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少し首を傾けて

2019年10月22日 23時57分25秒 | Weblog

 即位の礼正殿の儀。高御座の帳が開けられると、天皇陛下はすっくと立っていらした。わずかに首が傾いているような、、、立ち姿勢のときの癖かも。
 御帳台の皇后陛下は、一瞬目線が動いて、、、少し固い表情だった。
 なかなか堂々として、すでに地位に馴染んでいるように思った。

 自分の記憶用に書いておく。

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アイスダンスの話

2019年10月22日 02時07分41秒 | スポーツ

 ずっと書きたかったんだけど、やっと
 9月26日(たしか)に高橋大輔選手がアイスダンスに転向すると発表した。パートナーはクリス・リードとのチームを解散していた村元哉中。シングルとしては全日本選手権が最後で、年明けからアメリカに拠点を移して本格的に練習を開始するという。
 このニュースに対しては、「高橋大輔の表現力が生かせる、楽しみ」「オリンピックで活躍を期待」と喜ぶ声も多数ある一方で、「シングルで一流だったとしても、そんな簡単にできるわけがない」「アイスダンスを甘く見るな」という反発の声も見受けられた。
 まあ、やってみないとわからないだろうな、、、
 と思ったが、公開された練習風景映像を見ると、ちゃんと組んで滑れているし、ツイズルも合わせている。意外と相性は悪くないのかもしれない。初めて体験して「楽しいと思った」という大ちゃん、うまくいったら「思い切って声をかけた」村元哉中ちゃんのグッジョブ
 さっそくスポーツニュース等で取り上げられたのが、“アイスダンスとは”の話。スタジオにスケート靴を持ち込んで見せている。シングル用とトウピックの形が違うのはどこかで聞いてたが、ブレードの後ろの長さが短いのは私も初めて知った。靴は足首周りの切込みが深く、足首を傾けやすいのも特徴だ。
 ブレードの幅が狭くてシングル用より安定感がないそうで、練習に向かう大ちゃんが「怖い~」。確実にエッジに乗り続けけなければいけないのか
 そんなこんなを地上波各局スポーツニュースで取り上げて、まずアイスダンスについて全国的に知識を広めたのが、転向の成果第一歩だったりするのかも。

 実際にこれからどうやって選手として活動していくのか。元全日本チャンピオン&オリンピック代表の木戸章之さんがYouTube時事通信の記事で語っている。
 全日本選手権に出るには、アイスダンスのバッジテストを受けなければならないのだそうだ。地方ブロック大会の要項にアイスダンスの出場資格も明記されているが、「プレゴールド以上(パートナーのどちらかが保有)」とある。アイスダンスの級はプレリミナリー(第1・第2)→プレブロンズ→ブロンズ→プレシルバー→シルバー→プレゴールド→ゴールドとなっており、ノービスではプレブロンズ以上、ジュニアでプレシルバー以上が必要になる。
 「パートナーのどちらかが保有」していればいいなら、村元哉中選手が持っていれば高橋大輔選手は別に取らなくてもいいのでは?と思うが、ずっと何の級もなしというわけにはいかないだろう 基礎練習を積みながら順次バッジテストを受けていくと思われる。
 同時に、2020/2021シーズンのリズムダンス課題、ラヴェンズバーガーワルツを習得しなければならない。これを組み込んだリズムダンスのプログラムを作るわけだ。もちろんフリーダンスのプログラムも必要だ。
 例年、アイスダンスは東日本または西日本選手権から開催されるので、所属によってどちらかに(おそらくは木下グループで東)出場を予定しているだろう。その前に、日本でも北米でも夏の間にある地方大会に1度くらい出場できるといいのかな

