療日とバッティングして来られなかった。その時、「CT画像からどうも腸壁に何かある、なるべく早く精密検査を」ということで年明けに急遽外科で内視鏡検査をした。すわ、大腸がん再発かと焦ったが、おかげさまで事なきを得たのだった。
ということで、私は5か月ぶり、母は3か月ぶりの面会である。採血の結果が机の上にプリントアウトされており、「特に問題はありませんね。」とのこと。モニターに今朝撮ったCTの画像もあり、肺も肝臓も綺麗で、左腎臓にあった2センチほどの腫瘍を切除した周りにも再発の兆しはなし、とのこと。ひとまず半年後検診は無事クリアとなった。
次回は3か月後、造影CTはなしで採血と尿検査、診察だけだという。指定された日は私の通院日とバッティングする。付き添えないけれど・・・、と耳打ちすると、一人で大丈夫という。先生が「ずらしましょうか?」と仰ってくださったが、私のスケジュールも、このまま3週に1度今の治療が続けられるという前提なので、ひとまず最初に提示された日で予約して頂いた。
「何か気になることは?」と先生に問われ、「左のお腹のあたりにしこりのような硬いところがあって、押すと痛いのです。」と母が言う。若干赤くなっているというので、診察して頂くことに。触診で押されると傍で見ていてびくっとしているのが分かるほどであるが、先生が仰るには「今朝撮ったCTも問題ないし、採血でも特に異常はないので、大丈夫だと思いますよ。」とのこと。「まあ、高齢になると、どうしても痛みが遷延しますからね~」と言われている。
86歳8か月の母にとっては身も蓋もないお答えである。昨年のお正月以来の帯状疱疹の痛みも相変わらずだそう。赤みは乾燥して痒みもあるようだし、このところの寒さも痛みに影響しているのかもしれない。これは私も感じるので。
痛み止めのカロナールを3か月分、そしてこのところ便秘がちで、1日1回外科で処方された酸化マグネシウムが既になくなり、次回の予約は1か月後なので・・・、とこちらで出して頂き、お礼を言って診察室を後にした。
再び待合いに戻ってIDカード等を頂き、1階に降りて会計。それほど待たずに自動支払機でお支払い完了。母には待合いで待っていてもらって、向かいの薬局へ薬を受け取りに行く。待ち時間12,3分というので良かったと待っていると、10分ほどで薬剤師さんから名前を呼ばれ、「先生が1日1錠のカロナールを朝夜に分けて飲むように処方されているのですが、間違いないですか?」と訊きに来られる。「同席しましたが、1日1回飲めば痛み止めは間に合うとのことで、分錠するという話はありませんでしたが・・・」と答えると、「先生に問い合わせしなくてはいけないので、ちょっとお時間かかります。」と言われる。それから30分近く。どんどん後の人に抜かれる。トホホである。ようやく薬を受け取り、外に出ると、待ちくたびれた母が信号を渡ってこちらに来ようとしていた。私がお腹を壊して薬局から出られなくなったのでは、と思ったらしい。いや、そうではなくて、と説明する。
「混雑していたのなら、近くの薬局ですぐにもらえたのに、悪いことをしたわね。」と言うが、「いやいや先生の処方がかくかくしかじかだったから、どこの薬局でも必ず確認のため時間がかかったと思う」と答える。
ランチはお気に入りのケーキ屋さんへ。久しぶりに行くと、前菜4種類とスープの盛り合わせプレートにメインのお料理と、ケーキとお茶のランチセットが新しく出来ていて、迷わずこれをチョイス。
ここはじっくり煮込んだチキンカレーやパスタが美味。私はカレーを、母はトマトソースのパスタを選んでシェアした。紅茶も好きなブランドのものが仲間入りしており、満足。途中でやはりお腹を壊しかけたけれど、ゆっくり頂けて良かった。
窓の外には某社の桜並木が満開である。帰りにお使い物や夫へのお土産の焼き菓子を買ってから実家へ戻った。
さて、実家では2週間前に取り付け工事が終わった玄関がなかなか良い感じ。ガッチリした二か所の鍵で大分防犯レベルが上がった模様。ところが母はいまだに開け閉めに慣れない様子で、私が傍で見ていたら、なぜかパニックになって「普段は大丈夫なのに・・・」と焦れば焦るほどなかなか開けられない。心を鬼にして、自分で開けられるのを見守っていたらなんと10分もかかった。
