alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

カフェに本をおいてもらいに

2010年09月20日 | サードプレイスとしてのカフェ


 せっかくカフェの本を書いたんだから
本屋さんだけじゃなくって 人の集まるカフェでこそ
売ってもらえたらいいのにな、、、

 そんな想いをだいぶ前から抱いてたわりに
なかなか行動に移せないままでいたけど
前回のフランス行きで もう後がないと思った私は
動き始めるしかなくて そういうわけで
今日で3軒、京都で2軒 東京で1軒、
カフェで『cafeから時代は創られる』を
販売してもらえるようになりました!


 今日訪問させてもらったのは
西国分寺にあるクルミドコーヒーという素敵なカフェで
ここでは毎週「クルミドの夕べ」というイベントが
開かれていて だいぶ前のことだけど
私の本のテーマについて オーナーの影山さんという方が
お話をしてくれてたらしい。


 そのことは たまたまネットで自分の本の名前を
検索したら知ったのだけど もちろん私は飛び上がるように
嬉しくて またしてもその人についメールを書いて
一度お会いしてみたいです と書いてしまって
そうして以前お店に伺い それはそれ で
終わったのだけど もう一度 今度はお店に
本を置いてはもらえないかと ぶしつけなお願いを
させてもらってた。


 どうなるかなあ、、、と思っていたら 
影山さんからお返事が来て なんと彼は
私の長いブログを3月分から夏にいたるまで
全部読んでくださり それらを全部ふまえた上で
「応援します!」と快い返事をくれたのだった。


 というわけで 今日は影山さんとお話をしに
クルミドへ、、、 ここはなんだか森の巣のようで
居心地がいい。外観はコンクリートなんだけど
入るとびっくり 木の中みたい。それもそのはず
一枚板のテーブルだとか 木のイスだとか
トイレには素敵な木の扉とか テーブルの上には
自分で割って食べていいというクルミがあるとか
なんだかとっても面白い。つい長居したくなるような
ほっとできる空間なんです。


 さて私の本を驚くほどに熟知してくださっている
影山さんと2時間ほどカフェ話で盛り上がり
思うがままに話してしまって私はとっても楽しくて
気がつけば はて 何をしに来たのやら、、、 
そうだ とりあえずするべきことはしていかないと!と
お約束してたPOPをその場で書いてみて
今日から私の本もここに並べてもらえるのかな?
この素敵な空間で 誰かが興味をもってくれたら
そしてゆっくり読んでくれたら それだけでも嬉しいけれど
このカフェが 面白い動きが生まれるような
活発な人の出会いが起こってくような
そんなエポックメイキングなカフェになったら
もっともっと 面白い。(きっとなると思います!)


 今日影山さんとお話しながら
2冊目の本はどうしようかと考えたりしながらわかったことは
あー やっぱり 私カフェを通して人を救いたいのかも
と いうことだった。


 カフェで私は救われるけど
救われるのは決して私だけじゃなく
沢山の人の人生を もっと豊かに 
もっと潤わせてくれる そんな出会いが
確かにカフェには存在していて
カフェの魅力をもっとみんなが知ってくれたら
もっと普通にカフェでの会話や出会いがあったら
凶悪犯罪だってもっと減るのに!と思っていたから
私はカフェを広めたくって いろいろやっていたんだな。


 
 あれやこれやと悩みがつきないなら
ーーカフェに行くことさ!

 彼女がとにかく何かまことしやかな理由で
来られないなら
ーーカフェに行くことさ!

 ブーツがぼろぼろになったのなら
ーーカフェに行くことさ!

 給料が400クローネで支出が500クローネなら
ーーカフェに行くことさ!

 まこと慎ましく暮らしているのに、
何の得にも恵まれないなら
ーーカフェに行くことさ!

 医者になりたかったのに、いまはしがない官僚なら
ーーカフェに行くことさ!
 
 気の合う女が見つからないのなら
ーーカフェに行くことさ!

 心の中はもう自殺に追い込まれているのなら
ーーカフェに行くことさ!

 人を軽蔑しながら、それでも
人がいなくちゃ困るなら
ーーカフェに行くことさ!

 もう何処にもつけがきかなくなったなら
ーーカフェに行くことさ!

(ウィーンのカフェ・ツエントラールに通った詩人
 ペーター・アルテンブルグの言葉
『cafeから時代は創られる』p.215より)



 カフェにいったらそれらが解決するのかって?
それは神のみぞ知ることだけど
カフェに行ったら 恋人と出会えるかもしれないし
(バーバパパの著者たちはカフェで出会ったし
藤田嗣治は結婚相手を2回もカフェで見つけた)
仕事が降ってくるかもしれないし(モンパルナスの
画家たちはカフェで絵を売り歩いてた)
自分の存在を認めてもらって元気になれるかもしれない。

 
 どうしても泣きたい気持ちでいっぱいだったら?
ーーカフェに行くことさ!

 お腹を壊して子供のごはんもつくれなかったら?
ーーカフェに行くことさ!

 子育てのストレスで破裂しそうだったら?
ーーカフェに行くことさ!

 誰とでもいいから話をしたくて仕方なかったら?
ーーカフェに行くことさ!

 トイレに行きたくなってしまったら?
ーーカフェに行くことさ!

 子供と2人きりでご飯を食べるのが辛く感じたら?
ーーカフェに行くことさ!

 あまりの熱さにへばりそうになってしまったら?
ーーカフェに行くことさ!

 誰かと語りたくなったときは?
ーーカフェに行くことさ!

 パリで喉が乾いたときは?
ーーカフェに行くことさ!

 食後のエスプレッソが恋しくなったら?
ーーカフェに行くことさ!

 眠くて倒れそうだったら?
ーーカフェに行くことさ!

 家ではできない仕事があったら?
ーーカフェに行くことさ!

 家の前が保育園でうるさすぎたら?
ーーカフェに行くことさ!

 エアコン代がもったいないと思ったら?
ーーカフェに行くことさ!

 一人でいたら気が狂いそうと思ったら?
ーーカフェに行くことさ!


(これは実体験に基づき私が詠んでみました)


 カフェにいったら 何かが変わる
カフェに行ったら 何かが起こる かもしれない
それはあなたにもよるのかもだけど
あなたが誰かと少しでいいから 話してみよう
少しでいいから気持ちを打ち明けたいと思ったら
何かは起こる かもしれない。


 カフェはとってもおもしろい はず。
日本のカフェが もっとこれから
たくさんの人を救って たくさんの人に
勇気を与えて たくさんのものが生まれる
そんな場所に なったらいいな。





 ちなみに京都で本を扱ってくれているお店は
御所南のmocomococafe(モコモコカフェ)
という、町家を自分たちで改装したとても素敵なお店と


西陣のトリペルという、漫画も読める、京都界隈の
面白い人たちの出会いの場になっていきそうなカフェ、バーです。
どちらも京都でいろんな活動をしている若者達がつくったカフェです。


最新の画像もっと見る