生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

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2010-11-14 07:16:38 | 日記
おはようございます。解放されたアウン・サン・スーチーさんは早速、民主化運動を再開するのだそうです。再拘束される恐れがあるにもかかわらずです。スーチーさんのようなしっかりした信念のリーダーを持つビルマ(ミャンマーという国名は使わないことにします)は、どんな困難をも乗り換えて民主化の道を歩み、世界の尊敬を得る国になると信じます。
生き生き箕面通信708(101114)をお届けします。

・無策の菅外交で失われる国益

 昨日、菅首相はオバマ大統領、胡錦濤主席、メドベージェフ大統領と個別に会談しました。その結果何が実り、何が前進したのでしょうか。結論的にいえば、ほとんど何もありませんでした。貴重なチャンスをみすみす逃してしまいました。

 首脳同士が直接顔を合わせ、信頼を築くことが重要といわれます。それはその通りにちがいありません。では、今回、信頼を築く第一歩になったのでしょうか。

 三首脳はおそらく、「日本の菅首相というのは、なんと中身のない人間だろう。とても付き合って意味がありそうには思えない」という実感を深めたのではないでしょうか。ありていにいえば、中身のないスッカラカン(菅)の正体をさらしてしまったのです。

 三首脳はそれぞれ、「我が国の国益に合うように日本を誘導すればよい。それしか日本と付き合う方法はない」と、改めて認識したはずです。

 オバマさんは「辺野古への移設が進まなければ、危険な普天間がそのまま存続しますよ。また、自衛隊はイラクに派遣してくださいね。アメリカの国債は買い続けてもらいたい」

 胡錦濤さんは「中国の市場に輸出して稼ぎたいのなら、中国の要求も受け入れなさいよ。中国の要求を受け入れないのなら、首脳会談もできませんね。しばらく日本とはお付き合いが冷えたままになります」

 メドベージェフさんは「領土問題はロシアにとっても極めて微妙な問題だ。経済問題を先にやりましょう」

 つまり、三首脳は、日本の首相を軽く見て適当にあしらいつつ自国の国益を着々と実現していく戦略です。

 日本は「尖閣も、北方領土もわが国固有の領土だ」と、ただ繰り返すだけ。具体的な戦略戦術もないまま、「毅然と対応する」が決まり文句。まさしくスッカラカンの面目躍如です。

 しかし、ちゃかしている間にも、日本の国益は失われていきつつあります。すでにこれまでの「失われた20年」が、「失われた30年」になりつつあるのです。政権交代は、こんなはずではありませんでした。

 これをどう打開すればいいか。打開の道筋は立つのか。あります。小沢一郎という素材を活用することです。飛躍しますが、やはりオザワのリーダーシップを活用するほかありません。

 それは何もオザワ個人を引っ張りださなくてもいい。「オザワ構想」を再評価して、そちらへ舵を切ればよいのです。日本が生き延びる道は明らかですが、いまの民主党首脳にはそれを認識すらできないのが、日本の”悲劇”ともいえます。

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