これは拙いと、父の仏壇でお参りをした後、特訓。鍵を開けたり閉めたりする時に、内側から見るとどうなっているのか確認してもらったりしながらなんとかスムーズに出来るようになってとりあえずほっとした。
実家は日が当たっているうちは暖かいが、さすがに日が陰るといきなり寒くなる。特に頼みたいこともないというし、寒くならないうちに、と早々に退散した。
駅までの途中の公園では、お花見らしきことをしている家族連れの姿もあった。
再びJRと私鉄を乗り継ぐ。乗換駅で、かつら屋さんに寄って、長期間(であることを切に望む)仕舞う前にシャンプー・リンス・ブローのリセットをお願いすることにした。あいにく、いつも対応してくださるNさんは今日は非番で、別の初めましての方がお一人体制だった模様。コロナウィルスの影響で、お昼を挟んで通常より3時間早い閉店の短縮営業だという。
ちょうど別のお客さんのフィッティング中でなかなか対応して頂けず、少し時間を潰すことになった。日曜日には出来上がるというので、お預けして帰ってきた。
今週もあと2日。職場では既に先週末に異動の内示が出ている。ただでさえ落ち着かない中、来月初めに授業開始だった予定が、急遽GW明けからに変更されてんやわんや。オリンピックさえも前代未聞の1年程度の延期となった。本当に何が起こるか分からない、今日この頃である。
夫を送り出して、夕飯の下ごしらえ等を済ませ、いつもより若干遅く家を出る。昨日の風の冷たさには本当に参ったが、今日は少し風が和らぎ暖かくなるという予報だ。電車に乗らなければならないという日に限ってお腹の調子が悪い日に当たる。朝食後からお手洗いを往復。またしても下痢である。
私鉄とJRを乗り継ぎ、バスに乗る前に駅ビルのお手洗いへ。ここが長蛇の列で、乗る筈の20分に1本のバスを逃してしまった。とはいえ、お腹を空っぽにしておかなければとても心配である。
母との待ち合わせ時間に若干遅れて、病院へ入る。入り口では女性の職員が2人で、来院者の喉のあたりに体温計をかざして体温測定中。私は35.6℃と出て無事クリア(母は36.1℃だったそうだ。)。うーん、やけに低すぎると思うけれど。エスカレーターに乗って2階の泌尿器科の待合いへ。母は昨年末、息子がボーナスでプレゼントしたクリーム色のカシミアセーターを着ていた。無事に造影CTと採血を終えたという。泌尿器科はいつも大混雑である。
診察時間になってもなかなか番号が出ないな、と思いつつ母のお喋りに付き合う。今日のお土産は貴重品のマスクである。母は先日ヘルパーさんに箱ごとあげてしまい、自分は数枚しか持っていないと言っていたので、心配して持ってきたが、先日、伯母(2歳上の母の実姉)がひと箱送ってくれて助かったという。有難いことである。
ほどなくして電子掲示板に「中待合いにどうぞ」の番号が出る。座るところがないほど待合いが混雑しているが、なんとか席を確保。
泌尿器科のS先生にお目にかかるのは、昨年10月に母が退院後、そのままショートステイ先に入るための診断書等を書いて頂いて以来のこと。年末にあった3か月後の検査と経過観察時の通院は、私の治療日とバッティングして来られなかった。その時、「CT画像からどうも腸壁に何かある、なるべく早く精密検査を」ということで年明けに急遽外科で内視鏡検査をした。すわ、大腸がん再発かと焦ったが、おかげさまで事なきを得たのだった。
ということで、私は5か月ぶり、母は3か月ぶりの面会である。採血の結果が机の上にプリントアウトされており、「特に問題はありませんね。」とのこと。モニターに今朝撮ったCTの画像もあり、肺も肝臓も綺麗で、左腎臓にあった2センチほどの腫瘍を切除した周りにも再発の兆しはなし、とのこと。ひとまず半年後検診は無事クリアとなった。
次回は3か月後、造影CTはなしで採血と尿検査、診察だけだという。指定された日は私の通院日とバッティングする。付き添えないけれど・・・、と耳打ちすると、一人で大丈夫という。先生が「ずらしましょうか?」と仰ってくださったが、私のスケジュールも、このまま3週に1度今の治療が続けられるという前提なので、ひとまず最初に提示された日で予約して頂いた。
