フィギュアスケート・グランプリファイナル2023&ジュニアグランプリファイナル203、男子フリー(ジャッジスコア)。
アダム・シャオ・イム・ファ(フランス) SP:88.36(6) FS:189.92(3) Total:278.28(4)
「Departure(Home)」「The Quality of Mercy」「Refuge」♪ 黒地に赤系の花。タイプライターの音、紙を食らう振付(解説・町田樹さん)で始まる。4ルッツ、こらえた! 4トウ+3トウ、高さのある3アクセル+2アクセルと余裕。4サルコウはちょっとステップアウトしたが、4トウは「ここでこのクォリティは強い」と町田さんに言われる見事さ。
スピードにのって横きりもみ!な跳躍を入れるコレオにぞくぞく、今日も凄いアダム(コレオの中で膝をついてスライドするところ、立ち上がる時また膝をついてしまい、転倒とされ減点1。もったいなかった)
ケヴィン・エイモズ(フランス) SP:93.20(5) FS:126.71(6) Total:219.91(6)
ラヴェル「ボレロ」♪ 黒、赤手袋。4トウ+3トウ、少しこらえたが大丈夫。2本目の4トウは3回転になった。3アクセルの転倒が痛そう ツイズルからの3ループも転倒になってしまった。その後アクセル、ルッツとパンクし、3フリップも転倒。どこか痛めてうまく踏ん張れなかったのかもしれない。
それでもコレオは、駆け出してスライディング、音に合わせてジャンプ、手をつかない側転など、観客を唸らせるには十分
三浦佳生 SP:94.86(4) FS:166.67(5) Total:261.53(5)
「進撃の巨人」♪ 白シャツに黒バンド。体調を崩して公式練習に出なかったということだが、根性で頑張った 4ループに挑み、きれいな4トウ、4サルコウ頑張る。3アクセル+オイラー+3サルコウは「リズムがいいのはGOEプラス要件」と解説・町田さん。
後半4トウでステップアウト気味、1トウを付けたようだが認められず+REPとなった。3アクセル、3フリップ+2アクセルと最後までやり抜いた。
鍵山優真 SP:103.72(3) FS:184.93(4) Total:288.65(3)
「Rain, in Your Black Eyes」♪ 濃紺。じっと音楽を聴いてから動き出す。4サルコウが2回転になってしまった しかしふわっと浮き上がる4トウ+オイラー+3サルコウ、鮮やかな3アクセル+2アクセル、3回転の単独は繋ぎの一部のように軽やか。
リンクに大きく弧を描くイナバウアー、曲が畳みかけていくパートで素晴らしい足さばきを見せるステップ。「難しい足替え」と解説されるスピンの美しさ。
得点を見て少しほっとした様子。
宇野昌磨 SP:106.02(2) FS:191.32(2) Total:297.34(2)
「Timelapse」「Spiegel im Spiegel」♪ 黒に緑。4ループ、下りた! 4フリップ、安定している。きれいな3アクセルはあえての単独にしたか。次のアクセルでパンク
「慈しみを感じる優しいステップ」と町田さんが表現するステップ。後半4トウ+3トウ、単独4トウ、そして最後に3アクセル+オイラー+3フリップを入れてきた
シットスピンをホップで出て、ゆったりと魅せるコレオ。得点を見て笑顔を浮かべたが、タイムオーバーの減点1 ジャッジスコアを見ると今日もqが3つ…これは今後の課題になりそう。
イリア・マリニン(アメリカ) SP:106.90(1) FS:207.76(1) Total:314.66(1)
「Succession」♪ 黒にライン。大歓声の中に登場。4アクセル、高く跳び上がり過ぎて(?!)転倒。しかし4ルッツ、4ループ、4サルコウ、後半4ルッツ+オイラー+3サルコウ、4トウ+3トウ、、、なんか笑っちゃう構成
最後に3ルッツ+3アクセル 3アクセルを後ろにつけるシークエンス、できる人は他にいるだろうか。繋ぎで見せるきりもみジャンプは「ラズベリーツイスト」と言うらしい。
