ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2017.7.5 たかが口内炎、されど口内炎

2017-07-05 20:43:18 | 日記
 父の一周忌、納骨という懸案事項がようやく終わり、なにやらがっくり。息子も大学に戻って夫と2人になり、通常の生活が戻ってきたというのに、なかなか疲れが取れない。グッタリ、身体はダルオモである。

 ずっと張りつめてきた気が抜けたといえば気が抜けたのだろうけれど、月曜日の夜から口の中の状態が悪い。先週来、咳と痰に悩まされた風邪がやっとのことで抜けそうだというのに、なんとも冴えないことだ。
 別に噛んだわけでも傷つけたわけでもないのに、下唇が赤く腫れていると思ったら広範囲で口内炎が花咲いた。膿が出て黄色く変色したり赤く爛れたり、下唇ごとプックリ腫れてうまく唇が閉じられない。歯に触れるとすぐに出血する。かといって無防備に口を開けているとよだれが垂れてくる。仕方ないので、では、と軽く口を結んだだけで当たって痛む。

 朝夕2回はケナログ軟膏を塗布してはいるが、目に見えて良くならない。
 ジェムザール投与から今日で一週間が経過した。ようやく気持ち悪さから脱して食欲が戻り、ドンペリドンも飲まずに食事が出来る。さて食べるぞ!となった途端、このザマである。
 月曜日の朝で5日間処方された咳止め、痰切りの薬も飲み切り、お腹のコントロールもうまく出来るようになったからマグラックスも止め、普段どおりの漢方薬2種、デノタス、ロキソニンの4種の内服薬だけになったところであるのだが。

 たかが口内炎、されど口内炎、である。一箇所プツンならそこを外して飲食に勤め、なんとかやり過ごせばよいのだけれど、なにぶん範囲が広く、飲食の度に沁みて痛い思いをせざるを得ない。これぞ抗がん剤特有の副作用、広範囲の口内炎である。

 週末は数年ぶりに学生時代の友人たちとランチ会の予定なのだが、この調子だと、悲しいかな、とても楽しく会食などできそうにない。休薬週だし、父の法事も終わって一段落するので、と我儘を言って日程を組んでもらったのに・・・。せっかくの再会、一人で不機嫌そうにしているには忍びない。とはいえ、何を食べても沁みるし、当たる。喋りたくても滑舌が悪い。今朝はトーストの角が刺さって飛び上がりそうだった。

 お醤油やソースは当然、ドレッシングも酢味噌もお塩も全てダメ。熱い飲み物もダメ。夕食に胡麻豆腐を頂いたら、タレが沁みて結局食べられず、夫に渡してしまった。
 一難去ってまた一難。

 そうだ、今は白血球が底値の時期。先週投与前は風邪のためびっくりするほど高い数値だったので、今回は低下について全然気にしていなかったのだけれど、果たしてどういうことになっているのだろう。
 なんとか土曜日の朝までに口の中が落ち着いてくれることを祈るばかりである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする