おはようございます。
生き生き箕面通信2392(150712)をお届けします。
・今週が天下分け目の関が原――安倍首相を追い落とす潮目の週としたい
「週を開ければ、重大局面を迎える」と二階俊博総務会長。「決める時は決める」と安倍首相。いよいよ今週15日(水)に衆院委で強行採決。翌16日に衆院本会議で強行採択。参院へ送付。参院で採択されなくても、60日後には衆院で再度採決し、ついに戦争法案が成立。そんあ段取りが具体的に動き出す週です。
日本は晴れて世界どこへでも出かけて戦争ができるようになります。とくにアメリカが「あっちへ行ってくれ。こっちで戦ってくれ」と言ってくると、「ようがす。あっしが行って叩きのめしてやりやしょう」と安倍チン。何の成算もないくせに、威勢だけはいい。肩をそびやかして、ドヤ顔をして見せる。決して見たくない顔を。
安倍政権の根幹にあるのは、「公益および公の秩序を最優先する社会」といえます。事実、安倍首相が最終的に改定しようと狙う自民党の憲法法案には、いたるところに「公益および公の秩序を害しない限り」という但し書きが潜り込ませてあります。
だから、都合の悪いことはすべて「公益および公の秩序に害する」という口実をつけて葬り去ることができるのです。
つまり、安倍晋三という男がめざす理想国家像は、国家が個人の行動を規制できる統治機構です。総理大臣が全権を振るえる統治機構です。具体的には、天皇が全権を有する形だった「明治憲法体制」です。
今週半ばの安保法制で、憲法9条を完全に形骸化し、神棚のお飾りししてしまいます。すでに特定秘密保護法も実際に動き出しています。安倍応援団の若い国会議員は、「言論の自由、報道の自由」を制限しようと本気で考えています。
安倍首相の周りには知性に欠ける人間があまりにも多すぎる。日本人は稲作を中心として自然を尊重し自然とともに生きてきた日本人の精神を根底から壊す窮迫不正の危険が迫っています。
民主党をはじめ野党の議員には、強行採決の場から全員が退席する手段を行使してでも阻止していただきたい。「審議には参加する」などと、形式的な民主主義を振り回していては、日本を危機に追いやるだけです。今回だけは、普段は出来ない奇手もやむを得ないのではないでしょうか。ともかく戦争法案の成立を阻止して、安倍政権の流れの潮目を変えたいものです。