Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

GPスケートカナダ2019男子SP

2019年10月26日 11時32分13秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第2戦スケートカナダ男子ショートプログラムジャッジスコア)。

<前半>
ジュリアン・ジージエ・イー(マレーシア) SP:75.64(7)
 「Everglow」コールドプレイ♪ 白・グレー・黒。しっかり構えて3アクセルをきれいに下りる。3ルッツ、3フリップ+3トウと決まった キャメルスピンの姿勢とか、ステップの一歩一歩とか、とても丁寧に見せていて、じわっと引き込まれた。勢いでガンガン飛ばしてた頃から一皮剝けて、さらに魅力的になってる
 シーズンベスト更新。

ロマン・サドフスキー(カナダ) SP:65.29(11)
 「Fly Me to the Moon」♪ 濃紺。メロウなボーカルにのって4サルコウ下りた!が、アクセルが1回転に。3ルッツで乱れてコンビネーションにできず、、、。スピンの美しさ、ステップの伸びやかさには観客も拍手を送っていたが、得点は厳しくなってしまった

ニコラ・ナドー(カナダ) SP:75.22(8)
 「Don't Fall In Love While I'm Away」♪ ワインカラー。ゆったりと滑り出し、3アクセルを決める。3サルコウ+3トウはいずれ4サルコウにするのかな? 3ループはぎりぎりでなんとか。大柄なので一つ一つの動きがよく映える。

アンドレイ・ラズキン(ロシア) SP:78.99(6)
 「マック・ザ・ナイフ」♪ 白シャツ黒ベスト。軽快な曲に手拍子が出る中、4ルッツなんとか下りた! 3アクセルも手をついたが耐える。3フリップ+3トウもまあまあ。
 ステップの途中で一瞬バランスを崩して手をつく場面もあったが、今日は概ね勢いがあってよかった。とりあえずシーズンベスト更新。

パウル・フェンツ(ドイツ) SP:66.32(10)
 「Blue Skies」♪ 濃紺シャツに黒タイ。3ループ、3アクセルと下りたが、3ルッツ+3トウは着氷が乱れた。キャメルスピンで少しトラベリング、コンビネーションスピンのキャメルでも安定せず。
 ちょっと苦笑いのキス&クライ。

ブレンダン・ケリー(オーストラリア) SP:56.75(12)
 「Puttin' On the Rits」「Mah-Na Mah-Na」♪ 紫にチェック模様。コミカルな動きで始まり、4トウ予定が3トウになって強引に3トウをつけ、結局転倒 次はルッツの予定だったが再度4トウを跳ぼうとしたのか、抜けて2回転になってしまった 3アクセルはステップアウト。
 キャメルスピンで速度が落ちてしまったり、力が出せなかった感じ。振付は可愛かったけど

<後半>
田中刑事 SP:80.11(5)
 「Hip Hip Chin Chin」♪ ゴールド系唐草模様、襟がグリーンのポロ。手をひらひらさせる動きから始まり、スムーズな3アクセル。4回転予定のサルコウはきれいな(?!)3サルコウに。3ルッツのあとは2トウになった。GOEはプラスだけど、基礎点はもったいない。
 交通事故の影響が心配されたが、動き自体は悪くないので、大丈夫そう。

ナム・ニュエン(カナダ) SP:84.08(3)
 「ブルース・フォー・クルック」♪ 黒。冒頭に4サルコウ+3トウを決めて波に乗り、予定と順番を変えて3アクセルを下りる(少しだけフリーレッグついた?)。3フリップを下りてちょっとドヤ顔 時折笑顔を浮かべながら生き生きとステップを踏み、ピッと指さしてフィニッシュ。
 地元の歓声に応える満足の演技でシーズンベスト。

カムデン・プルキネン(アメリカ) SP:89.05(2)
 「Caruso」ジョシュ・グローバン🎵 明るめのワインカラー。大きな4トウ、3アクセルと決まり、スピンも非常に安定。大きな構えなくすっと跳んだ3ルッツ+3トウに大きな拍手が起こる。所作が洗練されていて曲の雰囲気をよく出していた。全体にシームレスであっという間、素晴らしい出来
 自己ベスト大幅更新に大喜び