ただ、鍵山優真、宇野昌磨の滑りを見た後では、マリニンは滑りが硬く表現が拙く見えてしまう。今後、彼はその部分をどのくらい伸ばしていけるだろうか。
結果、優勝はマリニン、2位宇野昌磨、3位鍵山優真。鍵山優真はジュニア時代も含めて初のファイナル表彰台。4位アダム・シャオ・イム・ファ、5位三浦佳生、6位ケヴィン・エイモズとなった。
今季はこのまま、マリニンの一人勝ちになるのか、それとも 四大陸、世界選手権がますます楽しみ
フィギュアスケート・グランプリファイナル2023&ジュニアグランプリファイナル203、女子フリー(ジャッジスコア)。
イザボー・レヴィト(アメリカ) SP:56.53(6) FS:135.33(3) Total:191.86(5)
「The White Crow」♪ 黒にストーンたくさん。慎重に3ルッツ+3トウを決めると、最後までジャンプはノーミス 足を横から上げて後ろに回すスパイラルのコレオ、しなやかな身のこなしで踏んでいくステップ、スピンも「ウィンドミルを入れてもぶれません」と解説・荒川静香さん。
終わって両手でガッツポーズ
住吉りをん SP:58.63(5) FS:121.76(6) Total:180.39(6)
「Enchantress」♪ 緑から青。リンクの端のほうからスタート。2アクセル+3トウをスムーズに決めたが、4トウは締めきれずに下りてしまった感じでステップアウト。しかし他のジャンプは落ち着いて決めていった。ステップでレベル4が取れるのは偉い。リンクを斜めに突っ切るイナバウアーのコレオが印象的。
4トウだったジャンプが、3トウのダウングレードという判定だったため、後半に跳んだ3フリップ+3トウの3トウが3回目の3トウとされ、無効になってしまった
吉田陽菜 SP:60.65(4) FS:142.51(2) Total:203.16(3)
「Shakuhachi」「La Terre Vue Du Ciel」♪ 白黒、手袋の左手が赤。冒頭の3アクセル、決まった 2アクセル+3トウ、3ループ、3ルッツ+3トウ、終盤の3サルコウ+2アクセル+2トウまで予定通り、すべて跳びきった
スピンでの腕の使い方、ステップで全身を使う表現、見事に鶴を演じていた。3アクセルはqがついたが、それでも自己ベスト更新
ニーナ・ピンザローネ(ベルギー) SP:66.72(3) FS:128.19(5) Total:194.91(4)
ハチャトゥリアン「スパルタカス」♪ 茶系。冒頭の3ルッツは単独になったが、2本目の3ルッツに3トウを根性でつけてきた。後半には3ループ+2アクセル+片手上げ2トウ、3ループ+片手上げ2ループ。膝を曲げたイーグルから後ろ向きスパイラルのコレオ、ステップと続けていく。ビールマンスピンでフィニッシュ。
この時点で1位の吉田陽菜が表彰台決定。
ルナ・ヘンドリクス(ベルギー) SP:73.25(2) FS:130.11(4) Total:203.36(2)
「Break My Soul」♪ 黒系。急に大人のムードが出てくる。両手上げ3ルッツ+両手上げ3トウ、2アクセル、両手上げ3フリップと前半はきれいなジャンプを続けたが、後半ルッツが2回転に。ミスはそれだけだったが、、、
リズムに乗ってダイナミックに動いていくステップがカッコいい。ビールマンスピンの姿勢を褒める解説・荒川静香さん。
坂本花織 SP:77.35(1) FS:148.35(1) Total:225.70(1)
「Wild is the Wing」「Feeling Good」♪ 黒系ホルターネックドレス。コーチが肩甲骨の辺りをぐいっと揉んで送り出す。遥か遠くまで飛んでいく2アクセル、3ルッツ、3サルコウと余裕。3フリップでまさかのステップアウトがあったが、後半3フリップ+3トウ、2アクセル+3トウ+2トウ。スライディングを混ぜたコレオの後、3ループに2トウをつけてリカバリー。