 無事全日本まで駒を進めたとして、どのくらいのスコアと順位が取れるだろうか。
 パートナーの村元哉中選手が、そもそも大人になってシングルから転向した選手だ。彼女の例を見ると、2013年全日本までは女子シングルで出場している。2014/2015シーズンから野口博一選手と組んで、全日本は128.28で3位だった(優勝はキャシー&クリス・リード146.80)。クリス・リードと組んだ2015年全日本では147.08で優勝している。
 今季シニアのアイスダンスにエントリーしているのは、前回優勝の小松原美里/ティム・コレト、枝村優花/嶋崎大暉、深瀬理香子/張睿中(オリバー・ジャン)、平山姫里有/石橋健太の4組。ここまでのベストスコアを見ると:
(左からリズムダンス・フリー・トータル)
小松原/コレト 61.28(2018アジアンオープン) 99.31(2019国別対抗戦) 160.24(2019国別対抗戦)
枝村/嶋崎   49.402019東京夏季フィギュアスケート大会) なし なし
深瀬/張    55.312019ケベックサマー選手権) なし なし
平山/石橋   (RD・FD詳細不明) 120.472019レイクプラシッドインターナショナル
 小松原/コレトは今季まだ大会に出ていないので、RDの今季の課題でどのくらい点が出るかわからないが、急に下手になることはないから(笑)50点台後半は出るだろう。全日本ではトータル150以上は間違いなく出ると思う。深瀬/張は130から140くらいまでいけるか。
 2020/2021シーズンは上記の4組に加えて今季ジュニアの高浪歩未/池田喜充(シーズンベスト114.98)がシニアに上がる(はず)。全組が出場するなら、やはり優勝候補は小松原/コレトだろう。高橋大輔が村元哉中の1季目と同じくらいのレベルまでいければ、130近くまで出るか。表彰台は狙えるかも(ただし、今季ジュニアの吉田唄菜/西山真瑚がシニアに上がったらライバル)。
 全日本で3位以内に入れれば、四大陸選手権に派遣される可能性が高い。全日本までにチャレンジャーシリーズなどに派遣されてミニマムテクニカルスコアをクリアしていればOK。なくても東日本/西日本選手権で好成績を出せば年明けのトルン杯にエントリーしてもらえそうだから、そこでクリアすればいい。
 2021年世界選手権に出られるかどうかは、日本代表が2020年世界選手権で何位になるかにかかってくる。10位以内に入れないと2枠取れない。1枠だったら全日本優勝した組しか出られない。2019年世界選手権21位の小松原/コレトが2枠取ってくるか、村元/高橋が小松原/コレトに勝つか、どちらかが起こらないと厳しい
 さらに、、、2022年の北京五輪に出場できるか?
 まず、2021世界選手権または最終予選で日本が出場枠を取ってくる必要がある。2018年平昌五輪の出場権がかかった2017世界選手権では18位までが出場権を獲得したが、そのときのスコアは145.61。最終予選で獲得した最低スコアは143.22だった。その頃より全体にスコアが上がっているので、160点台は欲しいところだ。
 2枠取るには世界選手権で10位以内に入らなければならず、、、現実的に考えて、1枠になる可能性が高い。五輪代表枠を2021年全日本で争うことになる 小松原/コレトに勝つには160から170点を窺うレベルになっていれば・・・
 まとめると、2020/2021シーズンは全日本で好成績を出して国際大会を経験、2021/2022シーズンは強化選手指定をもらってさらに国際大会にも出場(GPシリーズが無理ならチャレンジャーでも)、全日本で勝負!というのがオリンピックへの道筋ということになると思う。
 もしオリンピック出場が叶えば、もちろん団体戦のメンバーとして期待される。高橋大輔はソチでは経験しなかった団体戦をアイスダンスで、となるだろうか 「(高橋大輔がアイスダンスで五輪に出れば)団体戦でメダルが期待できる」という声もネット上に見られたが、ロシア・カナダ・アメリカなど強豪国がそろう10チームの中で、それなりの順位が取れるレベルまでいけるか・・・
 やってみないとわからない 木戸さんは「ステップやスケーティングも相当直されるはず」、自分がコーチなら「まずリフトとスピンを教えて、彼の良さを生かして踊るプログラムを作ってある程度の点数を狙わせる。点数が出た時点で基礎を作るべく組み立て直す」と語っている。コーチの作戦も重要になりそう。

 村元/高橋組がどこまで伸びるかは未知数だが、アイスダンスへの注目が高まるのは確実 これまでアイスダンスのテレビ放送は本当に少なくて、全日本も男女シングルはネット配信とテレビでライブで見られるようになったのに、アイスダンスとペアは深夜に上位だけだった。高橋大輔がが出場するとなれば、アイスダンスも放送時間が長くなったり、時間帯がゴールデンになったり、ネット配信でライブで見られるようになるかもしれない。報道も圧倒的に増えるだろう。
 さらに「アイスダンスやってみようか」と思う子ども(特に男子!)が増えるかも。「大ちゃんカッコいい」と思う対象が、リアルタイムで見ていないシングルではなくアイスダンスになる
 私が個人的に可能性があると思うのは、小中学生の頃にアイスダンスを経験して現在は男子シングルに専念している選手が、「またアイスダンスやってみようか」と戻ってくること。シングルでは多くの選手が大学卒業と同時に引退していくが、アイスダンスなら長く続けられるとなれば、1人や2人は出てくるのでは
 そして、アイスダンスやペアをやるのに日本を拠点にできる環境が整っていってほしい。今、カップル競技を本格的に(日本代表のレベルで)やろうと思ったら、日本では練習リンクが足りず、コーチがいない
 カップル競技の拠点になるリンクが一つあるといいんだけど。そこでパートナーが見つかりやすくなれば(組み換えも簡単にできるようになれば)、アイスダンスやペアをやりたくても挑戦できないとか、パートナーが辞めたために続けられなくなった選手が集まってくるはず。層が厚くなって、続けたいだけ続けられたら、強化につながっていくと思う。
 (昨年全日本ノービス優勝の柏野茉衣/柏野雄飛、2位の岡田和珠/森田真沙也が今季ノービスにもジュニアにもエントリーしていないのが気になっている。一時的に休んでいるのか、アイスダンスを続けられなくなったのか、、、戻ってきてくれるといいんだけど)

 一つだけ残念なのは、競技に復帰した高橋大輔が国際大会のシングルでどんな評価を受けるか、もう見られそうにないことだ。おそらく4回転は入れてもフリーの1本くらいで、PCS(演技構成点)がどのくらいになるか。それは今後のフィギュアスケート界を占う指標の一つになったと思うんだけど、、、
 今年の全日本、チケット獲りたい

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