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alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

洛西のサードプレイス

2010年12月15日 | サードプレイスとしてのカフェ

 今日は朝の10時から18時前まで一日中
蓮太郎と出ずっぱりで どこに行っていたかというと
電車にもバスにも乗らずに 近所でいろいろ
まわってて 朝は近所の幼稚園で
おもちつきがあるらしい!という噂をきいて
それは行きたい(みんな親が食べたい)と
私も思い、友達を誘って行くことにした。


 行ってみるとなかなかのびのびした雰囲気の
幼稚園で 日本の幼稚園に対するイメージは
あまりいいものではなかったけれど
そういえばこんな空間に足を踏み入れたのは
25年振りくらいなわけで いろんなところが
あるんだなあ。フランスと教育の比較したいなと
思っていたけど こうやって今のうちに
幼稚園をまわってみるのも面白そうだ。


 さてそこではもう100人以上が集まっていて
わーわーした雰囲気の中 久しぶりに餅つきをみて
ああそうか 人が集まるって そうただそれだけで
楽しい気持になるんだなあ 今や餅は
たいていの人は餅つき機でつくらしいけど
こういう雰囲気を共有すること
餅どうこうというだけよりも
みんなでやってる みんながそこにいる
ただそれだけの 一体感を共有すること
それが楽しかったんだろうなあ と
なんだか思わされてしまう。


 そこでおいしいお餅をいただいた後
今日は第何回目だか いつからはじめたか
主催者もうろおぼえの「洛西ほっこりカフェ」があり
今日は何をするのかなー?と思っていたら
和室に着くなり 主催者のおばさんが
「今日はケーキをつくるわよー
それからポインセチアと飾りもあるし
ちょっとデコレーションしてみたら?」ということで
よしきた!となんだかかつてカフェをやってたことを
思い出し えーと配置はこうで
じゃあここに布をひいて、ポインセチアの下には
緑の色があるといいから えい じゃあこの
袋をやぶってつかってしまえ!と
即興で場を創ってく。


 あるものでイマジネーションを働かせ
それをつかってカフェ的空間をつくること
それって楽しいんだよなー。


 そうしてなんだかいつもと違った
素敵なクリスマスっぽい空間がそこに出現し
「はいじゃあケーキやってね」ということで
おばさんが用意してくれたスポンジに
クリームを塗り いちごを配置して
ちょうどよく支度ができたころ
同じ餅つきに参加していたママ達3人がやってきた。



 いままでここは 「おじいちゃんから子供まで」と
いっていたけど 宣伝はしてみるものの
子供もママもあまり来てはくれなくて
基本的にはおばあちゃんたちが大勢だった。
でも今日は餅つきがあったからか
ランチを隣のカフェで食べ それから
「ほっこりカフェ」に参加しようという流れで
3人きてくれて 子供をいれると6人になり
今日は全員あわせて15人くらいいたのかな?
なんだか素敵な空間だった。


 せっかくだからとクリスマスケーキを
食べ、紅茶を飲みつつ
自己紹介をしてみると へーそうかーと
まだまだ知らないことが沢山あって
なんだかちょっと 親密になれた
そんな気がしてうれしくなった。


 そうやって ケーキを食べたり 
お茶を飲んだり プレゼントをもらってみたり
出会った人と話したり お茶をいれたり
中学生と一緒にババ抜きしたり
ママと一緒に話してみたり
どうやったらクリームがうまく塗れるか
隣の人と見比べあったり


 そうやってわいわい話をしていると


 なんだか地域の家族みたいだ。


 そして思った


 ああついに サードプレイスが1つ誕生したのかも。


 根付くまで に 半年くらいかかったけれど


 これがあるからできた関係性があるわけで

 この人はどんな人なのか
ただカフェに通ってるだけではわからない一面や
同じ時を共有し 「あの人来るかな?」と
思い合ってる そうして一緒に遊びをしながら
だんだんとつながりがしっかりしてきて
地域の居場所になってくる。



 こんな場 って なかったよなあ

 こんな場 って なかなかないよね?

 赤ちゃんからおじいちゃんまで
若いママも中学生も 4歳の男の子も
一緒になって わいわいやってる
かつては地域社会の中に ちゃんとこんな場があったろう
だけど今ではすっかりそれは薄れてて
なかなかないんじゃないのかな
これをコミュニティというのだろうか
これを地域社会というのだろうか
しいていうなら ゆるやかなコミュニティ なんだろか
別に何の縛りもないわけだから
来たっていいし 来なくてもいい
帰りたかったら帰っていいし
とてもカフェ的な そんな空間なんだなあ
(でも和室だから地域の茶の間みたいなかんじ)


 なんだか今日はとても素敵な光景で
みんな思い思いに楽しんでいた
そういう場 が 少しずつだけど
この洛西にも増えている
誰かと出会い 想いを話し
少し気が楽になって ちょっと前向きになれる場所
ちょっと人とつながれて
人のぬくもりを少しだけでも感じられる場所

 そんな場所って 大切だ。
大人も子供も一緒になって遊べる空間
路地のような そんな空間
もっと沢山 日本に復活してほしい。

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