羽生結弦 SP:109.60(1)
 「Otoñal(秋によせて)」♪ ブルー系。なんと滑らかな4サルコウ・・・。ツイズルから3アクセル下りてツイズルの一連の流れ。つなぎの滑りの一歩の中にも緩急がある。スピンの姿勢は安定のキャメルと手の動きで美しく飾るシット、見惚れる。4トウ+3トウは少しこらえたがまとめた。短いハイドロやディレイドアクセルを交えたステップは心躍る。
 コンビネーションスピンから最初のポーズと同じフィニッシュポーズ、ただ夢のような時間
 高得点にコーチたちと笑顔

マッテオ・リッツォ(イタリア) SP:70.12(9)
 「Start A Fire」♪ 山吹色。4トウに挑んだが回り切れずにステップアウト。3アクセルは鮮やかに決まった。3ルッツで転倒、コンビネーションにできず
 観客が拍手で後押し、きびきびしたステップは見せてくれた。
 羽生の後に滑るのは、やっぱり大変かも

デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:84.01(4)
 「Bloodstream」♪ 黒にグレーとカラーストーン。3フリップ+3トウがカメラの真ん前で、ちょっと詰まったかも。高さのある3アクセルからフライングシットスピンに、ユニークな姿勢と回転の速さで魅せる。3ルッツはいい流れで。
 躍動感のあるステップに自然と手拍子が起こる。師匠譲りのスピンは見応えあり。

 結果、羽生結弦が20点差をつけてトップに立ち、2位プルキネン、3位ニュエン。僅差の4位にヴァシリエフス、約4点差で5位の田中刑事はフリー次第で表彰台も狙えそう。6位ラズキンにも逆転のチャンスがあるかな?
 フリーは明日

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GPスケートカナダ2019ペアSP

2019年10月26日 09時32分08秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第2戦スケートカナダペア・ショートプログラムジャッジスコア)。

<前半>
リュボフ・イリュシェチキナ/シャルリ・ビロドー(カナダ) SP:68.62(5)
 「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」マイケル・ブーブレ♪ ピンクベージュ、黒。組み換えのペアなので滑走順が早いが、それぞれ実力者同士。クリーンに3ツイスト、3トウループは女性が転倒したが、スロー3ルッツが決まった。片足キャッチ姿勢のリフトからそのままの姿勢で抱き下ろすのがユニーク。ステップでレベル4を獲得した。
 キス&クライにはマリー・フランス・デュブレイユも。

ジェシカ・カララング/ブライアン・ジョンソン(アメリカ) SP:62.54(6)
 「Light of the Seven(ゲーム・オブ・スローンズより)」♪ グレー、黒。高々と投げ上げる3ツイスト、3サルコウは女性が転倒したがすぐ起き上がって遅れず。スローは予定にルッツとあったが判定は3フリップ、片手をついた。フリーレッグのブレードをキャッチしたままのデススパイラルが珍しい

イヴリン・ウォルシュ/トレント・ミショー(カナダ) SP:56.09(8)
 「Benny and the Jets」エルトン・ジョン🎵 黒系のホットパンツ、黒。3ツイストまとめ、3トウはそろって決めた。スロー3ループで転倒したが、スプリット姿勢のリフトにステップは軽快。ソロスピンはあんまり合わなかったかな

唐菲遥(タン・フェイヤオ Feiyao TANG)/楊泳超(ヤン・ヨンチャオ Yongchao YANG)(中国) SP:62.35(7)
 「タンゴ・デ・ロス・エクシラドス」♪ 臙脂、黒。女性が15歳になってシニアに上がってきた。回転の速い3ツイスト、3トウループ、スロー3サルコウと確かな技術を見せる。足を交差した状態で難しい上げ方のリフト。タンゴらしさを出そうと頑張ったステップはまだ初々しい まずはノーミスのGPSデビューで男性はガッツポーズ。

