生き生き箕面通信

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2481 ・日本政府は、「ユネスコ脱退へ」と意気込みますが、どんな落とし前をつけるのでしょう

2015-10-16 09:50:57 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2481(151016)をお届けします。

・日本政府は、「ユネスコ脱退へ」と意気込みますが、どんな落とし前をつけるのでしょう

 「南京事件」以来重なっていた件が、とうとう爆発しました。菅官房長官が「ユネスコからの脱退、あるいは供出金停止もありうる」と、記者会見で話しました。中国と比較的にいい関係だった二階俊博・総務会長も、「ユネスコからの脱退も」と示唆しています。

 これを、昭和8年の国際連盟脱退事件に比べると、まず、当時の新聞は、国際連盟からの脱退を「支持」したのです。例えば、毎日新聞(当時は東京日日新聞)は、閣議で「『国際連盟脱退だ』の主張が押さえつけられた直後にやりだしたのです」と、「昭和史」の半藤一利氏が書いています。そして、満州一円を日本の中に取り込んでしまいました。ちょうどその頃、小林多喜二氏が特高警察で拷問死を遂げました。

 いま、まさに日本が、「ユネスコからの脱退を」と叫んでいます。それを政府が自ら叫んでいるのです。安倍政権が、反動的な政府に化けてしまってからは、もう止めようがありません。

 今年4月、ボクは連れ合いと子供の孫に会いに行き、パリに行きました。そして、ユネスコにも巡り合えたのは、かつての4月の項ですでに書きました。

 中国が、「南京事件」にでっち上げと言っている日本政府の立場があるにしても、だからといって、「すぐに脱退だ」というにはあまりにも芸がなさすぎます。日本政府は、安倍政権でどうにも止まれなくなっています。