生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

1362 ・橋下維新の本質は新自由主義――より酷い日本になります

2012-09-01 06:53:40 | 日記
おはようございます。

生き生き箕面通信1362(120901)をお届けします。



・橋下維新の本質は新自由主義――酷い日本になります



 橋下徹氏が率いる大阪維新の会が次期衆院選をにらんだ公約「維新

八策」の最終版をまとめ、昨日8月31日に発表しました。これを見ると、

首相公選制、TPP(環太平洋経済連携協定)への参加、教育バウチャー

(クーポン)制度の導入、国民総背番号制の実施、などが並んでいます。



 こうした政策から透けて見えてくる「ハシズム哲学」は、「競争社会によ

って、人間の勝ち負けを決める。優秀な人間が劣る人間を統治する」とい

うものです。アメリカやイギリスで実験済みの新自由主義がてんこ盛りで

す。飛んだり跳ねたり、パフォーマンスが得意の橋下氏が行きつく政治は、

古来築いてきた日本の文化を破壊し、結局はアメリカ型の「勝ったものが

正義」「勝てば官軍」の世界です。強いものが勝つ、ジャングルのルール

です。支え合う社会とは対極です。つながりや連帯、絆はほとんど顧みる

ことがありません。万一、ハシズムが国政で大きな影響力を行使すると、

日本は監視型の酷い社会になります。



 それにしても、何故こんなくだらないヤツが、寄ってたかって持てはや

されるのでしょう。根幹にある新自由主義が見抜けないのでしょうか。

そういえば、日本の一周遅れの新自由主義者、小泉純一郎首相(当時)

はいまでもかなりの人気を維持しているようです。息子の進次郎氏は、

やはり典型的な新自由主義者ですが、将来の首相候補ととりざたされて

います。あの小泉・構造改革でこんな酷い格差社会に変えられたのです

が、そうした認識は少ないのですね。これは、一般の私たちがめくらまし

にかかったまま、本質が見えていないからだと思います。



 「ALWAYS 3丁目の夕日」の頃、昭和30年代、日本にはまだ支え合う

社会がありました。その後、アメリカからのさまざまな経済戦争を仕掛け

られ、具体的には円高攻撃、日米構造協議、年次改革要望書などの矢

継ぎ早の日本変革プログラムを突きつけられて一方的に押し込まれまし

た。その結果、アメリカがいうグローバリズムという、その実アメリカン・

ルールを押し付けられて、日本はアメリカ型の格差社会に変貌させられ

ました。



 アメリカは東京の人脈に根を張りましたが、それだけではヤバいと、いま

また橋下徹というツールを手に入れ、大切に育てているようです。アメリカ

が影響力を持つ日本の大手メディアを使って、ハシズムを支えています。

アメリカは決して自分が表に現れることはありません。常に日本人の顔を

したエージェントを使って操るのです。橋下氏のブレーンといわれる連中

のなかには、すでにちゃっかり紛れ込んでいます。




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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
橋下を支え、利用するヤカラ。 (まともさ)
2012-09-03 11:20:03
橋下自身が新自由主義者になるのでしょうか。「主義者」ですからね。この男の履歴から何故、新自由主義者になるのか、整合性に欠如しているように思われます。主義という思い物を引きずるような男にも見えない。
堺屋は新自由主義者でしたでしょうか?
持ちつ持たれつ、貸し借りで、この男の目的は何なんだろう。
継承が不完全燃焼だった小泉-安倍ライン復活への寄与(貸し)の背景の下、小泉の息子との結び付きの過程でドサクサ紛れで首相になる、統治、統治の統治に味をしめた男の「統治欲」の実現が目的ではないか、愚考します。
もちろん、現行「憲法」など安倍のご指導で廃棄するでしょう。こんな中で、米国の影も射しているのですね。
この(悪、狡知)かしこい男が、どう人を利用し、切り捨て、同時に誰とどう結び付いて行くか、、国民、市民は油断を怠ることができません。
渡辺鶏頭氏などソデにされた御仁でしょうか。
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