いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

今日の看猫 2012/8/12、そして、榊原英資は小沢信者&情宣局員だったと知る

2012年08月12日 19時25分32秒 | ねこ


   ―抱っこできるようになった三毛猫―


↓ ホントは迷惑の三毛猫


●榊原英資は小沢信者&情宣委員だったと知る。

榊原英資、『なぜ日本の政治はここまで堕落したのか 松下政経塾の大罪』(Amazon)を、ながめる。

少しは誠実だなぁと思ったのは、榊原は自分が小沢の支持者であることを公言している。

その視点から、「松下政経塾の大罪」を情宣しているのだ。

「松下政経塾の大罪」を糾弾する根拠は、専門性があり経験豊かな国家官僚の視点である。

現内閣の首相、財務相、外相などを「若くて、行政経験もない、政治家しかしたことがない」と批難しているのだ。

ついでに、彼らや民主党政治家の多くが松下政経塾の出身であることが、怨嗟の的となる。

その彼らと対照されるのが、吉田茂から始まって、池田隼人、大平正芳、そして宮沢喜一までの官僚出身の政治家たちである。

榊原の言い分は、松下政経塾の出身の政治家は若くから選挙だけに注力し、専門性もないし大きな組織を動かしたこともないと批難する。

たしかにそうだ。別に、おいらは「松下政経塾」出身者に肩入れするつもりはない。恨みもない。そもそも、「松下政経塾」ってよくしらない。

松下村塾なら、ちょっぴり知っていて、恨んでいる (愚記事:They look just like two Gurus in drag ! 西のグル、北のグル )。

それにしてもこの本がおかしいのは、あるいはAmazonの書評にもあるように具体例を挙げた論理的分析もないというばかりでなく、この本がデタラメなのは、当の本人榊原が支持する小沢一郎さんこそ、「専門性もないし大きな組織を動かしたこともない」どころか、生まれて一度も「働いたこと」がないのに選挙で政治家になったことだ。衆議院議員の親が死んだから。

この点コネだってみえみえだけど神戸製鋼で「働いていた」安倍普三さんと違う。小沢一郎さんは、日大の法学部の大学院だか研究生だかをやっている時に、親が死んで、もちろん土人たちによる個人後援会の支援で、 選挙に当選して、世襲議員になったのだ。

さらに、この本で当の本人榊原が強く主張するmeritcracyの視点から言えば、(おいらはそういう視点でものをいうのは趣味ではないが、"事実"らしいので書くが)小沢一郎さんは東大に何度も落ちて慶応大学に行き、さらに司法試験に(何度も*未確認情報)落ちていたらしい。

つまり、榊原が強く主張するmeritcracy (wiki) の視点からみて、小沢一郎さんは評価されることはないはずなのだ。

■邪推。 それでは、なぜ、榊原英資は小沢信者&情宣委員なのか?

それは、斎藤次郎問題。おいらもよく知らないので、口さがないネット童に聞いてくれ;

いよいよ民主党の小沢一郎幹事長が本格的に動き出したと直感した。斎藤次郎元大蔵事務次官と小沢氏の緊密な関係は、政官界では知らぬものはいないといわれるほどである。

小沢一郎こそ実はものすごい官僚依存的政治家に違いない。

真のエリート官僚の実現を!

おいらは、愚ブログでずーっと、エリートさまの御活躍を祈念している;

「一万人の殺人犯がいても国は滅びないが、一万人のエリートがいないと国は滅びる。」 いいね。そのとおり。おいらも、一万人のエリートがきちんと統治する国で、おもいっきり安心して、鼻くそほじりながら、おばかなことをほざいて暮らしたいね。それがおいらの夢だっちゃ。

 もつろん、愚民の憎悪をぶつけたりもしている。でも、エリートさまってそういうのは織り込み済みなんだべ。ってか、そもそも、エリートさまは愚ブログを見ないし。

それにしても、今のぬっぽん政府の官僚はばか過ぎだろう⇒愚記事: 日頃見ててかわいそうなんだけど、英語しゃべりたいけど、しゃべれないガッコ秀才ちゃんほど、カタカナ日本語を使うよね。

⇒ 昨日まで、がきんちょに原子力マンセーボスターを描かせていた文部官僚さま(@森有礼サマの嫡子さま)

 そして何よりこの本・『なぜ日本の政治はここまで堕落したのか 松下政経塾の大罪』がでたらめなのが、今年の春(2012年4月)に刊行されたのに、原子力ムラのことが何もふれられていないことだ。2011年のチェルノブイリ事故に次ぐべらぼうな放射能を撒き散らした福島の原発事故こそ、ぬっぽん官僚がいかに文明を管理・運営できないかを端的に示したものだ。土人の国、ぬっぽん(愚記事:日本には原発を管理する資格がない)。その管理責任は「官僚」にあることはいうまでもない。やはり、今のぬっぽん政府の官僚はばか過ぎなのだ。

松下政経塾の大罪より原子力行政の大罪を問えや!

・最後に上記リンク先愚記事(2) 美しい日本語、霞ヶ関文学語彙集、文科省篇)に森有礼が出てますが、 榊原英資、『なぜ日本の政治はここまで堕落したのか 松下政経塾の大罪』でも森有礼登場。水谷三公の文章が引かれ、丸山眞男のアナロジーとなっている。