<後半>
アレクサンドラ・ボイコワ/ドミトリー・コズロフスキー(ロシア) SP:76.45(1)
 「マイ・ウェイ」🎵 そろってピンク。柔らかなストリングスにのって、さらっと3サルコウをそろって決める。片手上げの姿勢が美しい3ツイスト、片足を上げてからのスロー3フリップ。男性がピボットの姿勢に入る過程で、男性のフリーレッグを女性のフリーレッグの輪に一瞬挟むお洒落。後半たっぷり時間をとったステップも優雅だった。
 シーズンベスト大幅更新。

アレクサ・シメカ=クニーリム/クリス・クニーリム(アメリカ) SP:71.28(4)
 「At Last」ビヨンセ🎵 ピンク、黒つなぎで蝶ネクタイ。しっとりと滑り出し、軽やかに3ツイスト。3トウは男性が手をついた。スロー3フリップは高さも幅もあり、リフトは女性がノータッチで。ちょっとした所作、視線のからみに長年組んでいる夫婦カップルならではの味。こちらもシーズンベスト。

エフゲニア・タラソワ/ヴラヂミール・モロゾフ(ロシア) SP:73.57(3)
 ラヴェル「ボレロ」♪ ブルーに黒。男性はちょっとオッサンになってる スムーズな3ツイスト、3トウは男性が2回転になってしまった。スロー3ループはダイナミック! ステップは曲と共に盛り上がったけど、リフトが少しもたついたような、、、
 キス&クライでは不本意そうな顔。

カーステン・ムア=タワーズ/マイケル・マリナロ(カナダ) SP:75.50(2)
 「Love On the Brain」♪ 青、黒。3ツイストはそれほど高さはないがしっかり決まる。スロー3ループが決まって会場盛り上がり、直前までホールドしていてさっと離れて跳ぶ3トウでまた盛り上がった。姿勢変化のスムーズなリフト、ロマンチックなムードのステップから大胆なポーズのフィニッシュ。
 地元の観客大喜びの最終滑走 シーズンベスト&自己ベスト!

 結果、ボイコワ/コズロフスキーがトップに、約1点差で地元カナダのムア=タワーズ/マリナロが2位につけ、タラソワ/モロゾフが3位、クニーリム夫妻が4位。ここまでが70点台。
 フリーでは世界選手権銀メダリストのタラソワ/モロゾフ巻き返しなるか?
 この後はいよいよ男子ショートプログラム・・・

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GPスケートカナダ2019女子SP

2019年10月26日 06時33分55秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第2戦スケートカナダ女子ショートプログラムジャッジスコア)。

<前半>
セラフィマ・サハノヴィッチ(ロシア) SP:62.63(7)
 「メガポリス」♪ 黒に赤の差し色。かつて2年連続世界ジュニア銀メダルを獲得した選手。ロシアで上位になかなか入れなくなっていたが、元気そうで何より。
 両手上げ3フリップ+3トウは少し乱れた。2アクセルは普通に跳び、3ルッツはまた両手上げ。体の切れはよさそう。

アリシア・ピノールト(カナダ) SP:57.59(11)
 「Back to Black」♪ 黒。ジャンプは3トウ+3トウ、3ループ(回転不足)、2アクセルとそれほど高難度ではないが、しっかりノーミスでまとめてきた。スピンも安定して、練習どおり出来た充実の顔。

ヴェロニク・マレ(カナダ) SP:51.90(12)
 「True Colors」シンディ・ローパー♪ 紫にベージュの花。冒頭の3フリップは単独になったが(回転不足)、3トウに2トウをつける。大きなミスはなかった。

ユ・ヨン(韓国) SP:78.22(2)
 「ロミオとジュリエット」♪ グレーっぽい紫。背が伸びたと思ったら、16cmもある。するするっとスムーズに高さ十分の3アクセルを跳んだ 3ルッツ+3トウ、3フリップも鮮やか。しなやかに体を動かして情熱的にステップ。
 コーチはタミー・ギャンビルさんと濱田美栄さん。技術点45.54!