キス&クライで得点を見て、喜びの叫びから少し涙ぐむ。世界女王が初のグランプリファイナル制覇
結果、優勝は意外にも初めての坂本花織、2位ヘンドリクス、僅か0.2点の僅差で3位吉田陽菜。住吉りをんは6位だった。
このあとは男子フリー
フィギュアスケート・グランプリファイナル2023&ジュニアグランプリファイナル203、ジュニア男子フリー(ジャッジスコア)。
フランソワ・ピトー(フランス) SP:64.87(6) FS:132.44(5) Total:197.31(5)
「Cry Me a River」♪ 未見。あとで。
ダニエル・マルティノフ(アメリカ) SP:66.23(5) FS:117.24(6) Total:183.47(6)
「Iron」♪ 未見。あとで。
中田璃士 SP:67.71(4) FS:160.06(1) Total:227.77(1)
ジェームズ・ボンド・メドレー♪ 黒にシルバーのライン。冒頭の4トウをきれいに下りて振付の一部(?!)のガッツポーズ。3アクセル+3トウ、単独3アクセルとどれも滑らか。後半も集中力を切らさず、シットスピンもしっかり低い姿勢で、伸び伸びとキレのいいコレオでクリムキンイーグル。
得点に大喜び
アダム・ハガラ(スロバキア) SP:71.43(3) FS:141.83(3) Total:213.26(3)
「Dream On」エアロスミス♪ ブルーのまだら模様。3アクセル+3トウを決め、単独3アクセルはステップアウト。後半3フリップ+2アクセル+2アクセルで盛り上がる。終盤のコレオは大きなイーグルで。
イム・ジュホン(韓国) SP:73.72(2) FS:136.27(4) Total:209.99(4)
「ゲーム・オブ・スローンズ」♪ 黒。3アクセルが2本続けてステップアウトになってしまった。3ルッツ+2アクセル+2アクセルからフライングスピンの流れは良い。3フリップに3トウ、3ルッツに2トウをつけてリカバリー頑張り、最後の3サルコウをきれいに下りて好印象で終盤に。シットスピンをジャンプで出て側転から、走って跳ねてのリズミカルなコレオで終わる。
キス&クライではミーシャ・ジーさんが隣に。
キム・ヒョンギョム(韓国) SP:77.01(1) FS:146.60(2) Total:223.61(2)
「Requiem for a Dream」♪ 青と茶。4トウ、ほぼ下りたかと思ったが着氷でずるっと滑った転倒。しかし3アクセルを決め、3ルッツ+3トウはセカンドジャンプの回転が速い。後半もしっかりジャンプを決め、スライディングなど体を大きく使うコレオ。
ショートプログラムの貯金で逃げ切ったかと思ったが、、、逆転を許した。
結果、SP4位から逆転で中田璃士が優勝 2位キム・ヒョンギョム、3位ハガラ。ハガラはスロバキア男子として初めてのジュニアグランプリファイナル表彰台(たぶん)。
この後はアイスダンス・フリーダンス
フィギュアスケート・グランプリファイナル2023&ジュニアグランプリファイナル203のテレビ放送、今夜も地上波である さらに、、、
競技時間と放送時間から考えると、女子フリーと男子フリーがそのまま生中継になると思われる
最近、フィギュアスケートの地上波放送、特にLiveは少なくなってるから貴重。楽しみ
買ってしまった
昨日、仕事帰りに電車の中でグランプリファイナル2023のライブ配信を見ようと思ったら、イヤホン持ってくるのを忘れていて
でも、ちょうど帰りの電車で女子ショートプログラムが見られる時間帯。口惜しいけど、1000円ちょっとだし、と思ってセブンイレブンで買った。コンビニで買えるのはたいてい白か黒だけど、ピンクがあったのでチョイス。
とりあえず、坂本香織の今季ベストが見られたから良し
(こんな感じで、あまり使わないイヤホンが増えていくのだった・・・)