今日は念願だった「パリでお茶会」を
ついに着物で開催できて 少しずつ
自分のノートに書いてたことが
叶いつつあるのかなんて ちょっと思えて嬉しくなった。
ここ最近は(ここ最近も?)あーやっぱり
うまくいかない!!とネガティブモードが全開になり
やっぱり日本で暮してた方が合うんだわとか
やっぱりここじゃ無理だろうとか
色々諦めモードに入っていたけど
どうしてなのだか 時折いろんなアイデアが降って来て
はーこんなのしたら面白そう!とかって思うと嬉しくなる。
私は結局の所日本人で 日本食がないと生きられないし
今日も着物を来たりしてみると 意外なことにホッとして
お茶会でお茶を飲んでもものすごくホッとして
パリに居ればいるほど日本的なものが恋しくなる
(そうはいってもあまのじゃくな私は日本で
フランス風のとこに行こうとするのはよくわかってる)
日本って すごい国だったんだなあ と
この2ヶ月間でよくわかり かつて日本にいたときには
フランス人に言われても なんのことだかわからなかった
生活の美やら繊細さやらというものが
本当に誇りに思える大切なものなんだって
ここにきてからよくわかる。
日本にいると 窮屈で もう少し自由があったらいいのにと
いつも思っていたけれど フランスはかなり奔放だったり汚かったり
シックな人たちもいるけれど それは一部の限られた層で
日本のどこにいってもご飯がおいしいとか 素敵なものに
出会える可能性の高さとか なかなかすごいんだなあと思い知らされた。
ところでそんなもの がもっとパリにもあったらいいのに
もっと美しい着物とか もっと美しいお皿とか
そんなのが身近に買える値段であったらいいのに
先日通りすがった日本の骨董を売っているお店は
お茶を入れるナツメというのが70ユーロからだったかな
一番高いのも見せられたけど 一番高いのを見たあとじゃ
70ユーロのは大したことはことはないわけで
でも日本で70ユーロだしたら けっこういいのが買えると思うんだけど
私にはまだよくわからないけど 私は職人さんが好きだった
伝統工芸も大好きだった そういうところに もっと
フランス人を連れて行ったり 彼らの作品を
ネットで紹介してみたりとか もっと美術館ではなくて
触れて使える そんな機械があったらいいだろうにと思ったりする
日本の美 は 美しい。 でも 日本 は とっても遠い
日本のガイドもいいんだけれど もうすこしここに居ることができるなら
まずフランスで面白いネットワークがつくれたりしないかな
今日は友人宅で友人だけのための小さなお茶会を開催し
(自分で全部やったのはこれがはじめて!)そのあと
かつて茶道部だったという日本人の子と話してて
パリのお茶会のこのリベラルな雰囲気がなかなかいいから
じゃあ今度は彼女の専門の明かりをつかって何かやったらどうだろうとか
そんなコラボお茶会の話が出たりして そういえば
私の大切な奈良で買った素敵な蚊帳の中で 一度
お茶会をしてみたかったと思ってたとか
そういうの きっとはじめてみたのなら
パリにはすごい日本人が沢山いるから
(そして日本の雰囲気や味が恋しくなるから)
きっといろんなアイデアがどんどん湧いて来るのだろう
そうそんなリベラルなお茶会をして
いつか日本で 友人たちともお茶会をしたい
もっと自由で でもいい雰囲気な あまり縛られないお茶会を
それからいつか 日本料理の簡単な教室みたいなのもしたいなあ
そんなことを思っていたら 事務所の前の公園で
めちゃくちゃ素敵だと思っていたママと長いこと話す機会があって
「日本食大好きなのよ!」という話になったり 彼女が
料理に情熱があって 私がフランス料理も学びたいとか
こんど できたら何か一緒にしてみようとか
そんな話になってうれしくなった。
日本?パリ?私はとっても日本人なわけだけど
日本の美しい物も大切にしながら 何か私にもできることがあったなら
もうすぐ日本に帰るけど そしてまたここに来れるのかはわからないけど
日本って なんだかすごいと思えたから ちょっと帰るのが楽しみだ。