本田真凛 SP:59.20(10)
 「Seven Nations Army」♪ 紫に黒を重ねる。コケットな表情で滑り出し、3ループ+3トウ(回転不足)を下りて拍手だったが、、、フリップが2回転に 2アクセルやきれいなビールマンスピン、伸びやかなステップなどよかっただけに惜しい。
 今回はアルトゥニアンコーチが帯同してないようで、出迎えは本田武史さん。あら、同じ苗字

ガブリエル・デールマン(カナダ) SP:63.94(5)
 「Jazz Man」♪ ピンク。昨季は病気などがあって振るわなかったが、今季はどうか? きれいに2アクセル入り、代名詞の3トウ+3トウが決まると大歓声。3フリップもまとめた。
 笑顔で生き生きと滑っているのを見られて嬉しい 終わってガッツポーズ。

<後半>
アレクシア・パガニーニ(スイス) SP:60.68(9)
 「Sixteen Tons」「素敵なあなた」♪ 赤。軽快に滑り出し、3ルッツは少し傾いたがうまく3トウをつけた。ターンから3ループ、慎重に2アクセルと決める。レイバックスピンはヘアカッター。動きが音楽によく合っていた。

アレクサンドラ・トゥルソワ(ロシア) SP:74.40(3)
 「ペール・ギュント」♪ 薄紫。とても小柄に見えるが、155cmはあるらしい。ステップの一部のように2アクセル、両手上げ3フリップ。よく動くがバタバタした感じではなくなってきている。3ルッツ+3ループ、ばっちり
 実は途中で衣装の早変わりをして黒っぽくなっているのだが、シェルバコワの青→赤ほど目立たないので、特に盛り上がらず。もったいない

キム・イェリム(韓国) SP:61.23(8)
 「ブラック・スワン」♪ 黒に青緑。オルゴールの音で始まり、オルゴールの音で終わる。両手上げ3ルッツ+3トウ、両手上げ3ループ(回転不足)と下りた。フライングキャメルスピンのチェンジエッジで少しバランスを崩した 2アクセル問題なし。
 ほぼミスなくきれいに滑れてるのに、あんまり盛り上がらないのは、「ブラック・スワン」の狂気の雰囲気が弱かったかな。

エフゲニア・メドヴェージェワ(ロシア) SP:62.89(6)
 「エクソジェネシス交響曲第3部」ミューズ🎵 黒系つなぎ、右肩と左足に布かざり。片手上げ3ルッツ+3トウ(回転不足)を下りたが、2アクセルで少し力んでステップアウト。片手上げ3ルッツで転倒、フェンスにぶつかって痛そう
 一歩をきれいに見せるつなぎの動きやステップは悪くなく、成熟した部分。

ブレイディ・テネル(アメリカ) SP:72.92(4)
 「Mechanisms」「Chronos」♪ 赤のVネック。スケートアメリカから連戦だが好調は維持。3ルッツ+3トウ(回転不足)、イーグルから2アクセルですぐまたイーグル。各姿勢をじっくり見せるレイバックからビールマンスピン、3フリップ、イリュージョンを入れるコンビネーションスピンと安定。
 最初から最後までスピード感のある演技

紀平梨花 SP:81.35(1)
 「Breakfast in Bagdad」♪ 青。くねくねと腕を動かしながらスタート。3アクセル、決まった 3フリップ+3トウ、しっかり。両手上げ3ループは下りてすぐのつなぎがカッコいい。
 不思議なムードのボーカルと溶け合うようなステップが圧巻自然と拍手が沸き起こる。レイバックからビールマンスピンも完璧に音に合って、ピタッとフィニッシュ。ゾクゾクした
 シーズンベストに笑顔はじける 演技構成点のパフォーマンスは9点台をもらった。

 結果、紀平がトップに立ち、2位ユ・ヨン、3位トゥルソワ。テネルも70点台の4位、やや差がついてデールマン5位。メドヴェージェワ6位、僅差でサハノヴィッチ7位。本田真凛は10位。
 紀平とユ・ヨンの差が3点あまり、トゥルソワとは7点弱。フリーはどうなる
 このあとはペア、男子と続く
 

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