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GPスケートアメリカ2019男子フリー

2019年10月20日 10時10分09秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第1戦スケートアメリカ男子フリージャッジスコア)。

<前半>
島田高志郎 SP:72.12(11) FS:144.10(7) 合計:216.03(10)
 「アーティスト」♪ ピンクのシャツ。冒頭の4トウは着氷で滑って転倒したが、3アクセル2本、後半3ルッツ+オイラー+3サルコウなどジャンプをしっかり決めてきた。軽やかな動きのステップ、曲調が変わったところで一気に躍動感を増すコレオ、会場を惹きつけた。

ロマン・サヴォシン(ロシア) SP:57.92(12) FS:124.24(12) 合計:182.16(12)
 チャイコフスキー「バイオリン協奏曲」♪ 白からグレー。3アクセルや4回転はなかったが、3ルッツ+3トウ、2アクセル+2トウ+2トウ片手上げなど、丁寧に跳んだ。クラシックらしい優雅な身のこなしで、プログラムとしてはよくまとまっていた。

アレクセイ・クラスノジョン(アメリカ) SP:72.30(10) FS:144.29(6) 合計:216.59(9)
 「Fahrenheit 452」「Interview with a Vampire」「Dracula」「Archangel」♪ 黒に赤ストーンで飾り。4フリップは派手に転んでしまい しかし3アクセル2本入り、後半3フリップ+3ループ、3ルッツ+2トウ+2ループも決まったので、ミスはほぼ1つだけ。
 4曲を案外違和感なく繋いで、本人の個性には合っているプログラムになった。 

友野一希 SP:75.01(8) FS:154.71(4) 合計:229.72(5)
 「ムーラン・ルージュ」♪ 赤と黒、髪をかっちり固めて。前の選手の得点発表の後すぐコールされず、BGMがかかった。大きく影響されることなく、4トウ+3トウ決めた 4サルコウは両手をついてしまって転倒扱いとなり、3アクセルは変な下り方になってしまったが、その後はしっかり。3アクセル+3トウ(回転不足)、3ルッツ+オイラー+2サルコウと頑張る。
 タンゴのパートのきりっとした決めポーズ、激情のコレオと、表現も彼らしく。

チャ・ジュナン(韓国) SP:78.98(7) FS:140.69(9) 合計:219.67(8)
 「The Fire Within」♪ 白レース。4フリップ、4サルコウと転倒、4トウはパンク 引きずることなく、3アクセル+オイラー+3サルコウ、単独3アクセルで加点ももらう。終盤イナバウアーからスパイラルのコレオシークエンス、3ループ+2トウからスピンのシームレスな流れがよかった。

金博洋(ジン・ボーヤン)(中国) SP:74.56(9) FS:150.42(5) 合計:224.98(6)
 「The Path of Silence」「Yellow Moon」♪ 黒。4ルッツ転倒したが、4トウ+2トウがきれいに決まる。3アクセル+オイラー+3サルコウで歓声。2本目の4トウでまた転倒 その後はなんとかまとめた。
 なんだか、あまり印象に残らないプログラムなんだけど、、、なぜ

<後半>
ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:83.45(4) FS:171.64(2) 合計:255.09(2)
 「シンドラーのリスト」♪ グレー。高い3アクセル+両手上げ2トウから入り、ウォーリーとステップからの3フリップ、3アクセルは下りてぴしっと止める。3サルコウはいずれ4回転にするのか? 3ルッツ+3トウ、3フリップ+2トウ+2ループと、いずれも美しいジャンプ。
 そしてイナバウアーや横から後ろへ高く足を上げるスパイラル、しみじみ見せてくれる。スピンのレイバック姿勢、一歩ごとに伸びていくステップ、ただ見惚れるプログラム

アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:79.76(6) FS:139.94(10) 合計:219.70(7)
 「パイレーツ・オブ・カリビアン」♪ ベージュシャツにブルーのベスト。4トウこらえ、3アクセル+2トウ決める。2本目の3アクセルで転倒したのは惜しかったが、3フリップ+オイラー+3サルコウが後半入った。
 終盤スピードアップしてぐいぐいとステップ、レベルは2止まりだけど会場はめっちゃ盛り上がる。野球のバットみたいなぬいぐるみ(?!)を投げ入れられ、肩にかついで帰った

ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:81.11(5) FS:132.06(11) 合計:213.17(11)
 ビートルズ・メドレー♪ オレンジと緑が混ざったシャツ。4サルコウはステップアウト。3アクセルはこらえて2トウをつけ、2本目はきれいに。終盤2回転になるジャンプが続いてしまった
 「Let It Be」でステップ、情感こもる。終盤「Hard Days' Night」で動きまくって盛り上げた。ちょっとお疲れ

キーガン・メッシング(カナダ) SP:96.34(3) FS:143.00(8) 合計:239.34(4)
 「November Rain」♪ 黒。スピードにのって大きな3ルッツから。4トウで片手をつき、3アクセルはステップアウト。4回転予定だったらしい3トウに2トウをつける。一歩の伸びとスピードはそれだけで見る価値あり。大きなバレエジャンプからイーグル、ハイドロのコレオで魅せてくれた。

ドミトリー・アリエフ(ロシア) SP:96.57(2) FS:156.98(3) 合計:253.55(3)
 「サウンド・オブ・サイレンス」♪ 黒。4ルッツと3アクセルでパンクしたが、4トウ+3トウ、3ループ+オイラー+3サルコウなどが決まる。姿勢と所作がきれいなので、どの瞬間を撮ってもいい写真になりそう。冒頭のルッツが3回転のダウングレードとされ、3ルッツ+3トウで3回転以上が3種類となり、3トウが無効になってしまった。
 2位につけてメダル確定。

ネイサン・チェン(アメリカ) SP:102.71(1) FS:196.38 合計:299.09(1)
 映画「ロケットマン」エルトン・ジョン🎵 「バスの座席」と話題になった紫系の迷彩柄。最初に4回転ではなく3ルッツ+3トウを豪快に決めると、4フリップ、4トウ+オイラー+2フリップと立て続けに。3アクセルも大きな加点をもらう。後半4サルコウが入り、トウが2回転になったが3アクセル+2トウで締めくくる。
 くねくねっと踊り出すと会場は沸騰 スピンにVがついた(たぶん基本姿勢が2つだった)が、そもそも別次元
 300点近い得点を叩き出して余裕の優勝。

 結果、ネイサン・チェンが予想通りの優勝、2位ブラウン、3位アリエフ。メッシング4位、友野一希が5位まで順位を上げた。島田高志郎も一つ順位を上げて10位。
 金博洋も6位まで上げたが、彼本来の出来には遠い・・・。チャ・ジュナン、クラスノジョンは伸び悩む時期か。ブレジナがちょっと残念だった。
 
 このあとはアイスダンス・フリーダンス

 


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