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ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2016.1.2 実家詣でに想うこと

2016-01-02 22:18:41 | 日記
 昨夜、夫は風邪で体調不良なのか、入浴もせずパジャマにも着替えず、早々に寝てしまった。息子はレポート作成ということでパソコンを独占しており、私は文庫本を一冊読み終わって先にベッドに入った。
 2016年最初の本は藤野可織さんの「爪と目」。“史上最も怖い芥川賞受賞作”と帯にある。文芸批評家の大澤信亮さんが「純文学ホラー」というのが頷ける。生理的な恐怖に元旦早々戦慄し、なんとなく寝付きが悪かった。

 さて、年末年始休暇も残すところ明日1日となってしまった。今年はカレンダーの並びが意地悪で、月曜日からフルに5日勤務のスタート。おまけに木曜・金曜は残業が確定している。最初からパワー切れにならないかしらと少々不安である。
 そんなわけで、今朝は目覚まし時計もかけずのんびり寝坊を決め込んだ。昨日に引き続き暖かく良いお天気。今年初の洗濯物を干す。お雑煮やお節料理は昨日限り。今日からは我が家は早くもごく普通の朝食だ。

 今日は3人揃って実家詣で。病み上がりの母は、今年はお正月らしいことは何もしないと言っていたから、せめて美味しい食事を一緒に、と和室レストランの個室を予約していた。
 電車を乗り継いで予約時間の30分ほど前に実家に到着。まずは頼まれていた布団乾燥機をセットしてからレストランに向かう。

 「今年もよろしく」と5人で乾杯。次々に運ばれてくるお料理を皆で片付ける。父は「美味しいね、いい正月だね」と言いつつ、気づけばウトウトしている感じ。相変わらず母があれこれ世話を焼いている。事態は母が健康だった頃と全く変わっていないことに溜息が出る。
 食欲旺盛の夫と息子はお肉の追加注文。「○○(息子)のペースで一緒に食べていたら、またメタボに拍車がかかるから少しセーブして」と夫に言うものの、気分が良いらしく顔を赤くしながら順調にたいらげている。

 デザートまで2時間近く食べ続け飲み続け、お腹ははちきれそう。とてもタクシーには乗れない。帰りは両親だけタクシーに乗せ、3人でぶらぶら歩いて実家に戻った。

 母は、寝室の模様替えをしたいが、1人ではとても出来ないので困っているという。クリスマスとお年玉と誕生日のお祝いに加え、お小遣いまで手にした息子は、夫にお尻を叩かれながらもホイホイとよく動く。
 確かにこんなに割の良いアルバイトはないだろう。気になっていたことがあれこれ片付いたと両親は嬉しそうで、ほっとする。息子に頼んで、母に携帯のショートメールのやり方を教えてもらうが、これはハードルが高そう。

 陽が落ちて暮れなずむ頃、実家を後にした。
 母は化粧をしていたし、足取りも大分しっかりしてきた。手術から3か月が経過し、時間は何よりの薬なのだと思う。とはいえ、相変わらずお腹のコントロールはうまくいかないこともあるようだ。そこそこ食欲はあるけれど、なかなか体重が戻らないという。確かに33㎏ではなぁ、と思う。今月の診察時にまた相談してこなくては。

 最寄駅まで戻り、まだまだ夕食は入らないということなので、今日も一人で映画館に寄ってきた。
 明後日からのお仕事生活開始にソフトランディングする為に、明日はリラックスとメンテに勤しむ予定である。


コメント
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