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フィギュアスケート選手権代表2024

2023年12月26日 17時00分32秒 | フィギュアスケート

 第92回全日本フィギュアスケート選手権(2023)、が終わり、世界選手権四大陸選手権世界ジュニア選手権の代表が発表された。
 事前に公表された選考対象選手リストと比較してみる。カッコ内は全日本順位。

<世界選手権>
【男子】

全日本結果 ①宇野昌磨(1) ②A 鍵山優真(2) 山本草太(3)
代表 宇野昌磨 鍵山優真 三浦佳生(4) (補欠)山本草太 佐藤駿(5) 友野一希(6)
 優勝で即決定の宇野昌磨、2枠め②で3項目にリストされている鍵山優真は即決と思われる。3枠目はグランプリファイナル出場、シーズンベスト上位があり、シーズンワールドランキングが高いことから、三浦佳生が選ばれたようだ。
【女子】

全日本結果 ①坂本花織(1) ②A 千葉百音(2)
代表 坂本香織 千葉百音 吉田陽菜(7) (補欠)三原舞依(5) 渡辺倫果(6) 住吉りをん(10)
 優勝の坂本花織は即決定。千葉百音は2枠目リストに名前はないが、③Bワールドスタンディングと③Cシーズンワールドランキングで5番手、四大陸選手権銅メダルの実績もあり、今大会はSP・FSと安定した演技を見せたのが決めてだったようだ。
 3枠目が5位三原舞依でなく7位吉田陽菜になったのは、グランプリファイナル銅メダルが大きいと思う。3アクセルを成功させたときの爆発力にも期待しているだろう。
 (3位島田麻央はジュニアにしか出られない年齢なので対象外)
【ペア】

全日本結果 ①長岡柚奈/森口澄士(1)
代表 三浦璃来/木原龍一 長岡柚奈/森口澄士(ミニマム獲得が条件)
 三浦/木原は「過去に3位以内の実績」があり、怪我から回復すればよしということで。長岡/森口組のミニマムテクニカルスコア獲得は、今大会のような演技ができれば十分可能と思われる。日本からペアが複数組出場できたら、、、夢のよう
【アイスダンス】

全日本結果 A 小松原美里/小松原尊(1) 田中梓沙/西山真瑚(2) 吉田唄菜/森田真沙也(3)
代表 保留
 リストと順位だけを見れば、小松原組を選出するのが順当のようだが、異例の保留となった。竹内洋輔強化部長の説明によると「各選手の競技力が拮抗しているなか、リズムダンス、フリーダンス、最終結果でトップだった組がそれぞれ異なる結果になった」「1月24日理事会で新たな選考方法について提案・審議を行う」とのこと。
 男女シングルでは選考基準の一つとなっているシーズンワールドランキングで、ランキングがあるのはCSゴールデンスピン5位の吉田/森田組のみ。
 新たな選考方法は、四大陸選手権の成績になるのだろうか これは選手たちもファンも、みんなが納得できる形で文句はないと思う。

<四大陸選手権>
【男子】

全日本結果 A 宇野昌磨(1) 鍵山優真(2) 山本草太(3) 三浦佳生(4) 佐藤駿(5)
       友野一希(6) 壷井達也(7) 吉岡希(8) 三宅星南(9) 本田ルーカス剛史(10)
代表 鍵山優真 山本草太 佐藤駿 (補欠)友野一希 壷井達也 吉岡希
 宇野昌磨は辞退したとのこと。友野一希がこちらも補欠になったことを残念がる声が多いが、鍵山優真はワールドスタンディングを上げるためにも必要という説明があった。
 こうしてみると、大会前の時点で選考対象リストに挙がっていない選手は、高得点で表彰台に乗るくらいでないと候補にもならないということがわかる。
【女子】

