ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2019.2.28 如月晦日に思うこと

2019-02-28 20:50:28 | 日記

 このところ体調がすこぶる悪い。どうにも気持が萎える。
 こういう精神状態で記事を書くとネガティヴモードになってしまうのは想像に難くないので、ちょっとサボっていたけれど、あくまでも記録のため、ということで一応残しておく。

 主な症状は胸痛、咳、息切れである。
 ロキソニン朝昼晩3度3度、足りなくてコデインも飲んでいる。元気だったら行こうと予約していたヨガクラスも軒並みキャンセル。
 咳は一度出るとなかなか止まらない。涙目で咳き込むことが一日に何度となく。腹筋も痛いし、とても消耗する。酷い咳でますます胸骨に響いて痛む。咳で肋骨が折れることがある、という話も漏れ聞き、内心ヒヤヒヤしている。さすがにずーっと咳をしているので、職場でも皆、気の毒そうな視線。風邪ではないからうつりませんから・・・とお詫びをしつつ小さくなっている。申し訳ないことだけれど、止めようと思うとますます出る。いささかげんなりする。

 この辺りはアップダウンが多い土地なので、上り坂を歩くと直ぐに息が切れる。歩きながら喋れない。間違いなく息が続かないし、咳が始まる。仕事でやむなく階段で4階まで登った時には、休み休みだったのに、途中で本当に気が遠くなった。下り階段はノープロブレムなのだけれど。

 息子が帰ってきているのにろくな食事も作れない。食欲はあるので出されたものは頂けるけれど、台所に立って長いこと調理をする元気がない。
 息子には実家にご機嫌伺いに行ってもらったり、お友達と夕飯をしてきてもらったり、手抜きのレトルトを使ったり、で凌いでいる。

 遠距離通勤をする夫の負担が間違いなく増えているのが申し訳ない。
 それでも食事は摂らないわけにはいかないし、洗濯物は2人の生活の倍のペースで溜まる。生協のお届け物も量が多いから、運び込んで収納するだけで息切れ。休み、休みであるから時間がかかる。洗濯を取り込むのもそう。畳む前にすぐ横になりたくなる。

 入試の動員もあったのだけれど、想定外の屋外業務の割当てで、正直参った。なんとか頑張りたいと思ったけれど、声をかけたら咳をゴホゴホ、息も絶え絶え、の職員では受験生に申し訳ないということで、勘弁して頂いた。

 そんなこんなのトホホな状況である。
 日曜日で薬も飲み切り、今週は痛み止めしか飲んでいない。いわば無治療状態である。
 ああ、先の日程まで考えずに、昨日から新しい治療を開始していた方がよかったのか、と思うけれど今更そうもいかず。
 とにかく来週水曜日に治療を開始して、少しでも今の状況が改善されればいい、と願うばかりである。副作用だなんだと言っていられない。
 引越しと卒業、就職と、息子の門出が一段落するまではなんとか乗り切らなくては、と気持ちを奮い立たせているけれど、こうも調子が悪いと、ついつい弱気になる。

 4月以降も予定を入れてしまっているけれど、今の状況でちゃんとこなせるかどうか、全く持って自信がない。
 ヨーガの智慧のとおり、どうなるかわからない未来のことを考えても仕方ない。実際に治療を始めれば、この状況が改善されて元気になっているかもしれない。一方で、副作用が酷く出れば、これまでのように動き回れなくなることも目に見えている。

 下痢が酷ければ長い時間電車に乗っての移動も厳しくなる。吐き気は制吐剤でほぼ大丈夫だ、とそれほど心配はしていないけれど、骨髄抑制の発熱はロキソニンだけで抑えきれるかどうか。
 だからこそ動けるうちに、今出来ることは今、と衝かれたように先週から今週にかけて頑張りすぎてしまったかもしれない。
 相変わらず単純なのである。

 今日は朝から冷たい雨が降った。一雨ごとに春が近づいているのを実感する。
 明日から弥生3月、治療も変わる。仕事は否応なしに繁忙期。先回りして処理はしているものの、少しでも体調が上向きになりますように。

コメント
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