ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2020.3.3 雛祭りに思うこと

2020-03-03 20:50:39 | 日記
 今日は雛祭り。昨日は冬のような冷たい雨降りだったけれど、今日は朝からポカポカと暖かい。明日はお天気が悪くなりまた気温が下がるという。こうして三寒四温、一雨ごとに季節は春に変わっていくのだろう。けれど、気温の高低になかなか身体がついていかないのも事実である。

 昨日、ヨガスタジオの店長さんから電話があった。事情により今夜のレッスンから中止、今日だけでなく15日までは全国臨時休業という。ああ、やはり。
 日曜日の夜、テレビのニュースで某店舗の利用者が新型コロナウィルスに罹患していたという情報は得ていたので、仕方ないな、という感想だ。大変ですね・・・、と労った。
 それにしてもあれだけの全国の店舗数、半月間の全面クローズ。3月の会費は全員半額の引き落としにする、というからどれだけのダメージだろうと思う。
 とはいえ、この状況であの環境では遅かれ早かれどこかの店舗で罹患者は出ただろうと思う。ご本人に自覚症状もなく元気であれば、なぜ参加したのか、と責めることも出来まい。

 スタジオは高温多湿の密室である。1時間のレッスンで1,2度は換気するものの、基本的にはホットの環境を保持するわけだ。いつも書いているけれど、定員ギリギリまで参加者を入れれば、隣の人との距離はかなり密着する。私としては定員の半分くらいが快適な環境だと思うけれど、そうなると採算面で問題があるのだろう。
 更新された今月後半のスケジュールを見ると、これまで夜間は20分のインターバルで3クラスあったのが1時間のインターバルになって2クラスになっていた。間の時間でしっかり消毒をします、ということらしい。そのことは実に有難い。
 けれど、それは同時に、今まで3クラスでそれなりにばらけていた人数が2クラスに集中するということだ。これまた悩ましい。

 このご時世である。我儘を言うわけにはいかない。残念だけれど冷静さを失わず、客観的に情報収集しながら事態が好転し、予定通り営業が再開されることを心静かに待ちたいと思う。

 私にとってのヨガスタジオ同様、これまで通っていた居場所がクローズになって行き場がなくて困っておられる方も少なくないだろう。
 こんな時だからこそ、色々なことを見直すタイミングなのかもしれない。普段なかなか手が回らない家の中を片づけることも出来るだろうし、積ん読になっている本を読んでもいい。
 とはいえ、この間全く身体を動かさずにようやくキープしていた筋肉を萎えさせてしまうのももったいない。朝ヨガだけは続けて、先日購入した小道具で浮腫み防止のコロコロマッサージもやっておこう。足の裏は相変わらず痺れているけれど、なるべくお日様を浴びながらお昼休みの散歩は続けよう。

 そんなことを考えながらお昼休みに駅前まで出向いたら、小学生、中学生とおぼしき子どもたちの姿が目立った。平日にお父さんお母さんとランチタイム。お父さんは在宅勤務になっているのかもしれない。お母さんは仕事を休んでいるのか、どうか。皆がなんとかこの苦境を乗り切れますように、と願う。

 それにしても巷でトイレットペーパーやティッシュペーパーを買うのに並んだとか、まだ手持ちはあるけれどマスクをもっと買いたい等、漏れ聞くと残念な気持ちになる。自戒を込めて、大人がもう少し冷静になりましょうよ、と言いたい。
 我が母のように「マスクが沢山あって使わないからヘルパーさんにあげたら、とても喜んでもらってくれた。その途端買えなくなってしまって、今は手元に数枚しかない。でも外に出ないから大丈夫。」という浮世離れした人もいるのだけれど・・・。
 
 お雛様のお顔を拝みながらそんなことを思う夜である。

 夫が雛祭りだから、とフルーツてんこ盛りのホールタルトをお土産に買ってきてくれた。とても綺麗なので思わず写真撮影。
 調子に乗って夕飯のおかずを作り過ぎてしまい、お腹は一杯。だらだら頂いていたら途中から胸痛も酷くなり、食後は横になる羽目に・・・。
コメント
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