録画するばっかりで、なかなか見る時間がないんだけど
CSテレ朝チャンネル2「氷上のプレイリスト ~これが私のフィギュアスケート観~」、第11回は村元哉中がセレクター。放送は12月3日(日)夜7時~9時。
“アイスダンスのみならず、シングルスケーターとしての経験も併せ持つ彼女がメイク、衣装、技術など・・・様々な角度から心揺さぶられた「Unforgettable(アンフォゲッタブル)」なプログラムを厳選。”
いろいろなタイプのプログラムが出てきそうで楽しみ、録画予約完了
この番組、放送が不定期なのでうっかり気づかずに録画できないこともあり 登録しておいたらプッシュ通知するサービスとかないかな
先週のフィギュアスケート・グランプリシリーズ2023第6戦NHK杯、男子フリーの後にいろいろ議論が起こっていて、、、
総合2位になった宇野昌磨の4回転ジャンプ4本にq(4分の1回転の不足)マークが付き、その分GOEが上がらず、思ったほど得点が出なかった。鍵山優真は3アクセル転倒があったが、ほかのジャンプは全て大きな加点が付き、フリーは2位だったが合計で逃げ切って優勝した。
この採点に宇野選手自身は「きれいに下りたと思ったが」「自分としてはこれが限界」とコメント。「回転不足には見えない」「宇野だけでなく女子にも、全体に回転不足判定が厳しい大会だった」「(グランプリシリーズ最終戦の)NHK杯で急に厳しくするのは不公平」といった意見がネット上に出てきた。
私は同窓会に行っててライブでは見られなかった男子フリー、ようやく見たところ。スロー再生の時に注意して見てみたが、90度も不足している感じはしなかったが、、、
一方で「(長らく指摘されてきたが)ようやく宇野昌磨のジャンプが回転不足と判定された」とする意見もある。ジャンプがそれほど高く上がらないので、厳密に判定したら足りていないのでは?と見られやすいかも。また、踏み切りの時のトウのつき方や跳び上がる前の氷上での回転などが、“正しくないのでは”と指摘するファンや専門家の意見は以前からあった。
「氷から離れる前の氷上での回転」などの「良くない踏み切り」について、今季からジャッジが-2~-4することになっている。これ自体はq/アンダーローテーション(4分の1~2分の1不足)/ダウングレード(2分の1以上不足)判定には関係ないはず。ジャンプの判定をするテクニカルスペシャリストたちは、着氷の時点で足りていないと判断したのだろうか。
空中で回りきって回転を止めて下りてくるジャンプこそ完璧と考えるテクニカルスペシャリストは、q(4分の1回転の不足)は基礎点自体の減点がないので、アンダーローテーションより気楽に(?!)q判定しているような気がする。まあ、アンダーローテーションもなく即ダウングレードの時代は、印象と得点の乖離が凄まじかったから、それに比べればマシだけど。
やはり、大会によってテクニカルパネルのメンバーが違い、その判定基準が違ってくるのが問題だと思う。ある大会では評価されたジャンプがほかの大会ではダメとなると、選手は混乱するし観客はがっかりする。以前のシーズンではOKだったものが今季NGになるのは有りだが、それはシーズンイン前にしっかり周知されなければ
ジュニアグランプリシリーズが始まる8月頃に、映像で判定例の動画を公開したらどうだろう? 過去にはOKだったけど今季からダメ、というジャンプ例も出せば、選手たちもちゃんと準備できるし、ファンも納得するんじゃないだろうか。
それから、肉眼で判定しカメラが1台という環境にはそろそろ無理が来ていると思う。将来のAI化も言われているが、システム開発にはまだ時間がかかりそう。まずはカメラを複数台にして、レビューに使うところから始めたらいいのでは?
(テニス、バドミントン、バレーボールなどはイン・アウトを判定できるようになっているが、そういうのがフィギュアでもできたら、かなりストレスが減りそう)
もう一つ、気になったのは、鍵山優真の逃げ切り優勝について「鍵山優真を勝たせるために宇野昌磨に辛い点をつけた」という書き込みがけっこうあったこと。判定や得点に疑問を持つ人に、陰謀だ!操作だ!と思われてしまう現象がある。
テクニカルパネルの3人に日本人は入ってなかったし、ジャッジ9人のうち日本人は1人だけ。それで「今回はユーマ・カギヤマを優勝させるんでよろしく」なんてできるわけないんだが
そう思われやすいのは、どうしてこの点?が見る人にわかりにくいから(過去にいろいろあったし)。選手やコーチは大会後にある程度フィードバックをもらっているだろうが、観客やファンにはジャッジスコアとか放送の解説しかない。ISUの公式チャンネルで動画解説とかしてくれないかな
フィギュアスケートがフェアなスポーツとして存続するために、いろいろとよろしく