全日本結果 A 坂本花織(1) 千葉百音(2) 三原舞依(5) 渡辺倫果(6) 吉田陽菜(7)
       山下真瑚(8) 青木祐奈(9) 住吉りをん(10)
代表 千葉百音 三原舞依 渡辺倫果 (補欠)吉田陽菜 青木祐奈 住吉りをん
 坂本花織は辞退して、千葉百音は鍵山優真同様、ワールドスタンディングを上げるべく選考された模様。5位の三原舞依はこちらに選ばれ、シーズンベストなど複数項目で該当する渡辺倫果が入った。
 (3位島田麻央、4位上薗恋奈はジュニアにしか出られない年齢なので対象外)
【ペア】
全日本結果 ①長岡柚奈/森口澄士(1)
代表 三浦璃来/木原龍一
 長岡/森口組は、四大陸までにミニマムテクニカルスコア獲得が間に合わないため選考されず。(ゴールデンスピンにエントリーしておけばよかったのに~)
【アイスダンス】
全日本結果 A 小松原美里/小松原尊(1) 田中梓沙/西山真瑚(2) 吉田唄菜/森田真沙也(3)
代表 小松原美里/小松原尊 田中梓沙/西山真瑚 吉田唄菜/森田真沙也
 エントリーできる最大枠を使って3組を派遣。3組出すのは初めてかもしれない

<世界ジュニア選手権>
【男子】

全日本結果 ②C 中村俊介(14) 中田璃士(17) 垣内珀琉(18)
代表 中村俊介 中田璃士 垣内珀琉 (補欠)蛯原大弥(19) 田内誠吾(21)
 中村俊介は全日本ジュニア優勝で内定していた。中田璃士はその他の項目すべてに合致、垣内珀琉も安定感を見せて納得の選出。周藤集がショートプログラム後に怪我のため棄権したのは残念だった。
【女子】

全日本結果 ②C 島田麻央(3) 上薗恋奈(4) 横井きな結(14)
代表 島田麻央 上薗恋奈 櫛田育良(25) (補欠)高木謡(23) 柴山歩(15)
 島田麻央は全日本ジュニア優勝で内定。上薗恋奈もその他の項目で文句なし。3枠目に今回フリーに進めなかった櫛田育良が選ばれたのはやや意外だったが、全日本ジュニア2位が評価されたとのこと。私はかつての宮原知子や白岩優奈の例があるので、吉田陽菜の出戻りもあり得るかな?と思っていたが、掛け持ちは無しになったようだ。
 補欠の一番手には平均点が高い高木謡が入った。横井きな結は今季国際大会派遣がまだなく、他の選手を差し置いてとはならず。
【ペア】
全日本ジュニア結果 清水咲衣/本田ルーカス剛史(1)
代表 清水咲衣/本田ルーカス剛史(ミニマム獲得が条件)
 それぞれ今大会のシングルでいい演技と成績を残したので、気分よくペアの練習に集中できるのではないだろうか。本田選手がすでに21歳なので、ジュニアに出られるチャンスは今季のみ。バヴァリアンオープンでミニマム、絶対取って
【アイスダンス】
全日本ジュニア結果 岸本彩良/田村篤彦(1) 山下珂歩/永田裕人(2)
代表 岸本彩良/田村篤彦 (補欠)山下珂歩/永田裕人(ミニマム獲得が条件)
 ジュニアグランプリシリーズで銅メダルを獲得した岸本/田村に期待がかかる。山下/永田は年齢によって来季はシニアに上がるので、バヴァリアンオープンでミニマム獲得と実績を積んでほしい。

 ほかに、ユースオリンピックの代表が既に発表されていて、男子は中田璃士・垣内珀琉、女子は島田麻央・高木謡。ユース五輪の年齢制限はかなり狭いので、全日本ジュニア優勝の中村俊介は出られないのだった。前回大会はアイスダンスも出場したが、今回は枠が取れなかったのと出場できる年齢の選手がいない。

 年が明けたら、インカレ、インターハイ、国体、全中といった国内大会もある。みんなそれぞれ、元気で怪我なく実力が発揮できますように

コメント
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