alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

ちょっとずつ

2011年06月17日 | 私の人生

 この2日ほど前は またしてもかなりネガティブモードで
一杯になってしまって なんだかもう何をどうしたらいいかも
わからずに 家のドアを開けた瞬間に涙がバーっとこぼれてしまった。


 そんな中 友達と約束があったので なんとか出かけて行ったけど
その友人は私にとってお姉ちゃんみたいな人で
彼女と会ったら元気になれるかなあなんて
はかない期待を抱きながら 駅のそばで待っていた。


 フランスでは珍しく時間通りに到着してくれた彼女は
私を見るなりこういった「どうしたのミキ!!?」
そう 私は希望を失い 先も見えず もうわけが
わからないというような顔をしていた。


 だけど彼女は私を励まし、励ますだけじゃなくって
「あんたねえ ものの見方があまりにネガティブなのよ!!」と
ちょっと怒ってて たしかにそうだ パリにいるのに
なんでフランスに来たんだっけか 何を思って
日本にいたのか いろんなことをちょっとずつ
クリアにさせてくれ 「1日5個寝る前に
今日はこれこれが幸せだったというのを言ってみなさい」と
行ってくれる。そうだねえ じゃあ
「今日はあなたにあえて幸せでした」
「今日は翻訳がかなり進んで幸せでした」
「今日は息子を預かってもらえて幸せでした」
「今日はカフェに三軒も行けて幸せでした」
「今パリにいることができて幸せです」
「蓮太郎が元気で幸せです」


 と メトロの帰り際に彼女に言った。
そうやって口に出してみる と なんだか確かにそうだと思え
そんなことを教えてくれて 私のために時間を割いてくれる
お姉ちゃんみたいな人がいる それだけでも
すごい大きなことだなあと思った。


 それからまた家に帰ってなんでこんなに
簡単にはげしくネガティブモードに陥っちゃうのかとか
考えたりして だいぶ気持はおちついて

 そういえば 今日こうして彼女にこれだけ気持を話せたということ
それだけですごい 私はかなり上達したんだ
今までフランス語できないと思ってたけど
なんかけっこうできるようになったかも!と
その夜にちょっと思えた。
すると次の日 いろんなところに行ったりしても
意外と普通の会話が楽しめて あれ
この人私の話すことにしかめっ面してないなとか
ほとんど通じてるのかしらとか なんだかだいぶうれしくなった。


 翻訳も昔に比べたら相当な早さになって
そう かつて日仏学院で憧れていた
そんな自分に少しずつ近づきつつあるのかなあ

 なんでフランスだったのか
自分の中には理由があった
なんでカメラマンをしていたのか 
それだって いつかパリのカフェの写真をとりたかったから
少しずつ 私はどこかに近づいていて
ネガティブな物の見方をしなければ
いいことなんていっぱいあって 
そう ありがたいことだらけ。
今日はビストロの仕事に関連してチーズの試食会を
代表のお家でしてもらえるそうな。
チーズもワインもフランスの地方のことも
フランスの基本的な料理についても
1年前は何一つ知らなかったけど
おかげさまでだいぶ知識も増えてきた。
だいぶサイトもしっかりしたので
よかったらまた見てみてください。

Paris-Bistro.com

最新の画像もっと見る