alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

卒業

2010年03月13日 |  カフェ的な場で考えたこと
 今朝何気なくラジオをつけたら
尾崎の「卒業」が流れてて
あー懐かしいなあ 友達が歌っていたなあ
さてどんな歌だっけ と聴いてみる と
なんだかかなり激しい歌だ。


 これは中学を卒業する歌なのだろうか
高校なのかはわからないけど どうも
中学っぽい気がしてて 昨日は旦那の
中学の卒業式で 校区に住んでる私はいつも
学校帰りにたむろしている彼らを目にして
一人の主婦の視点としては
「そんなとこたむろすんなよー」と
なんとなくやな感じ と 思ってしまう。


 けれども旦那にいわせると 彼は意外と
理解があるのか 「そういう時間も大事なんだ」
ということで 中学生たちは基本的には学校で
授業を受けて そのあとは部活があって
友達としっかり話をする時間なんて休み時間や
放課後の(塾に行くまでの?)ちょっとした
時間しかないらしい。


 そうかー 大事な時間なんだな
そういえばサードプレイスの話でもオルデンバーグは
「アメリカの近代の都市開発者たちはあえて
そういったたまり場になるスペースを消していったけれど
それは間違いだ!!」と言っていた。
なんでたまり場を消したんだろう?と思っていたけど
主婦モードの私のように「なーにあいつら、、
何だか怪しい」と不審な目で
見てしまう人が多かったからなのだろう。


 だけどそんなこと言ってちゃいけない
なにせ私は「カフェ文化研究家」なのだから、、、
とちょっと反省。


 最近は子供の遊び 教育 そしてカフェについて考えていて
先日吉野に言った際に 「大人の遊びや学び」について研究
している先生方に話を聞いてみたのだけれど
そのとき何かがわかった気がした。
先生達は カフェを面白がってくれてはいたけど
教育とカフェって かなり別な存在で
場合によっては 相対立するものかもしれない
だから教育をカフェにしようというのは
間違ってはいないのかもしれないけれど
かなりおかしな考えなんだなあと思った。


 何故なら教育は支配だからだ!基本的には、、、


 先生は「教育工学というのはある到達点に
達するために いかに効率的にそれを実現するかを考える事」と
言っていた(と思う) そして教育とはある国家の思想の
おしつけで(これは私の考えだけど)結局は
国に役立つ人々を育成するために教育が提供さてれるわけで
それは上の人たちがいかに庶民を支配するかという形の
あらわれでもあるわけだ。


 と すると 「なんで学校なんていかなきゃいけないんだ!
なんなんだこの校則は!先生あなたはかよわき大人の代弁者なのか?」
といわれても 尾崎が歌っているように 「支配のルール」に
のっとるための教育ならば 先生達は「イエス」というしか
ないのかも。


 教育 は 変わろうとしているのかなあと思っていたから
面白そうな気がしてたけど 実際のところどうなんだろう?
まだ変わらない 今ある近所の中学校では 家出もあれば
学校への不法侵入事件もあったりするわけで
「なんでそんなことするんだ!」と問われてみたら
尾崎ほど強い思いを持った子なんて もういないのかも
しれないけれど そういう思いもあるわけで
子供が子供心を持って 大切なものを大事にしたくて
そのまま大人になろうとしたら 「支配のルール」に
ぶつかって かれらは怒り なげき わめいているしかないわけで
「反抗」はするけれど 結局怒られ親も呼び出されて
飼いならされていく訳で そう 飼いならされて
やがて沢山のことをけろっと忘れて大人になってく
なんだかそんな気がしませんか?


 それっていったいどうなのかなあ


 そんな時に THEたまり場 の サードプレイスのカフェ
というのは 格好の反抗の場になるわけだ。
そう考えるとカフェと公のルールの場は
かなり対立項な気がするな。


 反抗は悪いことなのか
大人になると 子供のときに
何を思っていたかどんどん忘れていくけれど
子供の心を持ったまま で 大人になるのは
そんなにいけないことなのだろうか
カフェに集った「天才」たちは
結局のところ そんな社会と相容れなくて
子供心を大切にしてた人たちで
「まじめくさった大人」の一人になるくらいなら
精神病にかかった方がましだというくらいの人たちだった


 「そんなのはくそくらえなんだ!」
尾崎もくそくらえといっていて
そういう言葉が懐かしかった。
ベビーカーをひいて団地を通ると
私は社会維持側の主婦の一人になってしまうけど
私のしている研究は 実はもっと激しいような
実はかなり 危険なような
でもそこに 醍醐味が見え隠れしているような
なんだかそんな気がしはじめた。

 もう一度シュールレアリスムを勉強しよう!




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