生き生き箕面通信

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2479  ・「辺野古のそのあとは?」--普天間を移し、取るものを取れば、辺野古から出て行け!

2015-10-14 09:06:42 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2479(151014)をお届けします。

・「辺野古のそのあとは?」――普天間を移し、取るものを取れば、辺野古から出て行け!

 安倍政権では、「辺野古から出て行くなんて、それはないでしょう。必ず、辺野古に米軍基地を作りますよ。日本の税金で!」と、菅官房長官。「仲井間・前知事は、瑕疵はなかった。それに、普天間基地はそのままでいいのですか」と、追い打ちをかけます。

 しかし、今の知事が民意を受けても、「前の知事」が受けたのだから、ここで立ち止まって考えようという意図はありません。今の知事は、今の民意を受けていても、それはそのままに放り投げてしまいます。まことにご都合主義の菅官房長官。それは、安倍政権にわたる、まことにご都合主義の政治手法です。

 全国の米軍専用施設面積の73.8%が、国土の0.6%に過ぎない沖縄県に集中している現実は、日本の国土防衛上も芳しからざるを得ないとされています。ミサイルを集中的に見舞うだけで、沖縄の米軍基地は使い物にならざるを得ない。

 しかも、普天間には、米軍基地の海兵隊しかいません。この海兵隊は、例えば中国に赴き、まず一撃食らわせる戦法隊として活躍するものです。決して、専守防衛ではありません。そんな無法な戦法をとれば、まず全面戦法に向かいます。すくなくとも、中国とまず全面対立を一方で覚悟しなければならなくなります。安倍政権には、そんなバカげたことをゆだねたつもりはありません。

 ボクは、この翁長知事の選挙戦法とそのあとの闘いを、辺野古に移ってしまったら、それはもうまず無理やで、と思っていました。しかし、辺野古に移ってからも、まだまだ頑張れる。むしろ、普天間から辺野古に移ってからも、まだ頑張れる。そうして、最後には辺野古からもどこかよそへ、あるいはなくしてしまうこともありうる。

 沖縄なら、琉球以来の柔軟な戦術が編み出せる。もちろん、琉球独立も考えてです。それはまた、全国的な戦いにも向けられます。

 日本は、なぜこうもアメリカ様の思うようになったのでしょうか。でも、まず私たちがこの状況から抜け出さなければなりません。