「何か気になることは?」と先生に問われ、「左のお腹のあたりにしこりのような硬いところがあって、押すと痛いのです。」と母が言う。若干赤くなっているというので、診察して頂くことに。触診で押されると傍で見ていてびくっとしているのが分かるほどであるが、先生が仰るには「今朝撮ったCTも問題ないし、採血でも特に異常はないので、大丈夫だと思いますよ。」とのこと。「まあ、高齢になると、どうしても痛みが遷延しますからね~」と言われている。
86歳8か月の母にとっては身も蓋もないお答えである。昨年のお正月以来の帯状疱疹の痛みも相変わらずだそう。赤みは乾燥して痒みもあるようだし、このところの寒さも痛みに影響しているのかもしれない。これは私も感じるので。
痛み止めのカロナールを3か月分、そしてこのところ便秘がちで、1日1回外科で処方された酸化マグネシウムが既になくなり、次回の予約は1か月後なので・・・、とこちらで出して頂き、お礼を言って診察室を後にした。
再び待合いに戻ってIDカード等を頂き、1階に降りて会計。それほど待たずに自動支払機でお支払い完了。母には待合いで待っていてもらって、向かいの薬局へ薬を受け取りに行く。待ち時間12,3分というので良かったと待っていると、10分ほどで薬剤師さんから名前を呼ばれ、「先生が1日1錠のカロナールを朝夜に分けて飲むように処方されているのですが、間違いないですか?」と訊きに来られる。「同席しましたが、1日1回飲めば痛み止めは間に合うとのことで、分錠するという話はありませんでしたが・・・」と答えると、「先生に問い合わせしなくてはいけないので、ちょっとお時間かかります。」と言われる。それから30分近く。どんどん後の人に抜かれる。トホホである。ようやく薬を受け取り、外に出ると、待ちくたびれた母が信号を渡ってこちらに来ようとしていた。私がお腹を壊して薬局から出られなくなったのでは、と思ったらしい。いや、そうではなくて、と説明する。
「混雑していたのなら、近くの薬局ですぐにもらえたのに、悪いことをしたわね。」と言うが、「いやいや先生の処方がかくかくしかじかだったから、どこの薬局でも必ず確認のため時間がかかったと思う」と答える。
ランチはお気に入りのケーキ屋さんへ。久しぶりに行くと、前菜4種類とスープの盛り合わせプレートにメインのお料理と、ケーキとお茶のランチセットが新しく出来ていて、迷わずこれをチョイス。
ここはじっくり煮込んだチキンカレーやパスタが美味。私はカレーを、母はトマトソースのパスタを選んでシェアした。紅茶も好きなブランドのものが仲間入りしており、満足。途中でやはりお腹を壊しかけたけれど、ゆっくり頂けて良かった。
窓の外には某社の桜並木が満開である。帰りにお使い物や夫へのお土産の焼き菓子を買ってから実家へ戻った。
さて、実家では2週間前に取り付け工事が終わった玄関がなかなか良い感じ。ガッチリした二か所の鍵で大分防犯レベルが上がった模様。ところが母はいまだに開け閉めに慣れない様子で、私が傍で見ていたら、なぜかパニックになって「普段は大丈夫なのに・・・」と焦れば焦るほどなかなか開けられない。心を鬼にして、自分で開けられるのを見守っていたらなんと10分もかかった。
これは拙いと、父の仏壇でお参りをした後、特訓。鍵を開けたり閉めたりする時に、内側から見るとどうなっているのか確認してもらったりしながらなんとかスムーズに出来るようになってとりあえずほっとした。
実家は日が当たっているうちは暖かいが、さすがに日が陰るといきなり寒くなる。特に頼みたいこともないというし、寒くならないうちに、と早々に退散した。
駅までの途中の公園では、お花見らしきことをしている家族連れの姿もあった。
再びJRと私鉄を乗り継ぐ。乗換駅で、かつら屋さんに寄って、長期間(であることを切に望む)仕舞う前にシャンプー・リンス・ブローのリセットをお願いすることにした。あいにく、いつも対応してくださるNさんは今日は非番で、別の初めましての方がお一人体制だった模様。コロナウィルスの影響で、お昼を挟んで通常より3時間早い閉店の短縮営業だという。
ちょうど別のお客さんのフィッティング中でなかなか対応して頂けず、少し時間を潰すことになった。日曜日には出来上がるというので、お預けして帰ってきた。
今週もあと2日。職場では既に先週末に異動の内示が出ている。ただでさえ落ち着かない中、来月初めに授業開始だった予定が、急遽GW明けからに変更されてんやわんや。オリンピックさえも前代未聞の1年程度の延期となった。本当に何が起こるか分からない、今日この頃である。