いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

むつひとさんが見た風景

2004年08月21日 08時54分28秒 | 仙台・竹雀・政宗
いか@ はインドを少し忘れて仙台参り。

誰も知らない松島

写真は松島の風景。奥松島の富山観音というところから。さて、海の日というがある。7月19日。これは。むつひとさんこと明治天皇が奥州行幸から艦船で東京に戻ってきた日に由来する

この奥州行幸は戊辰戦争の敗者への新統治者の視察にほかならない。ちなみの奥州勢は輪王寺の宮を「天皇」として担ぎ、さちの宮・のちのむつひと帝を担ぐ薩長勢に対抗。明治期には負け組、旧朝敵の刻印を押される。

その行幸のひとこまにこの奥松島・富山観音ちかくの寺がある。現在でも交通が不便であり、車からおりたあと結構歩く。が見晴らしがびっくりするほどすばらしい。明治初期、戊辰戦争後わずか12年後、だれがこの地を行幸の地に選定したのだろう?

とまれ、今ではだれでも入れて、絶景を見ることができる。むつひとさんの肖像も見ることができる。